こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。
「社会ってさー個別指導も家庭教師もいる??いらなくなーい???1時間もwwなにすんのっw」
って思ってるね???
そこで本記事では
家庭教師・個別指導の「社会科目」ってさどう教えるの?教わるの??
というテーマでまとめます。ちなみに僕の指導歴は大学生の頃から今まで以下の通りです。
【社会の指導歴】
小学生:歴史→約1年
中学生:歴史、公民、地理→約1年半
高校生:世界史→約6年
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- 前提:「試験で点数を取る」の目標が一番
- ①:どうして苦手・嫌いなのか聞く
- ②:「苦手→苦手じゃないかも?」にしてあげる
- ③:「なぜ?」と「その後どうなる」を考えてもらう
- まとめ:対話型の社会の学習を考えていく
前提:「試験で点数を取る」の目標が一番
家庭教師も個別指導でも細かくみると、勉強習慣の確立など様々な目的もありますが・・・
- 定期テストで点数をとりたい
- 入試で点数とりたい
ほとんどの受講生はこのどちらを希望してます。ほぼ100%ですね。そしてさらに踏み込むと「社会(僕の場合)の苦手を克服したい」という人が圧倒的に多いです
個別指導や家庭教師の場合(僕の経験)、点数がもともと高くさらに高みを目指したい!ってよりはもともと苦手で点数は平均よりも低く、平均点を超えるくらいまで上げたいって生徒の方が割合的に多く感じました
ですので、十人十色の生徒のがいるなかで「もともと社会が苦手で、苦手じゃなくなるように、そして点数を平均点よりも取れるようになりたい!」って生徒を想定した僕の指導の仕方をまとめていきます
補足:「やればできる」は概ね正しい
ぶっちゃけるとこれが社会です。言葉を選ばず言えば、暗記ができれば点数は取れる
現行の教育と受験は暗記量でゴリ押せる、これは否めないのが現状です
「やればできる!!」とわかってる人、あるいはもともと「社会が得意!」な人が個別指導や家庭教師に頼らないのは、他の科目よりも顕著かもしれません
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①:どうして苦手・嫌いなのか聞く
社会(日本史・世界史・地理・公民・政治経済)を苦手・嫌いと感じるには必ず理由や要因があります。他の科目も同じですね
そこで、まず超どストレートに
社会のどんなところが苦手?どんなところが嫌い?
と聞いてみてあげてください😌もし先生側も過去に社会が嫌い!苦手!だったらよ〜く理解、共感できると思います
経験上、社会が苦手・嫌いな理由は以下の2パターンでした
- 「覚えるだけですぐ忘れるから。ってか覚えらんない。」
- 「こんなの何に役立つかわからない。ってか何の意味あんの。」
うんうん。「覚えるだけで暗記しても忘れるし、教科書で勉強して何の意味があんのーーー」ね。わかるよわかるよ。と相槌を打ってあげてもいいかもです😌
答えてくれた苦手・嫌いの要因を指導者としてつぶしてあげる。これが力量のみせどころ!
この時点で「どのように克服してあげられるか?」を考えてみてください。細かくは生徒の性格も関わるので一度踏みとどまって整理するいいでしょう
すでに「やればできる!」=「社会科目」と書きましたが、社会嫌いを克服できれば、以下のように得意・好きになる正のスパイラルが見えてきます笑(しかも先生は要らず自発的に、です)
このスパイラルはすべでの勉強において理想といえば理想です
僕自身が受験生の頃も、苦手→苦手じゃないかも?普通かも→得意!っていう意識の移ろいもありました
社会が苦手な生徒にとっての最初の関門でもあります
指導者としてまずは苦手な現状をしっかり受け止めてあげ「何ができるか?」を親身になって聞いてあげましょう。「この先生なら任せられる!」と生徒が思ってくれると一番理想かもしれません
②:「苦手→苦手じゃないかも?」にしてあげる
当然ですがこれ!次に、苦手→苦手じゃないかも?の感覚の変化に気づいてもらえるよう指導します
社会の指導では僕はまず以下の通り進めます
- 小さな目標を一緒に作ってあげる。(例:問題集を1日1ページなど)
- 小さな成功体験を褒めてあげる。(1ページ全て覚えられなくても、進歩を強調して褒める)
- 少しずつ目標を大きくしていく。
- より成功体験を大きくして、褒めていく。
- 点数・成績に頑張りが表れる
関連: 家庭教師が勉強が苦手・勉強しない生徒の対応で心がけたいこと【ちいさな成功体験が鍵です】
できるところからできる範囲だけ着実に進めてもらい、そしてできたら褒める。そして、成功体験としてインプットしてもらうことを大切にします😌
一気に覚醒!!!みたいな魔法はありませんね。小さな課題を達成し、そして先生に認めてもらう。その成功体験を徐々に大きくしていくのが王道ですが苦手克服の特効薬です
僕が家庭教師(今はオンライン)をやってた時は主に市販のテキスト・問題集を用いて進めてました
本記事では割愛しますが、オンラインで共有可能なノートとエクセルを用いて「いつでも先生がみてるんだぞ!」戦略で進めてましたね😂
▼以下は指導経験+受験経験をもとにまとめた小学生〜高校生までの社会のテキストたちをまとめた記事になります。個別指導・家庭教師の先生はぜひ参考にしてみてくださいね
宿題として進めてもらうと「これってどうゆう意味ですか?よくわからん。」と生徒に解説をお願いされることもあります。一応は解説します。が、、極力僕自身は解説をしないようにしてます
というのも先生が内容を解説したら先生が頭よくなってしまうからですね。解説してしまいたい!って気持ちをあえて抑えています
ん??え??
じゃあ先生の意味ないじゃーーん
って思ってしまいますが
社会の個別指導において、先生の次のような役割が重要だと思ってるからです
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③:「なぜ?」と「その後どうなる」を考えてもらう
個別指導や家庭教師の社会の指導は「なかなかとっつきづらいイメージ」があります。わかります。すっごくわかります。しかも、極力解説をしないなら尚更です
わからない用語を調べて解説してもらうだけでなく、用語の「なぜ?」と「だからその後どうなる?」を考えてもらうこと、そして言葉にしてもらうことです。これが社会の個別指導の先生の一番の役割だと思ってます
特に社会って覚えるだけじゃーん。つまんなーー
って生徒にはこの世の中の合理性を教えてあげるといいです。効果は抜群です
「合理性」といっても難しくなく、「こうだからこう、こうなったからこうだよね」という社会の用語の背景にある人法則・ルールのことです
最近、中学生の地理を教えましたが「こうだからこう、だからこうだよね」のひとつの例を取り上げますね。以下の通りです
- エジプトの首都カイロを覚える!
- カイロの近くのナイル川を覚える!
- ナイル川があるということは、水を引っ張ることができる?!
- 水が引っ張ることができるということは、穀物を育てることができる?!
- 穀物を育てることができるということは...?!
数学の公式のように、最低限の用語(川・地名・山・砂漠・海など)をまずは覚えます。今回はエジプトの地理でしたので首都のカイロやナイル川です
ここからがポイント!多くの生徒は
- エジプトには大きな川がある。それはナイル川だ。
- エジプトは他のアフリカ地域と比べて、穀物栽培もさかんだ。
と、別々に覚え、単発の知識として詰め込んでしまいがちなんです。こうなれば浅い記憶になってすぐに忘れてしまい、成績にも反映されにくいです・・
そうならぬよう、社会の個別指導の役割があります
- 「大きな川、ナイル川があるよね。川があるということはどうなる??人の生活はどうなる??」
- 「そうだよね。たくさん水を使えるよね。水が使えるとどうなる??」
- 「そうだよね。畑で食べ物を育てることができるよね。食べ物作れると人の生活はどうなる?」
のように、ひとつの用語を起点とし「こうだからこう、こうなったからこうだよね」と質問・対話のキャッチボールをします
数珠つなぎに「なぜ?」と「その後」の論理関係の構築を指導の話術で手伝ってあげるわけですね
難しく表現すると「因果関係」です
ひとつの用語にこの関係を絡めて理解することで、暗記!詰め込み!とは違った「なぜか記憶に残る感覚」をつかむことがきます
ここまで来ると生徒はみるみる社会科目にはまり、成績も上がっていく軌道にのせてあげることができます😌
余談:好奇心を探れる=個別指導の社会
以下のツイートのように、僕は世界史の個別指導・家庭教師をメインに行ってまして、対話中心の世界史はとても面白いなー!とつくづく感じます
世界史の個別指導では
— まこさん / 世界史ブロガー (@sHaRe_worlD_) 2019年4月20日
・どうして狩猟農耕時代は争いが少なくて、農耕牧畜時代になると増えたの?
・日本は古墳、エジプトはピラミッド、それぞれの役割はなんだろう?
・胡椒が超求められて大航海時代が始まったね。好きな香辛料ってある?←
のように、科目解説以上に深く話せるから好きなのだ😌🌎
大航海時代のはじまりは「胡椒が必要だったからだー!」って教科書では教わってそこで終わりですよね笑
「好きな香辛料(スパイス)ってある??それぞれどんな香り・味かわかる??どんな料理に入ってるかわかる??」
って対話の方が「楽しいww」と感想をもらってます
冗談を交えてのトークですが、これがきっかけで「楽しくなった!好きになってきた!」と、好奇心を探り、刺激できるのも社会の個別指導・家庭教師の強みでしょう
こんな感じに、いろんな角度から質問してみると「こんなこと考えてるんだ!面白い!」と、先生も一緒に楽しめますよ。ぜひ試してみてくださいね
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まとめ:対話型の社会の学習を考えていく
本記事では、個別指導・家庭教師の社会の指導の流れや方法についてまとめてみました
想定は「社会が苦手で、苦手意識を克服して、平均点くらいを目指したい!」という生徒でした(実際にほとんどです)
そしてね、今後はもっと「アクティブラーニング型」の社会になっていく。日本の教育方針として間違いないでしょう
対話・コミュニケーションを通じ、「社会をどのようにわかりやすく、楽しく、為になるかたちで教えられるか?」は学校教育・民間教育問わず考えていかねば、ですよね
この対話型の社会の教授法について、今後も追究して発信していきますねっ!ひとまず、本記事で参考になるところがあれば個別指導・家庭教師の指導に活かしてもらえたらなと思います😌