文化史は大学受験の世界史でも必須の範囲ですよね
入試ではだいたい1〜2割は文化史からでるほどです
本、絵画、彫刻、建築物、遺跡、発明品まで幅広く『文化』に括られますが、
今回は『本』に特化した世界史の文化史参考書の紹介です!
名著で読む世界史120
◆内容紹介◆
『ギルガメシュ叙事詩』『旧約聖書』『イリアス』『マハーバーラタ』『論語』『コーラン』『西遊記』『ハムレット』『ファウスト』『資本論』『毛沢東語録』など、
古代から現代まで,世界の名著120作品をセレクト。歴史的な視点から解説し,新しい知の発見へと導く読書ガイド。
基本的に『作品』と『作者』の対応をマスターしておけば、受験ではそこそこ点数取れますね。でも難関校になると、内容と時代背景までも問われるケースが多いです
「君、作品と作者知ってるだけじゃあたりまえじゃよ?内容わかるかな?」
と言わんばかりに問いの導入部分ではよくあります。
名著の内容と時代背景をマスターしよう
この本は名作と呼ばれる本から世界史を解説するものです。
通常の参考書とはベクトルが違うかもしれませんね。
古代、中世、近代、現代それぞれを代表する本が時系列順に載ってます。
例えばこんな感じ。
この参考書は、それぞれ3ページでひとつの名著についての解説があります。
- 作者の紹介
- 作品のあらすじ
- 執筆時の時代背景
これらが盛り込まれているのがおすすめポイント!
ダーウィンの生い立ちと、『種の起源』のあらすじ、そして時代背景
実利性のある3つの内容がバランスよく載ってるんですね
大学受験で言えば、ひとつの作品でこれだけ知っていれば必要十分です!
古代や中世の作品についても、一通り読んで概要を掴んでおきましょう!
社会人になっても教養に使える!
『名著』と呼ばれる所以は、執筆時からずっと引き継がれている知恵だから!
社会人になって1冊をじっくり読む時間は無くなってしまいますよね。
でも、マルクスの「資本論」や、イスラーム教の啓典「コーラン」や孔子の「論語」などは、知っといて損することはないはずで、できる限り教養にしておきたいところ!
心に響いてピンとくる『名著』を探すてがかりにするといいですね。
- 名著120冊のあらすじを読む。
- お気に入りの1冊の翻訳版を買う。
こうすると、時間が無い中で効率よく『名著』と出会うことができます。
広く120のあらすじを知って、数冊を深く理解する。といった感じ!
教訓がたくさんな作品
ずっと昔から受け継がれる知恵は、今でも応用できる知恵でしょう。
孫子の『兵法』にしても、パスカルの『パンセ』にしてもです。
『知は力なり』
フランシス・ベーコン
出典:フランシス・ベーコン (哲学者) - Wikipedia
単なる金銭では知識は買うことはできません。
書物を手に取ろうという意思も要るし、読み解いていく根気も要ります。
この参考書に記載されてる名著120は、読解に骨の折れそうになるものばかりです。
読破後にはなんとも形容しがたい脳のカロリー消費と達成感を経験するでしょう。
でも書物から得た知識を材料に考えられる人って素敵だな!って思います。
そんな最高峰の『知』と触れるきっかけにしてみてください!
おしまいっ