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大学院生(文系)は1日をどんな風に過ごすのか?【研究+勉強+バイトがスタンダードです】

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こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です2018年度大学院の修士課程をクリアし、歴史学の修士号をいただきました!修士論文はえぐいラスボスでした(;_;)

 

確かに修士論文の完成は院生(修士課程)のゴール。でも「普段はどんな生活をしてるの??」」と質問を頂きました

 

本記事では実態が闇に包まれてる(?!)院生(特に文系)の1日を紹介します

 

「大学院に行ってみたいけどなあ!何してるのかさっぱり謎だからなー」という院進学検討中の人の参考になればなと思います

 

院生(文系)のおおまかな1日は下記のような構成です。割とスタンダードな院生(文系)のスケジュールの概要のつもりです

 

  1. 授業の予習+授業
  2. 研究+研究関連の勉強
  3. バイトと息抜き

 

授業+研究+その他の構成が「大学院生(文系)」の生活であり実態。具体的に1〜3を順番にみていきましょう

 

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1:授業の予習+授業 

 

文系修士も学部生と同様に授業があります。加え、授業の予習も生活の時間の多くを占めますね

 

僕の場合(史学専攻)、授業は海外の「論文」の輪読、あるいは「史料」の解読といった授業が多かったですね

 

*授業の例(オスマン帝国時代エジプトの綿織り物産業の変化についてinアラビア語)

  •  〇〇ページから〇〇ページまで、訳を中心にレジュメ作成(予習)
  • 研究室の皆で各分担パートのレジュメ発表(授業)
  • 気になったところを随時質問(授業)

 

といった感じの授業です

 

史学科とはいえ海外研究(エリアスタディーズ)なので、情報のインプット時には「現地語」が必須でした

 

大学院入試の面接の頃、指導教授:「現地語で最低限史料が読めるように、準備してきてね^^」と言われて以降、時間を捻出して現地語の取得を目指しました

 

 

いや準備ってwwww

 

 

専攻はアルジェリア近現代史。植民地言語の「フランス語」および現地語の「アラビア語 」です

 

大学4年生の夏頃から本格的に勉強開始はしたものの、「準備」に相応するには結局至らず。予習の内訳に、語学学習の時間がたんま〜り入ることに....。

 

下記は「フランス語」「アラビア語」との格闘の軌跡です。誰かの参考になればなと思います

修了条件の単位数を要チェック

大学院(修士課程)でも学部時代同様に、授業を履修し必要単位を満たす必要があります

 

僕の場合は「歴史学」の修士課程。学部では4年間合計で128単位の取得が卒業条件でしたが、修士課程では2年間で36単位が修了条件でした

 

つまり1年で18単位。前期と後期それぞれ9単位ずつの履修で十分足りるのですね

 

ただ修士2年の後期(夏休み以後)は、修士論文執筆に時間のリソースを全て投下する勢いが大切で、1年生と2年生の前期に授業のコマを寄せるといいですよ(自戒^^;)

 

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2:研究+研究関連の勉強

assorted printer paper lot

 

上記の授業は「研究の基礎体力」を養うことが目的。院生(文系)は授業とレポートやテストを終えて完結するのでなく、2年生の2月頃に「修士論文」をまとめて提出します 

 

「修士論文」の完成を目指し、授業以外の時間で「研究」をする、というのが院生の生活の大半を占めます

 

 

実際の研究+研究関連の勉強の中身

 

  • 先行研究のリサーチ(文献・論文)
  • 史料探し+妥当性の検討(web上or現地図書館)
  • 語学(フランス語・アラビア語)
  • 研究進捗状況の発表準備

 

でした(;_;)

 

 

「ん?修士論文のための研究って?」という人に向けて改めて整理します

 

  • 教科書を読むことが「勉強」
  • 教科書を書くことが「研究」

 

と定義付けされてます

 

換言するならば.

 

  • 勉強は「すでに知られていること」を「知ること」
  • 研究は「未だ知られていないこと」を「知れる状態にする」

と言えますね

 

大学院は「研究する場所」の性質上、今まで知られてることをアップデートできる新規性(オリジナリティ)が強く求められます

 

「それって先行研究とおんなじじゃん??」とぶった切られたらせっかくの論文が台無しになってしまう可能性も...

 

つまり

 

先行研究(すでに知られてること)をおさえること

 

これが研究でまず初めてに行うこと。次に新規性・独創性の付与を目指し「史料」を探して読み込み、新しい解釈を付け加える、といった流れになります。また、「史料」を読解・検討するために語学を勉強する、といった感じで勉強が加わります(僕の場合)

 

天才的な発明論文でない限り、従来の説や研究をひっくり返すことはできません(修士課程でほぼありえないです笑)

ただ、既存の論文への「上書き」が求められるのが大学院の研究なのですね

 

3:バイトと息抜き

three women chatting inside room 

院生(修士課程)は特別な給付奨学金がない限り、収入源は親の仕送りくらいです。そこでバイトで生活費+研究費の資金調達を頑張ります

 

ただシンプルに「疲労」が研究を妨げてしまうので、体力的に負荷のかかるバイトは院生にはおすすめできません(;_;)

 

おすすめは下記の4つでしょうかね〜。身近な院生の多くはこのバイトをしてました

 

  1. TA(ティーチング・アシスタント)
  2. 学内図書館のバイト
  3. 塾、予備校講師・家庭教師
  4. 高校・中学の非常勤講師
  5. 治験バイト

 

現在進行形で院生でバイトを探してるという人は下記記事を参考に、資金調達をしてもらえたらなと思います

 

 

ざっくり週2、3の1日あたり3時間で入ってました。時給2000円で計算すると1ヶ月5万円前後のバイト収入がありました。ぎりぎりです(;_;)

 

しかし、バイトガチ勢になって研究できませんでした!修論終わりませんでした!は元も子もない院生の典型です

 

 

実体験をふまえ

 

  • どこか研究に関連する
  • 頭脳を休めるリフレッシュ 

 

の条件で院生はバイトを見つけるといいですね。そしてバイト代を研究費(書籍代・海外渡航費)にまわすのが修士課程の学生なのかなと思います

 

経済的にはきつきつで苦学生のレッテルを貼られるのもわかります。しかし研究活動で培った学識・知見は将来に渡る投資です!

 

何よりもお金では買えないプライスレスな経験=大学院という場所であるのは改めて強調するまでもないですね

 

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修士課程の2年間は一瞬で終わる

 

以上!院生(文系)の1日の内訳を紹介してみました。まとめると..

 

  1. 授業の予習+授業
  2. 研究+研究関連の勉強
  3. バイトと息抜き

 

この1〜3が1日の大半を占めます!例えば、僕のある1日のスケジュールはこんな感じでした。ピンク色はわりとガチで授業・研究・バイトしてる時間。一方で水色は食事・睡眠・風呂の時間です

 

  • 6時半:起床
  • 7時:朝ごはん
  • 8時〜12時:大学院の研究室(研究+予習)
  • 12時〜13時:昼休憩
  • 13時〜14時半:授業
  • 14時半〜17時:大学院の研究室(研究+予習)
  • 17時〜18時:移動
  • 18時〜19時:バイト(個別指導)
  • 19時半〜21時:フランス語の学校
  • 22時頃:帰宅
  • 24時:就寝

 

1日の大半の時間を文献・論文・史料と睨めっこの院生(文系)。フィジカルに移動する時はあまりない分、あっという間に時間が過ぎさっていく感覚でした

 

下記のツイートのように..院生の失敗パターンもあるあるです

 

 

実体験からも、院生(文系)の生活に合うor合わないは分かれます。特に「計画性(予定を管理し、勉強+研究+執筆できる)と没頭性(その研究にハマれる)」は院生(文系)の運命を決定づけるでしょう

 

 

院生(文系)の生態の謎はひらけたかなと思います。大学院進学(特に文系)を検討してる人にとって参考になれば幸いです!