こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。現在はオンライン家庭教師として中学受験の「社会」を担当させてもらってます
そこまで多くはないんですが、中学受験生はなんと全員...プレッシャーをひしひしと感じてます😭
本記事では
中学受験に向き・不向きってあるんですか?! できれば向いてるタイプに育てたいんです....
というテーマでまとめます
現段階で
- 「中学受験の勉強に取り組んでいる!」
- 「中学受験の勉強をはじめようかなあ」
と悩んでる人に役立つかと思います😌
*本記事は以下の2記事の合体バーションになります!
向いてる・向いてないそれぞれです。どちらか片方から本記事に辿り着いた方には申し訳なく思いますm(._.)m
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はじめに:「中学受験」とはどんなもの?
中学校の入学試験を受験すること!(そのまますぎてすみませんm(._.)m)
とりわけ、東京23区の私立中学受験の割合が高いですね
一方、地方や僕の育った田舎では「中学受験??なにそれって??美味しいの?」という人が多いでしょう。僕でした←
整理すると以下の通りです
- 東京23区:文京区・中央区・目黒区・千代田区・港区・渋谷区・世田谷区・新宿区→30%超え」
- 地方都市や田舎:中学受験をほぼしない?その場所の中高一貫校くらい
「〇〇付属中学校」のように中高一貫、あるいは大学までのエスカレーター進学の形態をとる学校が多いですね
僕の出身校の慶應大学にも中等部と高等部がありました。本記事では扱いませんが、幼稚舎(幼稚園ではない)の小学校もありますね
生まれ育ちが首都圏かつ大学が同じ友達の中で、中学受験経験者はやはり多いように感じました
首都圏の受験競争の厳しさが伝わってきます・・
なぜなら「中学受験」には以下のメリットがあるからでしょう
- 中高一貫や大学付属校の場合、受験の”数”が減る
- 実力や能力にばらつきがなく、授業も早く進むし、目一杯学習できる
- たとえ中学受験がだめだったとしても、公立中学にそのまま通うことができる(≒失うものがない)
大学に入った時も「中学に入ってから受験したことないwww」という人と何人も知り合いました笑
田舎出身の僕にとって「チートだろーー!」と叫びたくなるくらいほどの美味しさがあったのです
でね
この「中学受験」のメリットを享受するには合格しなければならない・・・
合格しなければということは、大変な勉強をしなければならない・・・
そんな勉強が大変で過酷な?!「中学受験」 に向いてるタイプ・向いてないタイプの「向き不向き」を、僕の指導経験からまとめてみようと思います😌
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「中学受験」に向いている子の3つのタイプ
小学3年生・4年生の9歳・10歳頃から一般的に受験勉強をスタートさせます
はい、僕が本気がデュエリストを目指して遊戯王に奮闘してた頃ですね←
どんなタイプの子が向いているか??について
これまで指導してきた経験をふまえ、以下の3つのタイプが向いてるといえるでしょう
- 自律心(自己管理能力)があるタイプ
- 勉強の目的意識があるタイプ
- もともと勉強が好き・得意なタイプ
それぞれのタイプについて、具体的な行動や特徴を交えつつ整理してみます
①:自律心(自己管理能力)があるタイプ
自分を律する力・自分を管理する力です
同級生の中に「中学受験をしない」人はもちろんいますよね。彼ら・彼女たちは放課後は自由です
それとは対照に、放課後は塾に通わなければいけないのが中学受験生です
「遊びたい欲」をおさえて(自分を律して)、やるべきことに専念する力がここにあらわれます
自分を管理できる他の場面に
- 朝起きる・夜寝る時間を決められる
- 勉強する・休憩する時間を決められる
- 目標を設定して行動できる
- 継続して勉強できるメンタルを持てる
- 塾の時間が多くても対処できる
などが挙げられますね😌
「人間はいつも楽に、楽に生きたい動物」なもんで、サボり癖半端ないんですよね
このように「周りが遊んでるから...」や「今日はめんどくさいから..」の周りの環境や自分の怠惰な気持ちに打ち勝てるタイプは、まず中学受験に向いているでしょう
②:勉強の目的意識があるタイプ
なんのため勉強しているのか?
を自分の心で理解でき、目的意識がしっかりあるタイプです
心理的な表現で言い換えると自発的に勉強できるタイプです
習い事でも同じですよね
- いやいややらされてる・周りに合わせて習い事をする生徒
- じぶんからやりたい気持ちを持ち、積極的に習い事をする生徒
この両者はまるでモチベーションが違うし、後者の方が長く続くし、きっと成果も出せる力があります
このように、中学受験で目的意識がなければ
「なんでこんな辛いことしなきゃならんのだ?別に勉強辞めたって困らないンゴ」
と、ぶっちゃけ思ってしまい挫折しますm(._.)m
塾では勉強することが第一。受験生になると本当に勉強量がたくさんだし、辛い以外のなんでもない・・と感じる中学受験生も多いです
・・・・
でも頑張らなければいけない
「辛くても、目標あるから頑張ろうかな!塾、行くしかないな!」っていう気持ちが整って入れば、勉強に戻ってこれますし、挫折の度に起き上がることができます
簡単にまとめると
- 中学受験が目的➡︎モチベが下がりやすい
- 中学受験が手段➡︎モチベを保ちやすい
こんな感じでしょう!
受験オタクを除けば受験は将来の「何かを叶えるため」の手段でしかありません。これは中学受験、高校受験、大学受験全てに共通します
ですので今一度
- 中学校でどんなことをやりたいのか?
- 卒将来どんな職業に就きたいのか?
- そもそもなんで・どうして進学するのか?
に対して答えられるか?
をチェックしてみてもいいですね😌
③:もともと勉強が好き・得意なタイプ
恵まれたタイプですね〜
中学受験では塾の滞在時間=勉強時間が多くなるので、勉強好き・得意が有利になるのは言うまでもありません
勉強が好き・得意なタイプの特徴を掘り下げると以下の通りでしょう
- 新しいこと・ものを知るのが好き!
- 気になること・ものを調べるのが好き!
- 点数をとって競争するのが好き!
知的好奇心が旺盛で、新しいもの・ことが好き!
という特徴です
僕自身、オンライン家庭教師で「社会」を指導していますが、このタイプの性格かどうかで「社会」の成績がけっこう左右している...と感じてます😌
「中学受験」に向いてない子の3つのタイプ
次にどんなタイプの子が中学受験に向いてないのか??をまとめます
あまりネガティブなことを書きたくないんですが、自己分析・性格分析は大事...少し我慢しつつ読み進めてください😌
以下の3つが向いてないタイプと言えるでしょう
- 勉強が大嫌いが変わらない(?)タイプ
- 受験勉強の目的を見出せないタイプ
- 他にやりたいことがあるタイプ
①:「勉強が大嫌い!」が変わらない(?)タイプ
「嫌いなものは嫌い!」でず〜〜っと変わらないタイプの子は、受験はなかなかきついです・・僕の中で一番向いてないのかも、と思うタイプです
勉強嫌いが変わらない(?)タイプは、すでに「勉強を好きになってもらう作戦」を色々と試しても難しかったという子どもです
具体的には
- 小さな成功体験をつくってあげる
- 漫画やアニメから勉強にはいらせる
- 塾に仲の良い友達と通わせる
なを試しても通用しなかったタイプでしょうか
しかし、小学生の子は「勉強嫌い→勉強が普通→勉強が好き」になる可能性はまだまだ十分にあります
注意したいのは、今は嫌いだからといって親として諦めないこと・妥協しないことでしょう
向いてないタイプ=勉強がどうしても嫌いと書きましたが、親としてあらゆる試行錯誤をためしてもだめだった・・なにも効果がなかった場合です
「好きこそものの上手なれ」の言葉があるように、好きになれば自分から勉強できる姿勢を保てますが、
反対に、我慢を通り越して嫌いなものに触れ続けるのは辛過ぎる以外のなんでもないんですね・・
最後の最後まで
「勉強が嫌い!誰が勉強なんかするか!!」って子どもが躍起に反抗したなら、一度中学受験から撤退し、次のステップのことを考えた方がよさそうです
②:受験勉強の目的を見出せないタイプ
受験勉強のやる気は途中まであったけれど
モチベーションが折れてしまうタイプ
- なんのために勉強してるんだろ・・・
- とりあえずやった方がいいのはわかってるけど
- 友達と遊んだ方が150倍楽しいんだけど
など受験勉強以外に逸れてしまう可能性がぐっと高いです
本来、受験生の多くは
「勉強は好きでもないし、楽しくもないけど、中学に合格できたらやりたいことあるし、まあ頑張ろうかな!!」というモチベなんですが、頑張る理由もない・・・
勉強に少しは楽しみを見出せてなければ
- 「勉強がつまらない」
- 「勉強の目的がわからない」
のダブルのパンチで一発KOになっていしまいます
「これから受験勉強をはじめていこう!」「受験勉強を少しずつはじめてる!」という人は、ぼんやりでもOKなので、勉強の目的について考えてみるといいかもしれません
- 中学に入ったらなにをやろうかなあ・・→そのために中学受験を頑張ろう!
- 高校入試をやりたくないんだよなあ・・→そのために中学受験を頑張ろう!
- 仲良い友達が〇〇中学の受験するんだよなあ・・→そのために中学受験を頑張ろう!
など「大義名分」を持つことが大切ですね
ある意味受験は自分を騙せた者勝ちです
自分で自分を洗脳し、抽象的ですが、明るい未来にむかってるんだーーって感覚の維持はとても大切です
③:他にやりたいことがあるタイプ
「勉強なんかよりもこっち!」タイプです
勉強と他の習い事ややりたいことを天秤にかけた時に、後者の方がモチベーションが高いタイプですね
- 受験よりも野球を頑張りたい!塾に行くよりも週3、4で野球の練習をしたい!
- 受験よりもプログラミングを頑張りたい!塾に行くよりも、週5でずっとプログラミングやっていたい!
などのパターンがあげられるでしょう
親としては難しいものですよね。「やりたいことをやらせてあげたいけれど、受験も大事なんだよなああ・・・」って
とはいっても、子どもは純粋で「これ!」と決めたものに対しては真っ直ぐ取り組むし、反対に興味・関心無しのものに対してはなかなか見向きもしません
それならば、次の高校受験のときにしっかり取り組んでもらい、今は「やりたいこと」を頑張ってもらうのが賢明の選択かもしれません
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中学受験に向いてるタイプに育てる?
中学受験に向いてる・向いてないタイプをまとめました!
いずれも、後天的(生まれた後に身につく)に育まれる性格や特徴からくるものです
変な話、「受験に挑戦して欲しい!」という気持ちが変わらないのなら、自主的・自発的な中学受験挑戦タイプになってもらうよう、あらかじめ家庭で教育することは可能でしょう
「子どもの将来のために中学受験をしてもらいたい!」という親御さんにとって為になるかと思います
「中学受験に向いているタイプ」に育てる子どもとの接し方について最後にまとめますね!
- 自律心(自己管理能力)があるタイプに育てる
- 勉強の目的意識があるタイプに育てる
- 勉強が好き・得意なタイプに育てる
①:自律心(自己管理能力)があるタイプに育てる
どうやって自律的な成長ができるか?は難しいテーマです
しかしまずは
子どもを信じて、任せる
に始まります😄
子どもが「やる!」と決めたことを親として見守ることですね
- 朝起きる・夜寝る時間を決めてもらう
- 勉強する・休憩する時間を決めてもらう
- 目標を設定して行動してもらう
- 勉強の継続に挑戦してもらう
- 塾の時間が多くてもくらいついてもらう
などなど!
この過程において、子どもの本来の意志からズレた様子を確認次第、親として声がけをします
「おっとーー?それで本当にいいのかなあ?」
「決めたことと少し違うけれど、大丈夫なの??」
って
はじめから親の強制的な教育やプレッシャーを与えるのでなく、子どもが自分自身で「あーっそっか」と気づくよう促すのがポイントです
子どもが自分で自分のこと考えて・行動、修正できる「自律性」を育めます😌
②:勉強の目的意識があるタイプに育てる
これは、”消極的”に勉強に”取り組ませない”環境を整えます
小学校の勉強や習い事の学習をする中で
- 「なんのために勉強があるの??」
- 「大人になったらどんなことやりたいの??」
など(後者は少しスケールは大きいですが😂)
「勉強の場所」がその先の何かを目指す通過点ってことを知ってもらいましょう
つまり、勉強それ自体が目的ではなくて
勉強したその後のために今勉強する
という勉強を先の将来の手段として認知してもらうことです
直ぐに答えがでなくても全然OKで、
考えるくせをつけることからはじめたいです
勉強に意味付けをし、”目的あり”の姿勢をつくることができれば、受験生活でも挫折やネガティブな感情に打たれ強くなります
受験突破にむけて頑張れる子になります😌
③:勉強が好き・得意なタイプに育てる
勉強を好きになってもらうことも難しいテーマですね
勉強が好きになる原体験を作ってあげるとよくて、それは「新しいもの・ごとを知る」喜びを感じることからはじめます
親としてできるのは、「新しいことに触れる、新しいことを知れる」環境をつくり、一緒に楽しんであげることですかね!
- 新しいこと・ものを知る→ 例:一緒に博物館や美術館などに出かける
- 気になること・ものを調べる→ 例:本や漫画、ネットで調べものをする
など幼稚園〜小学校低学年にかけて、
興味や関心をどんどん刺激してあげましょう
「こんなものが世界にあるんだー!」
「もっと知っていきたいなーー」
新しいことを知る喜び=知的好奇心を持つきっかけになります!同時に、自発的・自主的な姿勢で勉強するモチベーションにもつながります
やがて受験にむけた原動力・受験対策をはじめる初動力にもなります
ポイントは時期で、早いうちに刺激してあげることですね
「勉強=嫌い」のイメージが固まってしまってからよりも前に、「勉強=楽しいかも」のイメージをもたせてあげましょうね😄
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まとめ:中学受験の向き・不向きはある
高校受験や大学受験では、周りも一斉に受験勉強をはじめるし、ある程度大人なので受験計画を作れます
一方、中学受験では、子どもから率先して「〇〇中学に行きたい!」のように、受験の意思決定や計画を必ずしもつくるわけではありません。むしろ親の意向から受験をするケースが大半です
実際、中学受験に対する親としての願望と子どもの気持ちの折り合わせは難しいです
親の受験願望を子どもに伝え、受験を促すことも可能ですが、向いているタイプが実は存在するので子どもの気持ちも尊重してあげるようにしましょう😌
親子でコミュニケーションをよ〜く取りつつ、一緒に受験に向けて走り出してくださいね
「親子二人三脚」の言葉が中学受験に当てはめられるのも、こうした背景があるからかもしれません
それでは、本記事が、中学受験を検討する親御さんにとって参考になれば幸いです
以下に中学受験関連の記事たちを残しますね!ぜひ参考にしてみてくださいね〜
関連:中学受験の「メリット・デメリット」を合わせて検討してみる!【結論:基本的に失う物がないので挑戦する価値あり】