こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。受験の選択は世界史、今は地歴全部を勉強しています
日本史・世界史の両方を選択する人はどんな人?!勉強の戦略ってある?!
本記事では日本史・世界史両方を選択しようか考えてる人・選択している人に向けてまとめていきます!
- 前半:日本史・世界史の二刀流に向いてるタイプ
- 後半:日本史・世界史の通史の勉強方法
の構成ですすめていきますねーー!
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日本史・世界史両方選択する人はどんなタイプ?
日本史・世界史の二刀流でやる人なんかいるの?!wwwwって思ってる人はここからじっくり読んでください😂
「こんな人が二刀流でいくんだあ」と理解できるはずですよー
▼以下の「社会科目の選択基準」についての記事内容がベースになっています。合わせて参考にしてみてくださいね〜
関連:社会科目の選択は世界史?日本史?地理?どれがいい?【地歴の選択は受験を左右します(まじ)】
タイプ①:暗記が本気の本気で得意な人
最初はこれ!社会科目は「暗記ではない!理解だ!!流れだ!」の主張はもちろん正しいです
が、、他の科目と比べてみても、日本史・世界史は暗記すべき用語が多い科目の代表格です
これは現実ですね
山川の『用語集』に掲載されてる用語の数をみてみます ↓ ↓
世界史:5400個
日本史:10700個
地理:3700個
政経:3100個
倫理:3000個
意外かもしれませんが、日本史の方が世界史の倍もの用語を頭に詰め込みます笑
ここでもし両方勉強するなら、政経の約5倍の量の用語を覚えていく必要があります(例えが微妙にわかりづらくてすみません笑笑)
とにかく
- 「物覚えが良い!」
- 「気合いと時間があれば覚られる自信がある!」
という人にとって、世界史・日本史の二刀流の門戸はひらけているでしょう
クラスに1人は暗記お化けがいますよねwwwそんな人におすすめしてあげてください😂
▼「日本史?世界史?どっちでいこうか?」と悩んでる人も、最初のタイミングでどちらも触れてみてもいいですね!「どっちが自分に合ってるか?」を考えつつ、取り組んでみてください
関連:日本史?世界史?どちらかの究極の選択!歴史選択の基準と向いてるタイプを解説【結論:好き=最強です】
反対に、
- 「暗記だけはどうしても無理!アレルギー!」
- 「覚えても覚えても忘れるのが早すぎるw」
という人は、系統・データや経済分野で理解が問われる地理の選択がおすすめ!理系の受験生が地理選択が多いのも、こうした理由も絡んでるようですね
コスパ至上主義みたいな考えはあんまり好きじゃないですけど日本史・世界史の両方選択のコスパはやっぱり悪いです(いや、自明の理ですかね😂)
「労力のわりにリターンが見合わない・・」と感じる人も少なくないので、事実、両方選択する人はごく稀のようです・・・
ぶっちゃけ、コスパの点で考えると、地理はとても優れてる科目かなあ!とさえ思っています
タイプ②:文系国公立大学を目指す人!(特に東大)
結論を言うと、大学受験で日本史・世界史を選択する人は【日本史と世界史】で東大受験する学生くらいです
社会の科目選択は、国公立・私立の大学で戦略も分かれますが、日本史・世界史両方を選択する可能性は、国立大学の受験のみ存在します
*上に書いた暗記が得意なタイプなら誰でも双方の選択してもOKですが、コスパの悪さに断念するのが普通です
そんな暇あったら他の科目しようよ!!って話になります笑
一応、国立の社会科目の条件について確認します
基本的に国立大学を目指す場合、センター試験では日本史B、世界史B、地理B、倫政から2科目を選択します
そして受験予定の大学の二次試験で使う科目をセンター(一次試験)でも使うのが無難な戦略です
京都大学、筑波大学の二次試験では日本史B、世界史B、地理B(地歴)から1科目から選ばなければなりません
さらに、東京大学になると二次試験では日本史B、世界史B、地理B(地歴)から2科目を選ばなければなりません
東大では社会2科目を地歴から選ばねばならず、 日本史と世界史で受験する!という受験生も少なくないようです
が!しかし!上にも書いたことに通じますが、科目相性と勉強時間対効果を考慮すると日本史と世界史は明らか負担が大きいし得点競争のコスパも微妙・・・。世界史と地理が人気な組み合わせであることも納得ですよね😂
補足:文系私立大学では日本史か世界史の選択がおすすめ
基本的に難関大(MARCH以上)を目指したいのであれば、日本史Bか世界史Bの選択をおすすめします(*両方じゃあないですからね笑)
細かいですが、政経では慶應大学は受験できず、地理選択では慶應大学は商学部、早稲田大学は教育学部くらいしか受けることができず受験校の母数が減ってしまうからですね
英国の成績が上がってきて「っしゃ!!!もっと上のレベルを目指したいぜー!」と思っても受験で使えなければ残念すぎます
あらかじめ受験科目の条件をリサーチして「行きたい!」と思える大学で使えるのかどうか確認をしましょう
③:歴史が好き!大学で歴史学を勉強したい人
最後は、大学受験で使えるとかコスパとか関係なく、
- 「歴史が好き!日本史も世界史も!!」
- 「大学では歴史学を専攻して深く勉強したいなああ!!」
というですね😌
歴史学(東洋史・西洋史・日本史)をやるなら、日本史と世界史どちらも学んでおいて損はありません
何故なら、本格的に勉強していく中で、専門の対象(東洋史・西洋史・日本史)と、それ以外の地域・時代とを比べて話せるようになるからですね
例えば、世界史の古代ローマを研究する場合、日本の古代の様子と比較できれば、単純にローマを研究するだけよりも、深い考察が得られるきっかけにもなります。
こんな感じに、歴史学の醍醐味が無限に広がるので、大学で歴史学を専攻したいなあと考えてる人にとっては二刀流はおすすめです(*もちろん歴史が好きなのは前提になりますが😂)
関連:【適宜更新】「歴史学」を全力で研究できる日本の有力な大学院の研究科はここ!
日本史・世界史の「通史」の進め方とやり直し方
以下の通りに「通史」の書籍を進めてみてください😌
- 1週目:暗記しようとせず、授業を聞くつもりで丁寧に読み進める
- 2週目:よくわからない箇所を重点的に!資料集・用語集をフル活用!
- 3週目以降:因果関係をパーフェクトに!自分で語れるレベルまでに!そして無限に繰り返し用語の暗記へ!
1周でまるごと覚えるのはま・じ・で・無理ゲーです。2周・3周・・・と、
「覚えて忘れてまた思い出す」を繰り返し連続で行い「これって大切なんや」と、脳に刺激を与えると効率よく覚えられるようになります
「一度に覚えようとせず、地味〜にこつこつと長い期間に渡って勉強・復習を繰り返す王道かつオーソドックスな勉強が最強!です。理解→忘却→想起→暗記のサイクルを、地味にコツコツ淡々と繰り返しましょう
もちろん、日本史のコツを掴めば世界史も伸びるし、その逆も然りです
扱う書籍はそれぞれ名称は異なりますが、勉強の組み立て方や理解から定着までの流れはほとんど変わりありません
ぜひ参考にしてもらい歴史科目(日本史・世界史)を受験の武器にしていきましょうーーー!
日本史の勉強の進め方とおすすめ書籍(通史)
日本史の通史は「木の幹」「心臓」と例えられるほど大事な核。通史があり、そこから文化史・テーマ史・史料問題へと派生していきます
「通史」を通して日本史の「流れ」を知っておくのは受験の基本でありながら、応用にも繋がる土台になります
0からを想定してそのSTEPを紹介していきますね
『教科書よりやさしい日本史』
教科書をかな〜り簡潔にわかりやすく説明してくれる参考書です
初学者は教科書はNGと言いましたが、教科書の難解な点を対話形式と口語形式で補うようにさくさく読める本です
暗記というより、日本史の科目の全体のストーリーの流れを理解するホントしては群を抜けて素晴らしい・・
「日本史おもしろい!」と感じられれば、雪だるま式に知識が付いてきます
「覚えられてきたかな?ちょっと確認しようか!」となるので単元ごとでノート版でチェックしましょう
また参考書や漫画よりも「音声」が入ることで理解しやすい人も多いですね〜
『金谷の日本史シリーズ(古代から現代)』
「なぜ」と「その後」がひとつの歴史の出来事に絡むのが歴史です
「これが流れってやつか〜!」と、ストーリーとして理解を深められます。マンガに慣れた後の取っ掛かりとして最強の1冊ですね
(古代から現代まであり、極めると大学受験の偏差値55〜60のレベルにまで到達できます)
日本史において知識を「納得して覚える」とは、日本史の因果関係、つまり「なぜ」と「流れ」を理解するということです。
細かい知識は後回しにして、まずは日本史の「なぜ」と「流れ」をつかむ。
そうすると、日本史の大きな流れを納得して覚えることができ、その周辺にある細かい知識(人物名など)は自然と頭の中に入っていきます。
この「なぜ」と「流れ」に焦点を絞り、今後の日本史学習の土台を固めることを目標とした講義本です
『金谷の日本史』は日本史の基礎の概要(偏差値〜60弱)がまとまった本ですが、さらなる高みを『実況中継』で目指します
『日本史B 講義の実況中継①(原始〜古代)』
『日本史B 講義の実況中継②(中世〜近世)』
『日本史B 講義の実況中継③(近世〜近代)』
『日本史B 講義の実況中継④(近現代)』
1〜4巻まであり日本史参考書で最もボリューミーですよ〜〜。受験範囲をもろともカバーしてるので、早慶・東大を目指すなら必須の本でしょう
後述しますが、この『実況中継』の該当範囲を『一問一答(東進)』でいつでもパーフェクトに答えられる状態を目指すと確実に点数に直結します
も・ち・ろ・ん『忘れたら思い出す』勉強を入試本番まで繰り返すことになるので、根気強くバイブルとして肌身離さず持ち歩くことです
『書き込み教科書 詳説日本史』
- 『教科書』をもとに、大学の入試問題が作成される!
- 『教科書』の記述が、論述問題の回答として最適!
上記、2つの理由がありますが、『”書き込み式”の教科書』がおすすめです
通常の教科書と内容は全く同じですが、【重要用語】が空欄になって自分で教科書を作る、そんなイメージ!
『ナビゲーター』を読みながら、空欄を赤ペンで埋めること!
で、赤シートを使って何度も何度も教科書の記述をインプットしましょう
『日本史一問一答』(東進)
初心者を脱すると何ができるか、それは『一問一答』で鍛えられます。(僕にとって、知識整理に重きを置く一問一答はインプットの位置付けです)
ただ・・初学者はいきなり『一問一答』に手をつけることをおすすめしません
- 流れ(出来事が起こったのはなぜ・その後どうなったか)がつかめてない・・
- 用語の丸暗記作業に偏りすぎてしまう・・
この2つの理由からです
偏差値50オーバーは、一通りの『通史』が頭に入ってることを意味します
もっと「知識武装」すべき単元を示してくれるのが、一問一答の役割です
- 1周目:何も見ず単元ごとに解き、間違えた箇所にサイン!
- 2周目:間違えたサインのみの問題を解く!
- ➡︎2周目の時に、間違えた箇所を『実況中継』で再確認
- 3周目以降:間違えたサインを全て消せるように無限に繰り返す!
ミスがなくなり、長期記憶となれば『一問一答』は完成です
▼一問一答の進め方について、以下の記事に詳しく書いたので適宜参照してください
関連:日本史のおすすめ『一問一答』とその使い方と勉強法について詳しく解説する!【慶應生推奨】
『日本史用語集』
山川の『日本史用語集』をもちいれば、受験日本史の境地にまで達することができます
- 無理に暗記しようとしない
- よくわからない「言葉」「単語」をその都度調べる
この2点を意識して『用語集』をボロボロに使い倒すつもりでいましょう
『詳説日本史図録(資料集)』
実際の入試でも、ビジュアル問題がた〜くさんでます
いくつかある資料集の中でも図説のレイアウトが最も見やすいです
文字情報だけでなく、イメージで記憶を強固にするのが1番の目的です
『詳説日本史研究』
これぞ最後の極み.....!
東大京大一橋などの難関国立から早慶などの難関私立大学に通用するこまか〜な知識の習得をめざします
真に日本史のインプットを極める者は、この超分厚い『詳説日本史』をローラー作戦で覚えていくという...
でもそれは常人にはおすすめできず、正しい使い方は
- 用語集と同様に「わからないところ」だけを調べる
- 論述対策の時に、具体的な記述を調べる
ですね。基本的には辞書のように使うこと。丸覚えは不可能なので調べたらメモをとるなど、効率よく使いましょう
▼受験『日本史』の史料問題・論述対策を含めた全般の勉強法については下記を参考にして下さい😌
関連:大学受験『日本史』の独学勉強方法とおすすめの参考書決定版【偏差値30から東大早慶レベルへ】
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世界史の勉強の進め方とおすすめ書籍(通史)
次は世界史いきますよーーー!
ひろ〜く満遍なく勉強する世界史
同じく世界史の通史は「木の幹」「心臓」と例えられるほど大事な核
通史が前提にあってテーマ史・文化史・各国史へと派生していきますね
では早速、以下より「わかりやすく」「内容のカバー率」を考慮したおすすめの世界史通史本+進め方を紹介していきます
『世界一おもしろい 世界史の授業』
「予備知識不要」が優れている点です。世界史の教科書には当然のように【出来事】が連続して書かれてますよね
しかし【出来事】が起こったのは「なぜか?」「そのあとはどうなるか?」の因果関係をはっきり理解しなければ世界史は伸び悩んでしまいます
「どうして起こったのか」と「その結果どうなったのか」について詳述してある初心者に向いてる通史の本です
「なぜ」と「その後」がひとつの歴史の出来事に絡んで、「これが流れというものか!」とハッと理解できるようになります
『パノラマ世界史 古代〜近代』
『パノラマ世界史 近現代』
『パノラマ世界史』は上下巻があり、センター試験に標準を合わせ、古代から現代までの通史をフルカバーしてます
- オールカラーの地図・年表でヴィジュアルに強い!
- シンプルに明瞭な語り口調の解説がわかりやすい!
が特徴です
センター試験で満点とるならバイブル的な存在でしょう(僕も徹底的にボコボコに紙もヨレヨレになる程使い込みました)
ナビゲーター世界史B(1)
- 先史から中世ヨーロッパ史
- オリエント・ギリシャ・ローマ世界
ナビゲーター世界史B(2)
- アジア史(古代から18世紀まで)
- イスラーム史、オスマン史、中国史
ナビゲーター世界史B(3)
- 近世の始まり(大航海時代〜)
- 西洋の近代化
ナビゲーター世界史B(4)
- 帝国主義(植民地時代)から現代史
- 世界大戦とグローバリズム
1〜4巻まであり世界史参考書で最もボリューミー。ナビゲーターシリーズは最難関大学までの通史をカバーしてる最強の通史本です
出版社は世界史の教科書で有名な『山川出版社』
抽象的かつコンパクトにまとまった教科書の記述と比べて、このナビゲーターは、具体的な情報がたくさんつまってます
0からの初学者が始めても問題ありません
「なぜ?」と「その後」の繋がりを意識して読み進めていきましょう
『書き込み教科書 詳説世界史』
- 『教科書』をもとに、大学の入試問題が作成される!
- 『教科書』の記述が、論述問題の回答として最適!
分かりやすい参考書だけでなくどうして『教科書』に触れないといけないのはこの2つの理由からです
『”書き込み式”の教科書』がおすすめです
通常の山川の教科書と全く同じ内容ですが【重要用語】が空欄になって自分で教科書を作るイメージです
『ナビゲーター』を読みながら、空欄を赤ペンで埋めること!赤シートを使って何度も何度も教科書の記述をインプットしましょう
受験範囲をもろともカバーしてるので、早慶・東大を目指すなら必須の本です
『世界史トータルナビ』
「世界史のあらゆる形式の問題に対応できる総合力を、可能な限り効率的に身に付けられる参考書が欲しい」
という生徒からの要望に応えた一冊
(いやなんという要望www)
▼本書の特長
【 1 】通史全範囲の理解と過去問による問題演習が同時にできる
【 2 】徹底した入試分析にもとづく厳選の良問800題を掲載
【 3 】正誤問題・文化史・地図問題など、あらゆる出題形式に対応
【 4 】フルカラーの図解・地図・写真が満載で見やすい
【 5 】すべてが一冊にまとまっている引用:Amazon
全部で400ページもの通史参考書
【5】の「すべてが一冊にまとまっている」は強烈すぎる文言ですよねw
村山先生の超大作をぜひ使ってみてください
『世界史用語集』
山川の『世界史用語集』は安定の評判
- 無理に暗記しようとしない
- よくわからない「言葉」「単語」調べ専用
この2点を意識して下さいね〜
『詳説世界史研究』
超分厚い辞書級の通史の解説書で、用語集の上位互換的存在です
覚えられるなら大学受験どころか歴史学者の素養の領域にまで達することができます笑
(持ってるだけで他の受験生に威圧攻撃ができるのでおすすめですよー)