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大学院生が研究に疲れた時の対処法3つ紹介!【凝り固まった頭をほぐして独創性に繋げよう】

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こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。大学院生の生活に合う合わないは個人差がえぐいと思います。昨年、退院(院卒)できました!(ぱちぱち)

 

 

院生ってしんどくない?!疲れない?!休みの日って何してんの?

 

 

本記事では、大学院(特に文系の修士課程)の生活で疲れたらどうするか?についてまとめていきます

 

 

要点は3つです

 

  1. もう一度「概説書」に戻る
  2. テーマから外れた「読書」をする
  3. 研究とは全く違うことをする

 

具体的に順番にみていきます

 

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もう一度「概説書」に戻る

flat-lay photography of person about to use laptop computer

 

大学院生(文系の修士課程)が「疲れた...」と感じるのは、研究の行き詰まりに気づいた時に多い(僕もそうでした)

 

文系の修士課程では、既存の研究をひっくり返す抜本的な修士論文の完成はなかなか難しいです(いや、むしろ期待されてないかも笑)

 

先行研究の穴を探し、どれだけ細かくても新しい解釈を付け加える、というのが最終ゴールです

 

こんな感じに、修士論文提出後の「口頭試問」では主に(1)〜(6)の内容が問われる。すなわち「これを研究してく!」ってこと

 

(1)研究に対する問題意識と研究仮説、基礎知識に関する内容

(2)研究テーマのテーマ設定と先行研究との関係

(3)新規性そして創造性

(4)実験や調査の信頼性と信憑性、データ処理の妥当性

(5)結果・結論を導いた過程

(6)研究の問題点、今後の課題

 

 

先行研究(これまで知られてること)に対して自分の研究(これから知ろうとすること)を位置付けるのがポイントで、

 

文系の院生(修士課程)は分野・テーマの中の一点を付き、深く狭くを追究する専門的な学業の営みです

 

同時に、一点を追究するあまり「木を見て森を見ず」の視野が狭くなってしまう状況に陥ってしまう危険性も潜みます

 

「あれ、先行研究の穴ってどうやって見つけるんだ??なんか研究よくわかんなくなってきたなーー!!」と自暴自棄になってしまう可能性もあります

 

そ・こ・で、もう一度基本の基本の『概説書』に立ち返りましょう

 

より大局的な視野で今やろうとしてる研究・その先行研究のレビューを確認でき「ハッ」と我に帰ることができます

 

*僕の場合は、イスラーム地域研究が専門でしたのでこちらの「研究マニュアル本」を重宝しました

自分の専門分野に該当するページの参考文献欄の図書を用意し、芋ずる式にその『概説書』を読む、といったことをやってました。研究行き詰まりの突破口を切り開けると思います

 

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②:研究テーマから外れた「読書」をする

person sitting white reading book near bag

 

ひとつの専門的・学術的な文献・論文と睨めっこの毎日を過ごすと.....ふと「あっアアッッ(;_;)」と、頭にストレスが溜まりに溜まって爆発する瞬間がきます(文系院生のあるある?)

 

とはいえ、専門や専攻(僕の場合は歴史学)に興味 ・関心はもちろんあり、やっててストレスは無いです

 

そこで、専攻の「〇〇学」の中で、自分のテーマと関わりは無いけども「おもしろそう!」「なんだこれは!」と感じる文献を読んでみて下さい

 

僕の場合は、歴史学の中の政治史・宗教史が専門のテーマでした。そして『珈琲の歴史』『チョコレートの歴史』など食べ物についての歴史の本を読んだりしました

 

歴史に関心があるので読んでいて興味深いし面白い!!だからといって専門分野のように、一文一文を丁寧に精読して読み解くプレッシャーもない!!

 

「自分の研究分野に直接は関わりは無いけども、興味・関心はそこそこある!」くらいの本を読んでみて下さい。凝り固まった頭を揉みほぐすにはちょうどいいのです

 

③:研究とは全く違うことをする

three women sitting on brown wooden bench

上の項目で書いた「頭の凝り固まり」に通じます。これを「読書」ではなく全く違うことをやってほぐす方法!

 

専門的・学術的な文献の活字はあくまでも「書き言葉」。コミュニケーションの「話言葉」から長時間離脱すると人間的な何かを失う(?)そんな感覚に近いです

 

「疲れた...」「研究行き詰まってるなあ..」と感じたら勇気を振り絞って研究から離れてみましょう

 

  • 友達と雑談
  • バイト
  • マンガ・アニメ
  • 小説
  • 雑誌
  • 映画

 

など方法はなんでもOKです

 

頭が疲れた状態で研究を継続しても良いひらめきや発想はなかなか降りてきません

 

凝り固まった頭をほぐし、リフレッシュした状態の頭の方が柔軟な思考もでき、独創性・新規性のあるオリジナリティが生まれやすいのです(実体験と肌感覚です)

 

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疲れたら無茶は要らないです

 

大学院生(特に文系)が疲れた時の対処法を3つ紹介しました。とりわけ本記事では疲れた状態を「研究の行き詰まり」と定義してまとめました

 

要点をおさらいすると

  1. もう一度「概説書」に戻る
  2. テーマから外れた「読書」をする
  3. 研究とは全く違うことをする

です。経験上、疲れた状態で無理に無茶に文献・論文を読み重ねても知的生産性は上がりません

 

それどころか、こうした状態に嫌悪感を抱き「研究なんて嫌い!!ク◯喰らえ!」の自暴自棄のモードに変貌してしまいかねません

 

ですので無理なく無茶なく継続的に研究できる方法を模索しましょう。院生(特に文系)にとって本記事の内容が参考になれば幸いです