受験『日本史』、レベル別の全ての参考書ルートと勉強方法の総まとめ!
これで正しく勉強すれば偏差値70を突破できる、渾身のコンテンツです
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- 序章①:まず『日本史』に向いている人とは?
- 序章②:次に日本史の『バイブル』をそろえる
- 初心者:0から偏差値45まで(センター試験5割レベル)
- 中級者:偏差値45〜60まで (MARCHレベル)
- 上級者:偏差値60〜80まで(東大・早慶レベル)
- 『”考える”日本史論述』
- 神:偏差値80以上(マーク模試上位30人レベル)
- 番外編:動画と組み合わせた「最強の効率化」
本記事では、初心者・中級者・上級者・神にわけた参考書を紹介します
現在のレベルから着実に段階を踏むことが最短ルート!ぜひ参考にしてみてください〜
- 初心者=初学者から『日本史』偏差値45まで
- 中級者=『日本史』偏差値45〜60まで (MARCHレベル)
- 上級者=『日本史』偏差値60〜80まで(東大・早慶レベル)
- 神=『日本史』偏差値80(マーク模試上位30人レベル)
序章①:まず『日本史』に向いている人とは?
『日本史』を選択する前に、じぶんとの相性をよく考えること!
闇雲に「カタカナが嫌いだから日本史にしよう」とか「なんとなく漢字は辛そうだから世界史にしよう」など自己判断するのではなく、全ての社会科目の教科書・参考書に目を通すこと!
- 「日本人なんだから日本のことっしょ!」
- 「漢字?そんなの書けば覚えられるわ!」
- 「日本のこと文化も政治も、いろんなこと知りたい!」
- 「なんだかんだ、世界史より暗記量少ないからね」
ズバリ、これに共感できるなら世界史よりも日本史向きです
事実、日本史(天下統一を目指す閉塞的なフィールド)と世界史(領土拡大を目指す開放的なフィールド)を比較すると、基本的に日本史は縦の歴史なので、整理がしやすいですね
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序章②:次に日本史の『バイブル』をそろえる
古代から現代までの『通史』は受験の絶対的な土台!
勉強開始から難関大受験まで通用する、お供としての『通史本』を用意します
『通史』の中で、実況中継シリーズは最もわかりやすいし日本史の全てを網羅してるので受験の必需品!
『日本史B 講義の実況中継①(原始〜古代)』
『日本史B 講義の実況中継②(中世〜近世)』
『日本史B 講義の実況中継③(近世〜近代)』
『日本史B 講義の実況中継④(近現代)』
1〜4巻まであり日本史参考書で最もボリューミー!
受験範囲をもろともカバーしてるので、早慶・東大を目指すなら必須の本!
- 1周目:暗記しようとせず、授業を聞くつもりで丁寧に読み進める
- 2周目:よくわからない箇所を重点的に!資料集・用語集をフル活用!
- 3周目以降:因果関係をパーフェクトに!無限に繰り返し用語の暗記へ!
後述しますが、この『実況中継』の該当範囲を『一問一答(東進)』でいつでもパーフェクトに答えられる状態を目指すと確実に点数に直結します
も・ち・ろ・ん『忘れたら思い出す』勉強を入試本番まで繰り返すことになるので、根気強くバイブルとして肌身離さず持ち歩くことです
『日本史用語集』
山川の『世界史用語集』で受験世界史の境地にまで達することが可能です!
- 無理に暗記しようとしない
- よくわからない「言葉」「単語」をその都度調べる
この2点を意識して『用語集』を使い倒す覚悟で、いつでも机の脇に置きましょう
『詳説日本史図録(資料集)』
実際の入試でも、ビジュアル問題がた〜くさんでます
いくつかある資料集の中でも、図説のレイアウトが最も見やすいですね
文字情報だけでなく、イメージで記憶を強固にするのが1番の目的です
コレも、勉強する時には常に机に置いておきましょう!
初心者:0から偏差値45まで(センター試験5割レベル)
「さあ日本史の勉強始めよう!」って時、どの本から読むべきか迷ってしまいますよね
なぜなら・・・
- 簡潔にまとまりすぎてイメージが湧きづらい
- 国ごとの歴史がばらばら、地域ごとの歴史を整理しづらい
が主な理由です
図、写真、挿絵があって、詳しい解説が載っている参考書がベスト!
イメージが湧きやすい=覚えやすく、歴史(ストーリー)が整理がしやすいのです
そこで、1番最初に読んで欲しい参考書はこれ!
『教科書よりやさしい日本史』
教科書をかなり簡潔にわかりやすく説明してくれる参考書!
初学者は教科書はNGと言いましたが、教科書の難解な点を対話形式と口語形式で補うようにさくさく読める本です
暗記というより、日本史の科目の全体のストーリーの流れを理解するホントしては群を抜けて素晴らしいです
「日本史おもしろい!」と感じられれば、雪だるま式に知識が付いてきます!
で、「覚えられてきたかな?ちょっと確認しようか!」
となるので単元ごとでノート版でチェックしましょう
『教科書よりやさしい日本史ノート』
ポイントはほぼ同時進行で行うこと!
飛鳥時代を終えたら、飛鳥時代のノートを、奈良時代を終えたら、奈良時代のノートを、というように読了したらチェックを繰り返して流れと用語を瞬時に答えられるとこまでマスターしましょう
続いて「やさしい日本史ノート」を終えたら、より具体的な日本史に入るのですが、教科書へはまだ移らず、こちらをおすすめします!
『金谷の日本史シリーズ(古代から現代)』
「なぜ」と「その後」がひとつの歴史の出来事に絡んできてる!
ですので「これが流れというものか!」と、ストーリーとして理解を深められ、取っ掛かりとして最強の1冊です(古代から現代まで完結します)
日本史において知識を「納得して覚える」とは、日本史の因果関係、つまり「なぜ」と「流れ」を理解するということです。
細かい知識は後回しにして、まずは日本史の「なぜ」と「流れ」をつかむ。
そうすると、日本史の大きな流れを納得して覚えることができ、その周辺にある細かい知識(人物名など)は自然と頭の中に入っていきます。
この「なぜ」と「流れ」に焦点を絞り、今後の日本史学習の土台を固めることを目標とした講義本です
一方、机に座り続けるかた〜い勉強が嫌なら「漫画」がベスト!
『まんが日本の歴史全シリーズ』
「絵=イメージ」を頭に入れると理解が深まります
教科書や参考書の活字だけではどうしても理解に苦しみやすいですね
パラパラーッとストーリーをめくり、漫画の「ワンピース」を読む感じが理想で、机に座る苦しい勉強のイメージを払拭することで前向きにブーストがかかります
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中級者:偏差値45〜60まで (MARCHレベル)
を中心に繰り返し勉強を進めると、偏差値50に届きます
ようやく、ナビゲーターよりも抽象的な記述の多い『教科書』に取り組めます
『書き込み教科書 詳説世界史』
- 『教科書』をもとに、大学の入試問題が作成される!
- 『教科書』の記述が、論述問題の回答として最適!
上記、2つの理由がありますが、『”書き込み式”の教科書』がおすすめです
通常の教科書と内容は全く同じですが、【重要用語】が空欄になって自分で教科書を作る、そんなイメージ!
『ナビゲーター』を読みながら、空欄を赤ペンで埋めること!
で、赤シートを使って何度も何度も教科書の記述をインプットしましょう
『日本史一問一答』(東進)
初心者を脱すると何ができるか、それは『一問一答』で鍛えられます
初学者はいきなり『一問一答』に手をつけることをおすすめしません!
- 流れ(出来事が起こったのはなぜ・その後どうなったか)がつかめてない・・
- 用語の丸暗記作業に偏りすぎてしまう・・
この2つの理由からです
偏差値50オーバーは、一通りの『通史』が頭に入ってることを意味しまして、もっと「知識武装」すべき単元を示してくれるのが、一問一答の役割!
- 1周目:何も見ず単元ごとに解き、間違えた箇所にサイン!
- 2周目:間違えたサインのみの問題を解く!
- ➡︎2周目の時に、間違えた箇所を『実況中継』で再確認
- 3周目以降:間違えたサインを全て消せるように無限に繰り返す!
ミスがなくなり、長期記憶となレバ『一問一答』は完成です
『金谷の日本史(文化史)』
MARCHを突破するには『文化史』も必須です
文化史対策ならこの1冊と『資料集』を合わせながらでパーフェクトに仕上げられます
この一問一答のやり方については、上記の東進の一問一答と同じです
『はじめる日本史』
- 『金谷の日本史』がきちんとマスターできてるか
- インプットだけでなくアウトプットもやってるか
この2点をしっかりチェックできる基本完成の問題集です
Z会出版で『実力をつける日本史100題』の前にやっておきたい1冊で、いつでもすらすら完答できるようになれば、間違いなくセンター試験で80%超えることができます
『センター試験日本史 過去問10〜20年分』
『金谷の日本史』と『実況中継』でインプットを進め、
『一問一答』と『はじめる日本史』でアウトプットを進めてると、日本史の基礎の固まりを実感できるでしょう
夏休み(8月〜9月)あたりに10年分くらいをやっておきたいですね!
- 「今の実力でどのくらい得点できるか?」
- 「夏休み以降、どの範囲をどのくらい勉強すべきか?」
を把握することが最大の目的です(この時点で80%を超えてたら、うれしい悲鳴ですね、この調子で勉強しましょう)
私立大学受験するなら、本格的な実践問題の前の肩慣らしと、通史の整理に最適ですね〜
『HISTORIA世界史精選問題集』
▼本書のコンセプトと特長
【 1 】100題の単元は入試の過去問をベースにする
【 2 】該当する単元以外の問題は極力排除する
【 3 】適宜オリジナル問題を加え、その単元の用語カバー率を上げる引用:Amazon
過去問ベースで、より実践的な問題集なのがポイント!
単元ごとに分かれているので『弱点の発見と強化』に超理想的です
- 単元ごとに、何もみないで問題を解く
- 間違えた問題をいろんな参考書を駆使して調べ尽くす
- 翌日、間違えた問題をもう1度解いてみる
- 翌週、同じ単元の問題をもう1度解いて、完ぺきにする!
ここまできっちり世界史漬けでやると、偏差値60オーバーになります
上級者:偏差値60〜80まで(東大・早慶レベル)
いよいよ、最難関大学合格へ向けたカリキュラムに突入!
『通史』はほぼ習得したレベル!難関大特有の細かい内容までの習得がポイント!
偏差値60としましたが、目安としてセンター8割からの参考書たちです
『実力をつける日本史100題』
Z会オリジナルの超優良参考書!
世界史の総仕上げとも呼ばれる問題集。通史も一問一答もほぼイケる人のチャレンジが理想ですね
- 1題ごとに何も見ずに解いてみる
- 間違えた問題にサイン、解説を読み込む
- 同時に、解説と合わせて他の参考書も利用する!
- 翌日、間違えた問題を、 翌週、もう一度同じ1題を解く!
- 解説がめちゃくちゃ詳しい!
- 過去問に近いオリジナルの優良問題!
が特徴の『実力をつける100題』です
何度も何度も繰り返し解説を読み込むことが絶対必須の参考書です!
『世界史B標準問題精講』
こちらも早慶レベルを目指すなら1度は解いておきたい実践問題集!
使い方としては上の『実力をつける100題』と同じです
早慶合格ならば、5周以上は繰り返して完璧に答えられるようにしたいですね
『元祖 日本史の年代暗記法』
時代の流れは『通史』でインプット完了!けれど難関大学では『年号』も問われます
- 橘逸勢が謀犯を企てたとして流罪になった年は?
- 壇ノ浦の戦いは何年に勃発したか?
など、オーソドックスな年号問題は難関大学では必ず問われます
歴史の流れをより精密に把握する為に、ゴロで暗号を大量インプットしましょう
『書いてまとめる日本史』
いよいよ、国公立2次試験の論述試験対策!
「論述対策って何から、どこからやったらいいか分からない!」って人はまずはこれ!
国立2次試験では論述が出題されますが、「ほら書いてみ」と準備なしに振られても難しすぎます
まずは用語説明・理由説明などの短文回答の能力を磨くと本格的な論述対策の良い準備になります
この『書いてまとめる日本史』は解答解説がしっかりしてるので、知ってる知識のアウトプットとしても最適でして、私大受験の人でも一度はやっておきたい1冊ですね
『”考える”日本史論述』
国立の難関大(東大・京大・一橋)を受験する予定なら必ずやっておきたい論述対策の神対策本です!
「短文はいいけど、長い論述とはどうやって書くの?」という不安・疑問にきちんと対処でき、日本史における典型的な論述問題の演習の数をこなすことができます
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神:偏差値80以上(マーク模試上位30人レベル)
大学受験日本史の極みに到達した者よ、 残された試練はこれやあ!
『2018年度 全国大学入試問題正解 日本史』
全ての大学における『世界史入試問題』が集結する電話帳!
- 志望大学の問題を全て解いてみる
- 志望学部系の問題を全て解いてみる
- その都度、間違えを『用語集』『参考書』で確認、熟読!
各大学をみると、日本史の問題にはブームがあることに気づくはず
流行を当て、予想問題を作れるようになれば神!
ぜひ、チャレンジしてください。本番で的中したら僕に一報をくださいね!
番外編:動画と組み合わせた「最強の効率化」
参考書や漫画よりも「音声」が入ることで理解しやすい人も多い!
動画の授業を観ながら手元の参考書を活用する「二刀流」がおすすめ!
関連記事:『動画授業』と『参考書』の組み合わせが最速最強の勉強方法説!効率重視に勉強しようか!
スタディサプリ(日本史)
動画授業の鉄板といえば・・『スタディサプリ』!
月額980円で、「わかりやすく、おもしろい」授業が受け放題は革命的ですよね・・
『点の知識を線の知識に』がモットーの伊藤先生!
点とは用語・語句にしかすぎませんが、先生の華麗な説明とストーリー解説で、点と点が繋がって線となります
ストーリーで結びついた日本史は、よく理解できると同時に、忘れにくいものとなります。オーソドックスな教授法ですが、『点』に結びつく最強の授業を破格で受けられるので超おすすめですね〜

たま先生の日本史
独特の話口調で、観ていて飽きない授業!
基本の世界史からセンター試験80%を狙った授業です
サクサクテンポよくみれ、2倍速で2回みることで、
記憶も倍増、点も倍増?も夢ではありませんよ〜
以上、0から東大早慶レベルまでの【日本史勉強法】と【日本史の参考書】を紹介しました
これからの時代は、世界からみた日本と・日本からみた世界の視点が大切になります。未来を担う『地球市民』としての意識醸成と至高の教養を身につけましょう!
関連記事:新課程の『歴史総合』ってどんなの?教育改革で誕生する科目について紹介する!
大学受験『日本史』を極め大学合格を果たしてください、応援しています!
*適宜更新いたします。また『日本史』に関する質問も受け付けております。