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古代ギリシャの文化史(文学・劇・歴史作家を中心に)【大学受験解説】

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 世界史の古代ギリシャといえば哲学!

 

ですが、本記事では古代ギリシャにおける哲学以外の文化(文学・劇・歴史)について解説します

 

関連:古代ギリシャ哲学の流れをざっくりまとめる!おすすめのギリシャ哲学書も紹介!【入試対策にも】

 

 

*文化史は入試全体の約10%、ギリシャ文化は文化史の中でも約1%。しかも時には大問でどかーーん!って出てきます

 

ギリシャ文化を得点源にするポイントは

  1. 作者・思想家の名前と作品・思想の一致
  2. 作品・思想の概要

を整理することです

 

「愛とは何か?論ぜよ」のような深い深い哲学的論文を書くことは求めらないので、ご心配なく!

  

そのポイントの中で、

  1. 文学・劇、歴史作家
  2. 美術・建築

に古代ギリシャ文化史(哲学以外)は分類されます(本記事では1を中心に解説します)

 

シンプルにまとめると、【人とその作品】を一致させて、【その作品】の概要をマスターしよう。ってこと!!

 

特に難しくややこしいところではないので、早速順番にみていきます

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古代ギリシャ文化(文学)

White Lighthouse during Golden Hour 

主要な文学・劇、歴史作家たちをみていきます

ホメロス:『イリアス』『オデュッセイア』

 「叙事詩」を書き上げたホメロス

 

『イリアス』はミケーネ文明期に発生したトロイア戦争を、

 

『オデュッセイア』はその後の英雄オデュッセイアの放浪を描いてます

 

*両作品の概要を入れ替えた正誤問題が受験では頻出です。英雄のなまえ=オデュッセイア!!って覚えておけば問題なしです

ヘシオドス:『労働と日々』『神統記』

 もう一人の叙事詩人のヘシオドス

 

『労働と日々』で農民の立場になって、労働の価値や、農事歴を描きました

 

『神統記』(神々の誕生とも訳される)では、あのくっそ複雑なギリシャ神話における神々の系譜を記しました

 

個人的に好きなエピソードは、『労働と日々』を書き上げるにあたったきっかけです

 

農民の立場だったヘシオドスは、兄弟のペルセスがニート生活をおくってることに激おこでした

 

そこで、「農業は辛くてしんどいんだけど、実りあるし、なんだ感だやりがいあるもんだ!」ってのを力説しました。そして「労働は恥ではない、怠惰こそ恥だ!」と『労働と日々』の中で綴ってます(現在にも通じる何かを感じませんかね) 

古代ギリシャ文化(劇・歴史作家)

Low Angle Photograph of the Parthenon during Daytime

3大悲劇詩人たち(アイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス)

古代ギリシャには3大悲劇作家と1人の喜劇作家がいて、それぞれを覚えます

 

  1. アイスキュロス:『アガメムノン』
  2. ソフォクレス:『オイディプス王』
  3. エウリピデス:『バッカスの女たち』

がそれぞれの劇作家と代表作です

 

対応させるように覚えると点数をサクッととれてしまいます

 

*経験則として、劇作家の概要をついてくる出題はないですが、以下の喜劇作家の名前と混同しないようにしましょう

1人の喜劇作家(アリスとファネス)の『女の平和』

受験古代ギリシャ史で唯一の喜劇作家 !

ってことは、受験でも狙われやすい!

 

アリストファネスの作品の『女の平和』と『女の議会』についても概要を聞いてくる時がけっこうあります

 

『女の平和』は、当時のペロポネソス戦争にうつつを抜かしてる男たちに対して性的なストライキで戦争をやめさせようとする物語

 

『女の議会』は、当時、女性は参政権を持ってなかったけども、男装した女性が議会に忍び込みをのっとる物語

 

どちらも笑いを込めた喜劇の中に、なんとも「当時」に対する鋭い批判をも込めた作品だったのです

ヘロドトス:「歴史」

 ヘロドトスは、あの巨大なペルシア戦争を生々しく描いた『歴史』をのこしました 

 

これは、人類最初の本格的な歴史叙述とされて、「歴史の父」とも賞賛されてるほどです

 

このれ『歴史』の中で、「エジプトはナイルのたまもの」と評価したのはあまりにも有名ですね

 

関連:『世界史』の格言(名言)をまとめるよ!『世界史』を楽しく勉強しようやって話

 

トゥキディデス:『戦史』

トゥキディデスもヘロドトスと同じように、戦争を題材にした歴史家!

 

この歴史家2人たちの大きな違いは...

ヘロドトス:『ペルシア戦争』

トゥキディデス:『ペロポネソス戦争』

 のように、それぞれ別の戦争が対象ってところ!

 

また、ヘロドトスの文体はより物語風(主観的)なものに対して、トゥキディデスはより論文風(客観的)なところも大きな違いです

後にヨーロッパ文化にも影響を!

本記事でまとめたギリシャ文化(文学・劇・歴史)は、この後ヘレニズム文化や古代ローマ文化にも影響を与えます

 

古代ローマ文化に影響を与えたということは、後のルネサンスにも影響を与えました

 

このように、古代ギリシャの文化は地域を飛び越えて脈々と受け継がれ、新しい文化を萌芽させるきっかけにもなりました

 

ひとつの地域とまた別の地域の「文化」の融合・混合は、世界史を通して知れるおもしろい事象ですからね!ぜひ参考にしてみてください

 

*日本の食文化の「寿司」が、アメリカ風のカルフォルニアロールになったりwこれも「文化」の融合・混合の一例ですよ〜

 

ポイントをおさらいすると...

  1. 作者・思想家の名前と作品・思想の一致
  2. その作品・思想の概要

なので、「大丈夫!それなら知ってる!」って人なら点数は確実に取れるので自信を持って勉強を進めてくださいね