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グローバルヒストリーの時代やで!

幸か不幸か?!大好きなメロンを食べ過ぎて死んだフリードリヒ3世の生涯【メロンは危険?!】

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 好きなものに囲まれて死ぬ。

不幸中の幸いの究極のかたちではないでしょうか

人の生き様があると同じように、人の死に様もあるもの

今の地球上の全人口の生き様よりも、何万倍もの死に様が存在

 

今回は、大好きなメロンに囲まれる死に様の話です

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ジューシーな口当たりと芳醇な甘みが魅力。果物の王様、メロン

好きな果物ランキングでもかなり上位に食い込んでくるのではないでしょうか

*金色のガッシュベルのヴィクトリームもメロン愛好家です。

www.youtube.com

メロンが好きすぎて好きすぎて、最後はメロンが原因で死んでしまった皇帝の話です。

それは、フリードリヒ3世

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/40/Hans_Burgkmair_d._%C3%84._005.jpg/200px-Hans_Burgkmair_d._%C3%84._005.jpg

彼のプロフィールをざっくりと整理

  • 1452年から1493年までの神聖ローマ皇帝(当時ではヨーロッパ世界のトップオブトップ
  • ハプスブルク家(当時の超弩級の名家)の本拠地がオスマン帝国に支配されて、オーストリア大公位を奪われる
  • ハンガリーの王冠をメイドに盗まれて、ハンガリー王位を奪われる
  • ワインをストレートで飲んだ妻に、”もったいない!(怒)”とマジギレ
  • 大使に旅費を与えず送り出して、相手国は乞食同然の姿をみて、即逮捕
  • 独断で息子を時期ローマ皇帝に指名。選帝侯のひんしゅくを買う
  • ブルゴーニュ公領(今のフランス)を息子の結婚相続でタダ取り。フランスブチギレ
  • 「A・E・I・O・U」という意味不明な言葉をあちこちに刻みこむ
  • コンスタンティノープルがオスマン帝国におとされた報告を聞いて、「まじか・・(無関心)」
  • 78歳まで長生きする。しかし、メロンを食べすぎて死ぬ。

死神が憑依したんじゃないの?!伝説級に不思議な運命にあった神聖ローマ皇帝。

高校の世界史では登場しないだけある。それだけネタ要素満載なのである。

 

*ちなみに、「A・E・I・O・U」は、「あ・え・い・お・う」に聞こえるかもしれないが、Alles Erdreich ist Österreich untertan”(オーストリアは全世界の支配者なり)という説が有力だそうだ。そんなことはどうだっていい。奇妙すぎる。

 

対外政策から人間関係までどろどろなものを築いた彼であるが、(どろどろであるかは、彼は気づいてなかったかもしれない)果たして、メロンは食べすぎてはいけないものなのだろうか?

 

むか~~しから、メロンは”危険な食べ物”として認識されてた?

古代ギリシャの名医学者に、「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスという人物がいます

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7c/Hippocrates.jpg/220px-Hippocrates.jpg

人間の体液が4つに分類されるとして

  • 血液、黄胆汁、黒胆汁、粘液

このバランスが悪くなった時、体調が悪くなるのだー!という説を生み出し、

バランスを崩した時にそれを調整する食べ物も4つに分類したのです

 

そこで、メロン、スイカ、パイナップルは、「冷たく湿った」食べ物で

そのまま単体で食べると、体を冷やして、バランス崩壊するからあかん!!

 

この説がず〜〜〜〜〜と受け継がれてきたため、

当時の神聖ローマ帝国でも、「美しいバラには棘がある」と似たような意味で、

「芳醇な甘いメロンにはがある」みたいな常識があったことでしょう。

フリードリヒ3世はどのくらいの量のメロンを食べた?!

メロンを食べて死ぬ皇帝

そんな伝説を残した、フリードリヒ3世ですが、彼なりにも理由があります。

フリードリヒ3世は、妻に”もったいない!!”とブチギレたこともあって、

質素な食生活だったのです。アルコールも全く飲まず、毎日は麦のお粥、ザワークラウト(キャベツの塩漬け)、蜂蜜とコショウのきいた果物のコンポートなどを食べていました。でも、メロンが大、大、大好き。

 

やっぱり、食べ物が柔らかいものに偏っていた傾向があったんです

結局・・・・・・

77歳の老齢で、歯が無い。

不幸中の幸いで大好物のメロンは歯がなくても大丈夫。

そんな状態だったもので、生水とメロンをいつも食べるようになったと思われます

今みたいに、入れ歯なんてないので本当は苦労はしたはずですが。

 

毎日メロン、水、メロン、水、たまに麦のお粥。

明くる日もメロン、水、メロン、メロン、メロン。

 

こんな食生活だったはず。

そんなさなか・・・・・・お腹を壊します。

 

病名は、急性腸炎(赤痢)

これはメロンが原因であると一応は、歴史上認めらてます。

しかし、赤痢かどうかは、当時の医学が証明していないのでなんとも言えない。

 

地面にべったりと育つメロンには、病原菌がたくさんついている・・・

なぜなら、豚やニワトリの糞、雨や泥水など入り混じってますからね〜

これは最近でも事件になっていることですが、フリードヒリ3世紀はメロンの皮についていた赤痢菌が原因で腹痛になったのかもしれません

blogs.yahoo.co.jp

 

メロンの皮に赤痢菌がつくのは、2〜3パーセントという話があります。

100個に2つ当たるというのは、メロン愛好家の彼にとっては不思議なことではなかったの。

 

でも、大好物で死ねるって幸せよ?

 

死は誰のもとにも訪れる。

生まれるときは泣いて生まれ、逝くときは泣かれて逝く。

人の一生の数だけ、人の死の数もある。

 

階段で転ろび落ちて死亡。ムガル帝国2代皇帝フユマーン。

 

川で溺れて死亡。神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世。

 

生体実験で、ニワトリに雪を詰める中、風邪をひいて死亡。哲学者ロジャー・ベーコン。

 

側近とか女の子たちを転ばせようとふざけてたら自ら転んで死亡。鎌倉時代、四錠天皇。

 

大好きなものが原因で死亡。フリードリヒ3世はある意味で不幸中の幸いの究極なのは冒頭のとおり。今までやってきた政治関係の政策はめちゃめちゃだったかもしれません。しかし当時のヨーロッパの世界では長寿な方で、天寿をまっとうとはフリードリヒ3世を意味するはず。

 

 

いつか死は訪れる。

死に際に悔やまぬように、今日その日が最期の覚悟で生きよ。

 

これは、フリードリヒ3世とメロンの教訓といえること間違いなし。おしまい。

  

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