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食パンは高級品の証?!【白パンと黒パンとモノの価値の不思議】

6枚入り、8枚入りで100円と少し。(貧乏学生の救世主)

毎日の食パンは、忙しい朝の味方!

もちもち、ふっくら、小麦のいい香りが朝のリビングを駆け抜ける。

少しの蜂蜜を垂らして、こんがり焼いて、朝の幸せ。

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今が当たり前の『白パン』。

昔が当たり前でなかった『白パン』。

 

モノの価値とその人気はとても不思議なものです。今回はそれについて語ります。

 

黒パンがあたりまえの中世の世界

麦の発見はメソポタミア(今の中東の地域)です。

その時は、麦と水だけを使って焼き上げた食料でした。

次第に、メソポタミアからエジプト、ギリシャ、ヨーロッパへと広がりを見せてゆきました。

  

パンとワインといえば、キリストの肉と血としてキリスト教の世界に登場します。

カトリック社会の古代から中世ヨーロッパでは、パンは生活には欠かせないものでした。特に、ヨーロッパは厳しい寒さと痩せた土地で小麦を耕さなければいけませんでした。

 

中世のヨーロッパにはギルド(同職組合)が中心に活躍した都市社会がありました。

そこでは、小麦を調達し、挽いて、丸めて、焼きあげる”パン屋”さんもありました。

糖質こそ、人間のエネルギー源です。

 

こねて、焼いて、こねて、焼いて、パン屋さんは中世ヨーロッパ社会では大活躍!

チラシや広告もなかったため、焼きあがったら、声をあげて、焼き上がりをアナウンスしていた模様です。”パンが焼けたぞ〜〜、パンが焼けたぞ〜〜!”と。(あくまで推測ですが)

 

【14世紀末のパン屋さん】

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日本のような小麦ではなく、『ライ麦』が東ヨーロッパを中心に栽培されてました。いわゆる、『黒パン』です。乳酸菌が多く、すっぱく、ほろほろ(もちもちの反対)とした食感が特徴のパンですね。

 

食パンなど、もちもちの成分の”グルテン”が含まれてますが、

ライ麦パンなどの『黒パン』には含まれていないんですね。

だから、むちゃくちゃ、穀物感半端ない、です。そしてやっぱり、酸っぱい!

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食糧といえば、『パン』を想起させられる中世ヨーロッパ世界。

フランス革命の時も、民衆は”パンをよこせ!!”と怒りをあらわにしてました。

マリーアントワネットは、”パンがなければ、ケーキを食べればいいのよ”と言い放った都市伝説は有名ですね。それほど、人々の生活はパンによって支えられ、パンを得るために生活を営んでいたと言っても過言ではありません。

 

『白パン』、それがなかなかレアい・・・!

今となっては、オーストラリアやアメリカなど広大な大地を利用し、現代的な機械化の恩恵を受け、大量に小麦を作ることができます。製粉や精製の技術も格段と進化しました。しかし、中世から近世にかけての世界では、そうは全くいきませんでした。

 

まず、小麦が圧倒的に少なかったのです。各都市と村の人口を支えるための。

でも、食べなければいけません。生きるために。

 

確かに、肉(豚肉、牛肉など)、魚(ニシンなど)、野菜もありましたが。

穀物からの糖質は人間をうごかすエネルギーとして必要とされていました。

 

精製技術もまだまだ未熟だったので、

小麦をまるごと挽きます。(今の時代で言うならば、全粒粉!)

それだけではパンとして量が不足していたため、

雑草、雑穀(円麦、大麦、あわなど)豆を代用して、なんとかパンの形に仕上げました。

これはおおよそ、19世紀くらいまで続いたとされています。

 

一方で、『白パン』は免税特権のある貴族やお金持ちの食べ物でした。

白くて、もちもちとした食感と、けがれの無い純白な食べ物は多くの人々を魅了します。

庶民たちは喉から手が出るほど、『白パン』が恋しく、

『白パン』を食べること。それ自体がステータスでもありました。

(今では、到底考えられません。食パン=ステータスみたいなものです。)

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『糖質制限パン』・『全粒粉パン』と、今の時代

生産技術・精製技術が格段に進化しました。

大量に『白パン』を作ることが可能となったのです。

毎日のように工場では小麦粉が精製されて、街々へ運ばれますね。

 

人々にとってこれほど望んでいたことがありますでしょうか?!

コンビニ、スーパー、ディスカウントストア、街のパン屋さんでは、食パンをはじめとした、たくさんの種類の『白パン』が飾られてます。

 

100円とちょっとで、ステータスを買えてしまうのか。

 

・・・・とはいきません。

 

今の時代、どういったことでしょう。

かつての庶民があたりまえのように製粉し、あたりまえのように焼き上げた、

『全粒粉パン』が世の中を席巻しているじゃあないですかぁ!

 

中世ヨーロッパの人たちは、毎日小麦を臼で挽いてました。

外皮を取り除くことはできなかったため、自動的に『全粒粉パン』です。

 

そんな今では、小麦の外皮ふすまを使った、『糖質制限パン』が上位にきているのです。

 

理由はいたってシンプル。

健康栄養が見直されるようになって、ビタミン・ミネラルを含む『全粒粉パン』が正義とされるから。そして、糖質は糖尿病の原因となったり、体を疲れさせたり、血糖値急上昇にとって肥満になったりする、という危険性が煽られるようになったからですよね。

 

 

時代によって、もの・ことの価値は逆転を繰り返す。

 

これは、歴史を通してのある意味で法則かなあ、と思います。

希少性の高く高価なものは、多く作られるように努力されます。

多く作られるようになれば、相対的に、その価値は下がっていきます。

 

この逆転の繰り返しは、いつの時代にも起こっているのです。

今の欧米諸国では、再び『黒パン』の売り上げが『白パン』を上回ったそうです。

人々が『黒パン』の価値を認めた結果です。ますます値段も上がることでしょう。

 

かつては、嫌でも『白パン』ではなく、『黒パン』だけを食べるのが普通だったのに。

 

実際には、100パーセント正しい真相は誰もわかりません。

『黒パン』が本当に栄養があって、本当に健康によくて、『白パン』が本当に栄養が不足していて、ほんとういん健康に悪いなんて。

 

言えることは、ものの価値は、みんなによって決められるということ。

そして、そのものの価値は変動してきた歴史を持つということ。

 

僕みたいな変わり種な人は、

食パンやバゲットなどの『白パン』を喜んで毎日買います。

もちもち、ふっくら、あま〜く美味しい『白パン』。

 

昔の『パン事情を脳裏に描きながら、ドヤ顔で『白パン』を食すのです。

これほど贅沢なことが世の中にあっていいのか・・・・。と 

 

以上、『白パン』と『黒パン』にみるものの価値の不思議についてで

した!

そ1.9k 12 879

参考URL:

gigazine.net

healthylonglife.net

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