こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。no活字noライフ!文系大学院生は活字の世界に入り浸る住民です
大学院生?!しかも文系?!の本?!何?!
本記事ではま・じ・めに厳選した大学院生の時に読んで「ビビビッ」ときた本、心と頭の栄養素になった本を紹介します!
*前提条件*
- 文系大学院生(歴史学専攻)
- 大学院修士課程まで(2年間)
- 内部進学(同大学の学部→修士課程)
ポイントは3つです
- 大学院入試(院試)に向けた本
- 大学院での研究に役に立った本
- 補足:全く脈絡も関係もない本
具体的に順番にみていきましょう
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大学院入試(院試)に向けた本
院試は大学4年生の8月に実施、突破できなければ就活。という局面にいました。そこで院試の対策に徹することになり、「読んでよかった!」と思える本を残します
院試の内訳は以下の3つ
- 専門試験
- 語学試験
- 面接試験
特に、専門試験における「論述」対策を入念に時間をかけて熟成させます
「論述力をアピールできない=「こいつ〜修士論文かけそうにないな^^;」と教授陣に判断され、門前払いされてしまいます
こうした事態を避けたかったです
大学院入試小論文の書き方
そもそも「論文とはどんな文章なのか?」についての根本的な解説が最大の魅力✨
どんな構成で「相手にわかりやすい」文が書けるのか端的にまとまってます
知識はあるけれど漠然とどうしたらいいかわからない!という方には即効性のある参考書ですね!
かな〜り使い込み論述の型=テンプレート(起承転結)を頭に染み込ませました
大学院・大学編入学 社会人入試の小論文
院試・大学編入・社会人入試など幅広く通用する「論述能力」を磨くなら鉄板の本
Amazonのレビューに”受験の際に読んだ約30冊の書籍のうち最も役にたった”とあります
社会人でもOK、つまり独学でも最大パフォーマンスを引き出せるよう特化した内容の参考書。添削してもらう以外は独学な僕だったのでものすごく重宝しました
詳解 大学院への英語
どこの大学院の院試を受験するにしても「英語」の科目試験は避けて通れない道
- 前半部分:日本語訳に必要な重要文法構文解釈についての解説
- 後半部分:実際の院試問題などの和訳問題と詳しい解説
が構成です。院試(特に文系)では英語の論文を読み、きちんと日本語で解釈・言語化できるか否かがポイントです
TOEICはビジネス英語で簡潔で明解な英語な一方で、院試ではアカデミック分野の英語。全くテイストが異なり、複雑な構文も入り混じってきます
文にかかる修飾が多く(無駄に)、文がとても長くなります。(無駄に)
抽象度が高く、一文が長い英文と戦える基礎体力を養うための一冊としてベストですね
院単 大学院入試のための必須単語1800
専門分野の用語から論文特有の語彙も、院生をやり抜く上での基礎体力
文学、社会学、経済学、文化人類、国際政治、理工、医学など、人文系から自然科学系までの必須単語が網羅されてます
決してこの一冊単体でみると中身のあるものではないですが、最先端の情報を汲み取る「英語」のツールを操るためには必須の本といえるでしょう
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大学院での研究で役に立った本
院試を突破、大学院入学後、いよいよ本格的な研究に取り組みます
同時にこの研究の練習する舞台では多種多様な問題に直面することに...そんな時に「読んでよかった!」という本を紹介します
*注*
あまりにも僕自身の研究領域に引き寄せすぎず、他の学問領域の大学院生にとって有用な汎用性のある本たちを紹介しますね(真面目)
評価される博士・修士卒業論文の書き方・考えかた
卒業論文の反省がありました...卒論は150%勢いで書いて、勢いで指導教授と面談をし、勢いで卒業できたからです。到底学術論文とはいえない有様でした
「修士こそ!いや修士こそー!」と自身に言い聞かせて調達したがこの本
- 論文とはなにか?
- 論文の形式的要件
- 執筆に当たっての注意点
が明確にかつ簡潔に要点がまとまってます
「研究する練習」とも呼ばれる修士課程では、論文を書けて当然。むしろクオリティが求められるので、卒論が崩壊してしまった僕が急ピッチで論文の書き方をおさらいできた一冊です!
なぜあなたは論文が書けないのか?
多くの院生が抱える悩み=「修論終わらない書けない辞めたい問題」。僕も同じ悩みを抱えてました
ある時思ったんです
論文を書こう!書こう!とノウハウを蓄えすぎても「あれ、結局ワイのスタイルってなんだ??」てなるんですね
そこでシンプルに考え「書けないことは、ない」次元を目指そうと思考転換しました。(幸せを直接目指すよりも、幸せではない原因を排除し、結果論的に幸せの状態に着地するそれに近い/(^o^)\)
本書は、論文を書けずに悩む人には、必ず原因があり、どのような原因を抱えてるのかを示してくれる一冊です
この本通に原因を排除することで「書けないことは、ない」モードになり、無事に修士論文を完成、口頭試問も突破できました
イスラーム世界研究マニュアル(概説書・研究指南書)
「何を研究していこうかな」「研究行きづまったな」のように、研究内容・テーマの決定に際し、右往左往してしまう....これ院生あるあるです笑
扱う研究テーマを明確にするため『概説書』『研究指南書』をよ〜〜く読み、興味・関心・問題意識を再確認します
僕の研究分野は「イスラーム地域研究」でもありこの本を一読しました
- 興味・関心・問題意識に近いページを読む
- 先行研究・研究の動向を確認する
- 紹介の参考文献・論文を確認する
- 上記を自分で調達する
『研究指南書』→『先行研究の文献・論文』と芋ずる式に読み込むと修論で扱うテーマが見えてきます
*各学問領域で著書は異なるので、それぞれの『研究指南書』をリサーチしてみてください
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補足:全く脈略も関係ない本(脳ほぐし)
研究文献・論文を読み込む毎日が続くと、肌感覚と実体験では、頭脳が凝り固まります笑
そこで脳ほぐしになる本を読んでました
大人の語彙 語彙力大全
▼内容紹介▼
「この人できる!」と思われる語彙を全て網羅!
仕事の力量があるかないかということ以前に、稚拙な表現や思慮の浅そうな表現をしていれば、
社会人としてのレベルを低く見積もられてしまいます。
社会人としての評価を上げ、キャリア形成でつまずかない、軽く扱われないための「知性と教養を感じさせる語彙」483語を日本語研究の第一人者齋藤孝先生が一挙解説!
ベストセラー『語彙力こそが教養である』から2年、その集大成となる1冊。
言葉選択と語彙力はひとりの表現者としての院生は養っておきたい素養
有識者とされる人物が言葉遣いを間違えてしまったり、常用漢字レベルのものを読み間違えたりすれば...(;_;)
人類社会に知的貢献する研究者の印象が一気ネガティブなもにになってしまいます...
研究者の卵の大学院生が言葉選びで怪我しないよう、通読しておくことをおすすめします!