こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。主に大学受験の世界史指導をしてます。最近、世界史を学ぶ目的はぞれにあるなあ!と学んでます
「高卒認定試験を目指してます。世界史の勉強方法やおすすめの参考書を教えてください!」
との質問を頂きました。ありがたいことです!!!
早速本記事では「高卒認定の世界史」の勉強方法からおすすめの参考書までまとめていきます
*高卒認定とは「高等学校卒業程度認定試験」の略称です
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高卒認定の世界史試験の概要
高卒認定の世界史はAとB2種類の問題から選択して受験します
AとBどっちがいいの??
というわけですが、それぞれの要点は下記の通りです
- 世界史A:近現代以降が中心の世界史。暗記量はBよりも少なめ。→「高卒認定合格」が目的の人におすすめ!
- 世界史B:全時代地域の世界史。暗記量はAよりも多め・→「大学受験合格」が目的の人におすすめ!
暗記量も少なく「世界史」の科目で合格をもらえるので、世界史Aの選択者がやはり多いようです
確かに「高卒認定試験」で世界史を受験する人はAを選ぶとよさそうですね。というわけで、本記事では世界史Aに標準を合わせて解説していきます
▼大学受験を見据えた『世界史B』については、既に勉強方法をまとめてあるのでそちらをぜひ読んで頂けたらなと思います
関連:大学受験『世界史』の独学勉強方法とおすすめの参考書決定版【偏差値30から東大早慶レベルへ】
高卒認定世界史Aの合格点
一番気になる合格点ですが・・・どの科目も共通で「40点」を目安に設定されてます
100点中40点以上が合格だとすると、なかなか合格できない難しい試験ではないんですね
合格者(40点以上)の平均点は80%以上とも言われてます
大学受験のように定員を決めた「落とす試験」ではなく「合格してもらう」試験であるのが本質なのです!
高卒認定世界史Aの問題傾向
高卒認定の「世界史A」の難易度は決して難しくありません
計画立てて教科書の内容をきちんと勉強できれば、無事に合格点以上を取ることができます
「世界史A」の問題は
- 写真や資料を使った問題
- 先生と生徒の会話に絡めた問題
が中心です。僕自身で解いてみましたが、世界史Aのセンター試験の問題よりやや易しいのかな?という肌感覚でした
下記に問題例を抜粋してみました😌
*「オスマン帝国の最盛期のスルタンは誰?」という問題
出典:平成29年度高卒認定過去問
*エジプトのナセル大統領について正しいものを選ぶ問題
出典:平成29年度高卒認定過去問
この2種類の問題で7〜8割を占めるのでこういったタイプの対策を練る、というのが最善の策となりそうです
▼下記のサイトではより具体的な世界史の問題傾向についてまとまってます
参考:高卒認定試験、過去問から見る「世界史」の傾向と対策 – 通信制高校ガイド
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高卒認定「世界史A」を攻略する勉強法
いきなり「世界史Aの教科書やろう!!」と言っても、独学ではなかなか難しいものです。不要な情報が一切なく、情報が綺麗にまとまっているからです
ただ・・・イメージが湧きづらいのがネックなので、まずは誰が読んでもわかりやすい世界史の参考書を一読してみましょう
それがこちら!!!
高校とってもやさしい世界史
世界史の本当に大事なところを中心にとり上げた、書き込み式の問題集です。
"ワーク形式で楽しく作業"→"空欄書き込みで知識定着"という流れで、世界史をはじめて学ぶ人、地理感覚がまったくない人でも無理なく取りかかれます。
1:とってもやさしい テーマのポイント
⇒まずはテーマの概要をチェックしましょう! どの地域の話なのかも世界地図で確認できます。
2:作業をしてみよう!
⇒大判の白地図やイラストを使ったワーク形式です。手を動かして覚えましょう!
3:空欄を埋めてみよう!
⇒左ページを見ながら、空欄に書き込んでまとめてみましょう! 解説も、やさしい言葉で読みやすいものにしてあります。引用:Amazon
世界史の科目はまず「理解すること」から始まり「忘れること」に続き、そして「思い出すこと」で定着します
一度に丸暗記しようとせず、高校1年生でもわかりやすい内容構成なのでまずは「理解すること」から始めましょう!
世界一おもしろい 世界史の授業
「予備知識不要」でも読める世界史の入門書です。世界史Aでも、教科書にはあたりまのように出来事と出来事が連続して書かれてます
それが起こったのは「なぜか?」、「そのあとはどうなるか?」の因果関係がはっきり理解しない限り、単発の知識になって、なかなか覚えることができません。
その点、この参考書はとってもおすすめ!
世界史の初学者に向けて、ひとつひとつの出来事が「どうして起こったのか」と「その結果どうなるのか」について詳しく書かれてます
例えば(僕はこの流れの説明をよくします)
ローマ帝国拡大➡︎大土地所有制の発展➡︎安い小麦の大量生産➡︎地元土着の地方農民没落
の流れですね
これをわか〜〜りやすく噛み砕くと
- ローマ帝国が属州を広げて領土が増えた。
- 土地が増えたぶん、耕せる畑が増えた。
- 大量の穀物をつくることができた。
- 奴隷(人件費なし)に大量に作らせ、穀物の価格が下がった。
- 地元の中小農民の稼ぎが悪くなった。オワタ。
のようになります。僕がまとめた「歴史の流れ」です。このように「なぜ」と「その後」がひとつの歴史の出来事に絡みます
「知らなかったけど、これが流れというものか!」とわかるようになるのがこの1冊です
高卒認定ワークブック
本書は高卒認定試験対策に向けた定番の参考書シリーズの「世界史」です
「高卒認定」の受験者は、受験科目の冊数分を揃えつつ勉強するのが王道のようです
本書のやり方は・・
- まずは自力で問題を解く
- ミスしたところを教科書・テキストで確認+ミスに印をつける
- 翌日もミスしたところを解く
- 時間を置いて、印をつけた問題をもう一度そう復習する
上記の通りです。もう一度強調すると、なんどもなんども繰り返すことが世界史のコツです
ミスした問題が「できるようになった!」という感覚が掴めてきたら、実際の「過去問」で訓練しましょう
過去問+プレテストシリーズは以下にまとまってます
「過去問」のやり方は「高卒認定ワークブック」と同様です
ミスした箇所を丁寧に復習して印をつける。→印をつけた箇所をもう一度解く。
これを本番までやり続けましょう。きっと合格点に届くはずです
補足:独学のスタディサプリは定番です
独学で大検を突破するなら、動画授業の「スタディサプリ」は最強ツールだと思ってます
月額980円で「わかりやすく、おもしろい」プロ講師の授業が受け放題は革命的ですよね...
▼僕も世界史講師として総復習狙いでスタサプで勉強中です。そのレビューをまとめたので参考に読んでくださいね😌
関連:世界史講師がスタディサプリをやってみるからレビューする!【スタディサプリの始め方とコース選択を解説!】
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