歴史学を研究したい
そう思った僕は、歴史学の修士課程に進み、修士号をとりました(いや単純かよ)
今回は僕と同じように、大学院で歴史学の研究したい!って人に向けて「日本で有力の史学科たと」と「院試に向けてすべきこと」について紹介していきます
スポンサーリンク
東京大学大学院人文社会系研究科
日本を代表する研究機関の東京大学の「人文社会系研究科」にて、史学の研究が可能です
- 日本文化研究専攻→日本史
- アジア文化研究専攻→アジア史
- 欧米系文化研究専攻→西洋史
の各専攻から東洋史・西洋史および日本史を選択できます
日本最高学府の東京大学の本研究科の求める学生像は...
本研究科は、思想、歴史、言語、社会にかかわる諸問題について、独創的な観点から論理性を備えた議論を展開し、それぞれの関心に沿って、高度な言語能力を身につけ、実証性に裏打ちされた、堅実な研究を遂行することのできる学生を求める。引用:東京大学文学部・大学院人文社会系研究科
独創性・論理性・実証性が重要な求められる資質であると伺えるでしょう(さすがといったところです..
慶應義塾大学文学研究科
次に福沢諭吉の精神を受け継ぐ慶應義塾大学の文学研究科です。 慶大大学院の文学研究科には9つの史学専攻がありまして、その内の史学専攻で..
- 東洋史学
- 西洋史学
- 日本史学
- 民族学考古学
が存在します。学部生の時に書き上げた卒業論文の延長として大学院では研究することが多いので、文学部の史学専攻の人はそのまま上がる人も多いです
歴史的視野と文化的多義性を尊重する人文科学の研究は、混迷多様化する現代においてますます重要性を増しています。人間は過去と他者から学ぶことによって、未来に対して展望を持ち対策を考える存在です。
人間の知的営み、文化的交流、環境との関わりを多面的に研究し深く理解し、そのための方法論を確立してゆくことは、人間文化への大きな貢献であり、文学研究科はそのための最適な環境を提供することを目指しています。
文学研究科のトップのメッセージですが、「人間は過去と他者から学ぶことによって、未来に対して展望を持ち対策を考える存在です。」の言葉に激しく共感です...(かっこよ)
早稲田大学文学研究科
慶應のライバル早稲田大学の大学院ですが、本大学院の文学研究科には21のコースが存在します
- 日本史学コース
- 東洋史学コース
- 西洋史学コース
- 美術史学コース
- 中東・イスラーム研究コース
他大学の専攻と同じように、日本史、東洋・西洋それぞれが設置されてますが、2017年度に新しく中東・イスラーム研究コースが設置されました!
従来は東洋史の中に組み込まれてましたが、近年の政治動向や国際的なプレゼンスの高まりが同コースの設置背景だと推測します
研究とは、要は自分が関心を持っている事柄について、他者にわかるように説明することなのだと思います。
自分がその事柄に感じている面白さを、その説明を読んだり聞いたりした他者が、自分と同じように、それは興味深い事柄だと感じてくれれば、一層やりがいを感じることができます。
引用:研究科長挨拶
文学研究科長の言葉で、学問研究の意義について言及されてました。確かに研究は既知から未知への拡大でありつつも、それを実社会に還元してこそ意義のある研究だということですね!
スポンサーリンク
大学院入試までの準備
研究のできる舞台へは「院試」を突破しなければなりません
その準備段階として...
- 興味関心に近い教授をリサーチ
- 指導教授にアプローチ(メール等)
- 研究室訪問と相談
を繰り返して、自分の研究対象(時代と地域)に限りなくマッチする指導教授と巡り会いましょう
そして、具体的な「院試の対策」については僕の経験を全て以下の記事に残したので参照してください
関連:文系大学院入試」の対策でやるべきことのまとめ!勉強方法とおすすめ参考書を紹介!
学部では「知られてること」の勉強がメインだった一方で、大学院では「知られていないこと」に焦点を当て、史料から歴史像を浮かび上がせるための毎日が続きます
好きな人にとっては、大学院での歴史学の研究は本当に面白いです
そのために、知的好奇心と向学心に従順に学部での勉強に励むこと、そして締め切りに余裕を持たせて卒業論文を全力で完成させましょうw(自戒)