こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。
・いやーーね。文系の地理選択ってどうなの??メリットとかってあるん?!?!
本記事では「文系と地理の関係」についてまとめます!
はじめに:文系の「地理選択」はどうなの?
ズバリ結論から言いますね
難関大(MARCH以上)を目指したいのであれば、日本史Bか世界史Bの選択をおすすめします
その理由も
地理受験で難関私立大学を狙いたい場合
- 「慶應大学の商学部」
- 「早稲田大学の教育学部」
しか受験できない!!という制限があり・・
MARCHも、全ての学部を合わせても10に満たないほど、地理受験の選択肢は限られたものになってしまい・・
受験校の母数が減る
というのが超痛手になってしまうからです
英国の成績がぐんぐん上がってきた時
「もっと上のレベルを目指したい」
と思っても受験で使えなければ後悔は避けられないですよね
というので ↓ ↓
上記の記事内容を十分承知した上で
「地理で慶應商学部合格してやる」
って強気MAXなら、地理で攻めても大丈夫でしょう
数学と勉強を並行させながら、受験直前にどっちで受験するかを判断する受験生もいます。ここらへんは器用に勉強を進める必要がありそうですけどね!
☑️メモ
後述しますが、国公立大学の入試に向けて「社会2科目」を使う場合、地理選択は合理的な選択です
上記では、私立文系の地理選択について書きましたが、国公立志望はまた別!と考えてもらえると幸いです
文理不問:「地理」に向いている人は?
資料・統計の読み取りの問題が多く、暗記するものは最低限ってイメージの地理
その通り、で地理は歴史科目(日本史・世界史)よりも暗記量が少なく、受験者も少ないのが地理のはじめに伝えたい特徴です
シンプルに山川の『用語集』に掲載されてる用語の数をはじめに比べてみますね(*以下の通りです)
世界史:5400個
日本史:10700個
地理:3700個
政経:3100個
倫理:3000個
意外かもしれませんが、日本史の方が世界史の倍もの用語を頭に残さなければいけません
そして、地理の用語数はなんと日本史の約3分の1なんですね。数字にしてみると実感が湧きますね
普段の生活で触れることのない知識を覚える以上は、その負担を考慮した方がいいでしょう
つまり
- 「物覚えが良い!」
- 「気合いと時間があれば覚られる!」
って人は、ぶっちゃけ地理よりモ日本史か世界史を選択すると良さそうですし
一方
- 「暗記だけはどうしても無理!アレルギー!
- 「覚えても覚えても忘れるのが早すぎるw」
って人は、系統・データや経済分野で理解が問われる、地理か政経を選ぶと良いでしょう
- 「俺理系だし!センターだけ使うから地理!」
- 「基本はセンターだけよね〜〜」
という地理選択の受験生が大多数なのにはこうした理由があるわけですね
ずばり!
上記のことから、以下のタイプが『地理』に向いているでしょう
- 社会科目はセンター試験だけ!→理系・国立向き
- 他の科目に時間を使いたい!→理系国立向き
- 地理が昔から好きで、得意!→好きな人向き
ある程度受験の知識がある人を想定してるので
「うんうん」って納得してもらえるかと思います
文系が地理を選択するメリット
じゃあ結局ww文系が地理を選択するメリットって????なに???
って感じだと思うので、僕なりに「文系が地理を選択するメリット」を考えてみたいと思います
- センター試験(共通テスト)で短期で点数を取りやすい
- 歴史科目との相性抜群(文系国公立推奨)
上記2つでしょうかね。それぞれ解説してみますね
①:センター試験(共通テスト)で短期で点数を取りやすい
楽をする!サボっても点数が降ってる
ってわけではまったくありません
正しい勉強のもと
- 相対的に暗記する量が少ない
- 早い時期にアウトプット練習できる
- 問題のパターンが決まってる
というので、他の社会科目よりも「効率的に勉強して点数にコミットすること」が可能になります
これが文系が地理を選択する1番のメリットです
②:歴史科目との相性が抜群(文系国公立推奨)
僕は世界史を頻繁に勉強してますが
「地理と世界史は相性良いなあ!」
と思うことはしばしばあります
例えば以下のツイートの「地球上の移動」についてなど😌
🌎世界史ぷち講座
— まこさん@世界史ブロガー🍣🌍 (@sHaRe_worlD_) 2019年2月9日
旅行するなら南北移動よりも東西移動の方が気候・気温の変化が少ないので快適です。世界史でも南北移動よりも東西移動の大移動が顕著。草の道・海の道・オアシスの道、3つの東西ルートの存在が人の生活を変えました。楽な移動の選択=人間はやっぱり合理的・経済的な動物ですね🌟
緯度と経度や気候の分布などが関わってきます
人間は合理的(得をしたいし損をしたくない)動物の行動をみるにあたって、地理が役に立ち、この積み重ねが歴史なので、相乗効果抜群になります
他にもたくさんの事例があるのですが、分量のため割愛します。申し訳ないですm(._.)m
とまあ、歴史(世界史・地理)と地理の組み合わせが良い!ので、地理と歴史の組み合わせ選択する受験生も多いのが現実です
↓ ↓ ↓
東大は世界史・日本史・地理の3科目の中から2つの科目を選んで受験しなければなりません。
もちろん世界史・日本史を選択する人もいるのですが、多くの受験生は地理を受験科目に選んで勉強しているのです。
引用:東大生が断言!地理は「考える力」を爆上げする | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
ではでは、どんな人が組み合わせるべき?かというと文系国公立志望の人ですね😌
文系国公立大学の入試では
まずセンター試験では日本史B、世界史B、地理B、倫政から2科目を選択します
二次試験では、京都大学、筑波大学では
- 日本史B、世界史B、地理B(地歴)
から1科目から選ばなければなりません
東京大学の二次試験では
- 日本史B、世界史B、地理B(地歴)
から2科目を選ばなければなりません
行きたい大学の二次試験で使う科目をセンター(一次試験)でも使うのがオーソドックスな戦略なのはいうまでもなさそうですね😌
(世界史×地理いいよ!!おすすめだよ!!)
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センター試験地理の特徴と勉強方法
いずれにせよ、文系で地理選択の人は
「まずはセンター試験で点数を取れる!」
というのが事実上、準備体操になります
本記事の後編として「センター試験地理の勉強法」をまとめますね
まずは近年のセンター地理の問題はこんな感じの構成です
全部で6つの大問があります
- 自然環境
- 産業
- 都市や村落
- 世界地誌
- 現代社会の諸問題
- 日本の地域調査
- 「〜〜は何か?」
- 「〜〜はどこか?」
- 「最も適切なものを選べ」
のような単純明快に知識を問う問題は少なく、図表・資料の読み取りを求める問題が多いです
ですので
知識の暗記は最低限に留め、センター対策の過去問や問題集を進めて足りないところを補う
といった勉強が短期間で点数に直結する効率的な方法です
*僕の友達は、地理の勉強を全くしてなかったのに、残り3ヶ月で90点を叩き出しました。
この効率の良さを強調したいので・・ 「センター試験まで残り3ヶ月」からでも十分対策可能な進め方・ペースを紹介したいと思います←
最短で効率よく得点できる科目なので、すぐにスタートしてみる気持ちで読み進めてくださいね
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センター試験まで残り約3ヶ月
およそセンターまで残り100日を切ったら地理の対策に本腰を入れなければ、後で後悔する結果に....これは避けたい!!
1日1時間は少なくとも確保すること!
「長い間地理を見ないからまるごと忘れちゃった!」
というテヘペロではすまされない事態を防ぐためです
まず手始めに中学レベル程度の知識の有る無しを確認します。やばい状況ならば2週間で取り戻しましょう
中学校の地理が1冊でしっかりわかる本
地理の知識0から紐解いて理解可能の一冊
「 脱暗記型の社会の勉強!」で、地理も暗記のイメージが強いですが改めてそうではありません
きれいにわかりやすく世界と日本の特色がまとめられ、地形、気候、宗教、国境、経済をそれぞれ整理することができます。これを”2週間”で総ざらいします
きめる!センター地理
山岡先生のセンター試験対策に特化した参考書!ボリュームは455ページ!
「系統」と「地誌」の2つの分野が地理にはありますが全てこの一冊にドカーン!と入ってます
2週間で中学地理の復習を終えたら、同時にこの本に移行しましょう
「きめる!シリーズ」は他の科目でも定評のある参考書
初心者が”超短期間”でセンター試験で高得点取るに適したシリーズです笑
(僕はこの世界史バージョンをフルに使い倒しました)
カラーのイラストや図解・地図など・得点に繋がるポイントがスッキリ整理され覚えるべき箇所がわかりやすく明示されてます
手順はシンプル
- 「理解」するつもりで1周読む
- 「理解」するつもりで無限に読む
これだけです
無限回繰り返すことが条件です
センター試験で必要な知識は全てここにあるので、3ヶ月間ずっと持ち歩きましょう
センター試験まで残り2ヶ月
「きめる!センター地理」を毎日1時間、2週間ぶっ通しで読み込むと、わずかな期間とはいえ知識として十分残ります
いよいよ、持ってる知識を使って問題演習に移っていきます
単純な知識問題はほぼ出題されないので、こうしたアウトプットのトレーニングは必至になります
分野別、難易度つきセンターB過去問素材
高得点を狙うなら、参考書でのインプットに徹するよりもアウトプットに比重を置きながら、ミスをインプットで補う方がかなり早いし効率的です
地理の問題になれるには多少なりともコツがいりますね
問題集の解説を読むだけでなく、以下の通りにチャレンジしてみてください
- 1周目:参考書を見ずに単元ごとに解き、間違えた箇所にサイン!
- 2周目:間違えたサインの箇所を『きめる!センター地理』で再チェック
- 再度、間違えた問題を解く!
- 3周目以降:これを無限に繰り返す!
- 「どうして間違ったか」
- 「どのように勉強すればいいか」
をはっきりさせた後「きめる!センター地理」で復習して次に繋げます
新詳高等地図
地図帳がおもしろい...わかる人にはわかる!!そんな地図帳を、下記の写真のように地理の参考書と常にセットで併用していきます
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「ん?ここどうだったかな?」の疑問が浮かんだ時に地図帳の統計・データを参照します
その都度、書き込み・ポストイットを貼る癖をつけておくと高みを目指せますよ!
『マーク式総合問題集地理B2020』
「分野別、難易度つきセンターB過去問素材 」で地理のセンター試験の問題傾向をつかめてきたら河合塾のマーク式総合問題集に挑戦!
進め方は同じですが改めて強調します
- 1周目:参考書を見ずに単元ごとに解き、間違えた箇所にサイン!
- 2周目:間違えたサインの箇所を『きめる!センター地理』で再チェック
- 再度、間違えた問題を解く!
- 3周目以降:これを無限に繰り返す!
間違えたらサイン→サインしたところを確認→確認できたところをまた後でやり直す!
これを徹底するだけで地理の不安は薄れていきます
センター試験まで残り1ヶ月
残り1ヶ月(約30日)まできました
やるべきクエスト:「センター試験過去問×30年分」
です
大学入試センター試験過去問2019
進め方は上記の問題集と同じですが、実際のリアルの過去問なので、復習はこれまで以上に入念にやります
1年分を解いた時に..
- その年度の得点と大問ごとの分布
- ミスした問題の解説
- その問題に該当する参考書のページ
を都度書き込みながらやりましょう
これを30年分1ヶ月間やるわけですが
- 1日2年分の演習
- 上記2年分の復習
- 前に間違えた問題の復習
を1日のペースの目安にします
漏れ無く本番のセンター試験までに総復習と弱点の補強と抜けの防止が可能となります
おまけ:地理B統計・データの読み方が面白いほどわかる本
「どうしても統計と図表読み取りの問題がつかめない...解説を何度も読んだんだけどなあ....」
と自信喪失する前に、統計とデータ中心の参考書で策を打ちます
例題や実践問題でも、統計とデータに関する問題については、じ〜〜っくりと考えぬいて「自分なりの根拠」を用意するといいです
そこにズレがあれば、「きめる!センター地理」と合わせて復習するとセンター9割力にまで達します!
*注意*
オーバーワークになってしまうこともあるので、時間があればで大丈夫です。残りの1ヶ月は過去問にフルコミットしましょう
まとめ:大学入学共通テストの「地理」
2020年度に「センター試験」は生まれ変わって「大学入学共通テスト」になります
「地理の形式変更はあるの?」と不安を抱くかもしれませんが、現状2018年のプレテストにおいては形式は変わらず、マーク式の問題でした
しばらくは勉強の方法も変えず十分太刀打ちができそうです
がしかし、2024年度には地理の試験でも記述式の問題の導入も検討されてるようですね
地理の記述には取っつきづらさがつきもの..「記述の問題はどんな形式なのか」と、早めに傾向を予測し、対策を練ることが鍵となりそうですね
とはいえ今の所『地理B』に形式の変更はなく、マーク式での問題です
大きく勉強内容も変化しないことも踏まえると
まだまだ紹介した方法にて、センター試験(共通テストも同様に)8割以上の得点を3ヶ月の短期間で獲得できるので安心してくださいね
ぜひ文系で地理をがんばる!!
って人は参考にしてみてください😌
*受験対策超定番のスタサプは以下にあります。(定番なので割愛しましたが、ほとんどの受験生はスタサプユーザーのようですね)