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世界史の「時代区分」を整理しよう!現代の次にくる価値観は・・・【大学受験解説】

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なが〜〜〜い地球の歴史の「世界史」をよく理解するために学者たちは「時代と時代を分けてカテゴリー分けしようぞ!!」

 

 

と、時代区分ができあがりました

 

 

世界史を勉強してるけど、「時代区分ってなんだあ?」「時代を区別するってどうゆうこと?!」のはてなを解決します 

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時代のカテゴリーわけがうまれたきっかけ

Colosseum, Italy 

先日以下のようなツイートをしました

 

 

このツイートにもあるように、時代区分はある時代のお偉い人が過去の栄光(古代ローマ・ギリシャの栄華)を語ったことを機にうまれました

 

 

お偉い人たちは、世界史のルネサンス(もう一度生まれ変わろう!!の意味)の時代の人間です

 

 

古代文明の栄華を取り戻すことができ、その間が地味〜〜〜でくら〜〜い期間だったことから、「中世」と呼ぶようになりました

 

世界史の区分ができた初期は、ギリシャ・ローマの時代を「古代」、暗黒の時代を「中世」そして彼らの生きるルネサンスの時代を「近代」とする3つの区分法が用いられました

 

 

今の世界史では、以下のような時代区分が用いられてます。 それぞれの時代区分の境をみていきながら、「時代の切り替わりで起きた出来事」についてみていきましょう!

 

  • 古代
  • 中世
  • 近世
  • 近代
  • 現代 

 

「古代」〜「中世」まで

 

古代をギリシャ・ローマの時代とするなら、必然的にその時代が終わった瞬間です

 

395年に巨大なローマ帝国は東西に分裂し、西ローマ帝国として母体をのこしてました

 

しかし、「ドドドドド!!!!!」っと東の方からゲルマン人たちが押し寄せて、 瞬く間にローマ帝国のエリアがダメージを負ってしまいました

 

すると続けてアジア系のフン人もたびたび押し寄せてはローマを略奪し、脅威そのもになりました

 

476年、西ローマ帝国はゲルマン人の傭兵隊長(ローマ帝国の雇われ軍人)のクーデタによってその時の皇帝ロムルスが追放され、西ローマ帝国は滅びましたとさ

 

関連:中世ヨーロッパの幕開け!「ゲルマン人の大移動」の流れを地図でしっかり整理すれば点を稼げるぞ 

 

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「中世」〜「近世」まで

 

476年の西ローマ帝国の滅亡から、 1453年の東ローマ帝国(ビザンツ)の滅亡までが「中世」とされます

 

中世ヨーロッパはカトリックの世界で、国王と諸侯、貴族と奴隷の封建社会になって存続します

 

そこで一方、母体のローマ帝国が分裂した後、東の方では独自でユニークな宗教・文化・社会のビザンツ帝国が繁栄しました

 

首都は今のトルコの首都イスタンブルで、当時はコンスタンティノープルと呼ばれてました

 

ビザンツ帝国といえばユスティニアヌス大帝ですね〜〜〜!!!!以下どうぞ!

 

関連:ユスティニアヌス大帝とテオドラのラブラブ関係の話【世界史の超大物夫婦】

 

ビザンツ帝国は宿敵のオスマン帝国に包囲され、滅亡してしまうのが1453年。これでローマ帝国は東西ともに滅亡してしまいました....

 

 

「近世」〜「近代」まで

 

その後のヨーロッパでは、ひどい黒死病(ペスト)が広がって、多くの人が苦しみ喘いでました...

 

そんな中、古代ローマ・ギリシャの平和と栄華への回帰を求める動きがあり、これをルネサンスといいます

 

このルネサンスにはじまる時代が「近世」です!

 

次いで「今のカトリック、おかしくなー?!お金で救われるとか違くない?!」としてプロテスタントがうまれた宗教革命や、

 

「胡椒や胡椒!金や金!!!」と叫ばれた大航海時代にはじめる大変革がおこりました

 

関連:『大航海時代』はすげーカッコイイけど「社会の現実」を教科書は教えてくれないって話

 

*教科書の表現をそのままそっくり覚えるよりも、自分の言葉で具体的に言い換えると理解度が深まりますよー!

 

 

「近代」から「現代」まで

 

「王様が一番!!!」の絶対主義の後にやってきた「みんな同じ人間!!同じく平等だろ??」の価値観とともに到来しました

 

 

フランス革命はこれを象徴する出来事であり、「近代」の幕開けとされてます。市民という価値観の誕生ですね!

 

 

権利の「自由」の獲得に走った市民たちは、経済活動の「自由」にも積極的になり、やがて資本主義の膨張をまねくことになります...(このことは別記事で!)

 

 

近代とは「自由」や「平等」を目指す時代で、権力者との闘争で多くの人々が犠牲になりました

 

「現代」の次は???

 

「現代」は第二次世界大戦の終戦(1945年)以降と世界史では定義づけられてます

 

こうして世界史の『時代区分』をみてみると、時代の価値観によって区分が決められてるのがわかりますね

 

中世=カトリック

近世=絶対主義

近代=市民主義

 

のように。ただ現行の世界史は、ヨーロッパからの輸入品で、日本人からみたオリジナルの世界史は存在しないんですね

 

一説には、近代の処遇として西洋と東洋のように分類して整理するという考えが根強うく残ってるようです

 

「近代からの卒業」の言葉があるように、男・女、健常・障害、カトリック・非カトリック、西洋・東洋のカテゴリー分けをせずとも、みんながみんな同じように活躍できる!ってのが次なる時代なのかなあ!って

 

「現代」の次にくるとしたら普遍主義的な価値観の到来とともに幕を開けるでしょう

 

そんな話でした

 

学習上の世界史の「時代区分」をまとめると、各時代の幕開けは以下のようになります

 

  • 古代:古代ローマ・ギリシャ文明
  • 中世:西ローマ帝国の滅亡
  • 近世:ビザンツ帝国の滅亡
  • 近代:フランス革命の勃発
  • 現代:第二次世界大戦の終戦 

 

各時代の到来タイミングをそのまま丸暗記するのではなく、「何が起こったから時代が変わったのか??」と「時代を変えた価値観はなんだったのか??」を自分の言葉でいえるようになると、理解度が高まりますよー!