世界史は『インプット』(暗記)と『アウトプット』(問題演習)が合わさってこそ記憶が定着し、成績アップ・偏差値向上に繋がります
以前に世界史の『アウトプット』に関して書きましたが、今回は『インプット』を中心に勉強法から参考書まで詳細を盛り込んでいきます
関連記事:世界史の『アウトプット』は超大事!難関大受験するならやっておきたい問題集たち!
世界史全体についての勉強法については以下の記事を参照してください!『インプット』と『アウトプット』を合わせた総集編になります
関連記事:大学受験『世界史』の独学勉強方法とおすすめの参考書決定版【偏差値30から東大早慶レベルへ】
スポンサーリンク
初心者:0から偏差値45まで(センター試験5割レベル)
「さあ世界史の勉強始めるかな!」ってなった時、実際どの本から読むべきか迷ってしまいます・・・
詳しくは、世界史初心者の学習方法について詳しく書いた以下の記事を参照してください
関連記事:世界史の初学者にオススメな勉強方法と参考書!【世界史初心者はコレ!】
実は・・・・
なぜなら・・・
- 簡潔にまとまりすぎてイメージが湧きづらい
- 国ごとの歴史がばらばら、地域ごとの歴史を整理しづらい
が主な理由です
図、写真、挿絵があって、詳しい解説が載っている参考書がベスト!
イメージが湧きやすい=覚えやすく、各地域の歴史(ストーリー)が整理がしやすいのです。そこで、1番最初に読んで欲しい参考書はこれ!
『世界一おもしろい 世界史の授業』
優れてる点は「予備知識不要」なところ!
教科書には当然のように、【出来事】が連続して書かれてますが・・・
【出来事】が起こったのは「なぜか?」、「そのあとはどうなるか?」などの因果関係をはっきり理解しない限り、理解が浅くなってしまうので世界史は伸び悩みます
「どうして起こったのか」と「その結果どうなったのか」について、詳しく書かれてるのがこの参考書!
例えば
ローマ帝国拡大➡︎大土地所有制の発展➡︎安い小麦の大量生産➡︎地元土着の地方農民没落
- ローマ帝国が属州を広げて領土が増えた
- 土地が増えたぶん、耕せる畑が増えた
- 大量の穀物をつくることができた
- 奴隷(人件費なし)に大量に作らせ、穀物の価格が下がった
- 地元の中小農民の稼ぎが悪くなった。オワタ
「歴史の流れ」です。「なぜ」と「その後」がひとつの歴史の出来事に絡んできてます
「これが流れというものか!」と、理解を深められ、取っ掛かりとして最強の1冊ですね
『教科書よりやさしい世界史』
教科書をかなり簡潔にわかりやすく説明してくれる参考書!
初学者は教科書はNGと言いましたが、教科書の難解な点を補うように、会話形式でさくさく読める本です
暗記というより、世界史の科目の全体のストーリーの流れを理解するホントしては群を抜けて素晴らしいです
「おもしろい!」と感じられれば、雪だるま式に今後の世界史の知識が付いてきます
『漫画版 世界の歴史』
一方、机に座り続けるかた〜い勉強が嫌なら、「漫画」がベスト!
「絵=イメージ」を頭に入れると理解が深まります
教科書や参考書の活字だけではどうしても理解に苦しみやすいですね
パラパラーッとストーリーをめくり、漫画の「ワンピース」を読む感じが理想!机に座る苦しい勉強のイメージを払拭することで、前向きにブーストがかかります
『イラストでわかる図説世界史』
「漫画」と「教科書」の中間に位置する参考書!
世界についての科目なので「世界地理」を知っていることが前提条件!
いろんな山脈から河川、大陸の地理がビジュアル化され、繁栄を見せた国々の歴史の説明が詳しく書かれてます
図鑑の簡易バージョンもしくは、漫画+教科書の合体バージョンなので初学者にとってはとっても優しい本になります
ここまで本を読むと『世界史はどんな科目なのか』がわかってくるので辛抱強く食らいつきましょう・・
動画と組み合わせた「最強の効率化」も超有効!
特に世界史初学者で独学の人は、参考書や漫画よりも「音声」が入ることで理解しやすい人も多いはず
動画の授業を観ながら手元の参考書を活用する「二刀流」がおすすめ!!
スタディサプリ(世界史) 
月額980円で、「わかりやすく、おもしろい」授業が受け放題はの動画授業『スタディサプリ』は革命的ですね〜
村山先生は、ややこしい範囲(パレスチナ問題など)を図でわかりすく説明してくれる、超オーソドックスなプロ講師です
特に、『通史』未経験って人は村山先生の動画授業と『ナビゲーター』を合わせてやると理解が飛躍するでしょう
14日間も無料体験を実施中。ただで勉強して、板書内容・勉強方法など美味しいところ取りしてもいいかもしれませんよ?!
玉先生の世界史
独特の話口調で、観ていて飽きない授業!
基本の世界史からセンター試験80%を狙った授業です
2倍速でテンポよく聴き2回繰り返せば、記憶の定着も倍(?!)
通史の参考書であやふやな箇所を補強していきましょう
神野の世界史劇場
河合塾の予備校講師の動画で、特徴は『脱暗記の世界史』
全てを図で解説し、流れを徹底した授業です
「イメージで覚えなさいよ〜。」と何回も先生はこの動画で説明します笑
イメージで覚えることが大事で、ストーリー感覚で楽しめるので苦になりません
古代から現代までの『通史』は受験の絶対的な『インプット』の土台で、初心者を脱した後にやっておきたい参考書を紹介します
スポンサーリンク
中級者:偏差値45〜60まで (MARCHレベル)
『通史』の中で、ナビゲーターシリーズは最もわかりやすいのでおすすめ!
ナビゲーター世界史B(1)
- 先史から中世ヨーロッパ史
- オリエント・ギリシャ・ローマ世界
ナビゲーター世界史B(2)
- アジア史(古代から18世紀まで)
- イスラーム史、オスマン史、中国史
ナビゲーター世界史B(3)
- 帝国主義(植民地時代)から現代史
- 世界大戦とグローバリズム
1〜4巻まであり世界史参考書で最もボリューミー!
受験範囲をもろともカバーしてるので、早慶・東大を目指すなら必須の本!
- 1週目:暗記しようとせず、授業を聞くつもりで丁寧に読み進める
- 2週目:よくわからない箇所を重点的に!資料集・用語集をフル活用!
- 3週目以降:因果関係をパーフェクトに!無限に繰り返し用語の暗記へ!
別冊の問題集をいつでもパーフェクトに埋められることが最終目標です
『忘れたら思い出す』勉強を入試本番まで繰り返すことになります
高校・予備校で『通史』の授業をとってる人で、
『世界史用語集』
山川の『世界史用語集』で受験世界史の境地にまで達することが可能です
- 暗記しようとしない
- よくわからない「言葉」「単語」を調べる
この2点を意識して、用語集を使い倒す覚悟で、いつでも机の脇に置きましょう
『最新世界史図説タペストリー(資料集)』
『地図』『建築物』『絵画』『人物』などビジュアルの学習も大事!
実際の入試でも、ビジュアル問題がた〜くさんでます
いくつかある資料集の中でも、図説のレイアウトが最も見やすいですね
文字情報だけでなく、イメージで記憶を強固するのが1番の目的です!
『書き込み教科書 詳説世界史』
分かりやすい参考書だけでなく、どうして『教科書』に触れないといけないのか?
- 『教科書』をもとに、大学の入試問題が作成される!
- 『教科書』の記述が、論述問題の回答として最適!
上記、2つの理由がありますが、『”書き込み式”の教科書』がおすすめです
通常の教科書と内容は全く同じですが、【重要用語】が空欄になって自分で教科書を作る、そんなイメージ!
『ナビゲーター』を読みながら、空欄を赤ペンで埋めること!
で、赤シートを使って何度も何度も教科書の記述をインプットしましょう
スポンサーリンク
上級者:偏差値60〜80まで(東大・早慶レベル)
『インプット』の材料としては、中級者(偏差値60)までのナビゲーターを筆頭としたもので受験世界史は必要十分です・・・
ただ・・難関大学の中でも難問・奇問が出題される学部を受験するのなら、この1冊は持っておきたい・・・
それは・・・
詳説世界史研究
世界史『インプット』系の参考書の中では群を抜いて、古今東西の歴史を全て網羅しています
例えるなら『ナビゲーター4冊』と『用語集』が合わさった鉄壁の1冊になります(なんと600ページ以上のボリューム)
国立大学志望で、論述のトレーニングが必要ならばこの1冊をフル活用して、教科書よりも具体的に出来事の流れを詳述できるようにしましょう
ここまできて『アウトプット』の参考書と並行して進められれば早慶の問題にも太刀打ちできるレベルにもなるので、どれだけ難しくてもメゲないチャレンジ精神で挑みましょう!
参考記事:早慶世界史の直前対策ですべきこと【難関大学世界史突破へ】
以上、0から東大早慶レベルまでの『インプット』方法を紹介しました!
未来を担う『地球市民』としての意識醸成と至高の教養を身につけるために、世界史を勉強して全く損はありません!
大学受験『世界史』を極め大学合格を果たせるよう応援しています!
*適宜更新いたします。また『世界史』に関する質問も受け付けております。