こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。大学院の研究はフランスの旧植民地アルジェリアが対象で、フランス語の文献と格闘してました
本記事では「フランス語を勉強するはいいけど、フランス語を使った仕事って何があるんだい?!」という疑問に対するこたえをまとめます
*僕自身のフランス語を使った仕事は「初心者のオンライン指導」が中心です。本業ではないですが、身につけた語学で貢献できる嬉しさを感じますね😌
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脅威!フランス語の影響力
フランス語は国連の公用語かつ歴史的にも多くの植民地を持ってたフランス。今現在世界でとても影響力のある言語のひとつです。影響力とは?というと
「世界で最もパワフルな言語ランキング」(2016年:World Economic Forumが発表しました)があります
この統計では
- 地理力
- 経済力
- コミュニケーション力
- 知識&メディア力
- 外交力
を評価基準に「パワフルな言語」を選定するものです。フランス語のポジションを確認してみて下さい
- 英語 0.889
- 中国語 0.411
- フランス語 0.337
- スペイン語 0.329
- アラビア語 0.273
- ロシア語 0.244
- ドイツ語 0.191
- 日本語 0.133
- ポルトガル語 0.133
- ヒンドゥー語 0.117
出典:These are the most powerful languages in the world | World Economic Forum
フランス語はなんと世界のパワフルな言語第3位にノミネート。特に外国力が際立って上位にランクインするとこまできました
でも、まだまだこれから
フランス語の話者人口の爆増に着目します
今は、フランス本土やカナダだけでなく旧植民地だったアフリカの国々(モロッコ、チュニジア、アルジェリア、ガーナ、ニジェール、コンゴ)の公用語のフランス語
その多くは発展途上国で、人口が増えるにつれて、話者人口も増えると予測されてます
現在の言語別の話者人口は第10位ですが、2050年にスペイン語に続いて第4位に入るほどの話者人口の増加率です
コミュニケーション可能な母数が圧倒的に増えるので「将来的にビジネスをしたい!」って人は有利に働く可能性大なのです
*フランス語圏の世界地図
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
出典:http://www.multilingirl.com/2017/07/most-influential-language-in-the-world-2050.html
また、国際連合(EU)の公用語としてフランス語は大切ですね!フランス語圏のスイスには、国連の本部があります
国連で働く求人では英語話者が圧倒的に多いのが実態ですが...フランス語をマスターして差別化できれば国際競争社会で優位に立てる可能性も大きいですね!
僕のフランス語の先生は「国連系職種応募のレジュメの語学力の箇所はほと~~んど英語なんだよなああ!」とぼやいてたほどです。国連系の仕事は最低限英語かフランス語で業務が
それ以外にも商社・旅行・航空業界や翻訳・通訳業のフランス語も引っ張りだこ。英語話者の供給過多になった時、美味しい思いをできるかもしれません
そんなフランス語を活かせる仕事について、下記より詳しくみていきます!
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フランス語能力を活かせる仕事たち
フランス語系全ての職種に通じることがあります
それは英語系の職種業務よりも圧倒的に供給不足な点ですか。といって需要がないかとうと、上述の通り、そうでもありません
むしろ今後経済成長が予測されるアフリカ諸国との橋渡しとなるフランス語の需要は高まる一方だと思います!需要は高まるけども供給はどうかというと、、まだまだ足りないんです。センター試験のフランス語受験者数はたったの156人という現状ですからね
この需要に対する供給の不釣り合いによってより高水準の報酬が期待できる!ということになりますね。とまあ、だらだら書いてもまとまらないので早速職種業界についてみてみましょう
フランス語の通訳・翻訳業
語学系の仕事の代表格すぎる通訳と翻訳業!もちろん求められる語学力の水準はかなり高めです。最低限でもフランス語1級やDalfC1以上を取得してると望ましいでしょう
- 官公庁や企業の専属通訳
- 通訳案内士(現:全国通訳案内士)
- フリーランスの翻訳・通訳業務受注
などフランス語学力を存分に活かした王道の仕事たちですね!!特に個人的に興味深いのは「民間の外交官」とも呼ばれる通訳案内士ですね
【フランス語+日本の観光案内】が主な職務の通訳案内士。日本への訪日観光客もどんどん増えてる中で脚光を浴びてる職業のひとつです!
▼通訳案内士は国家資格。その独学勉強方法について以前まとめたので参考にしてもらえたらなと思います!
関連:『全国通訳案内士』の独学勉強法とおすすめ参考書決定版!【試験の総合対策編】
フランス語話者としての国際公務員
こ、こ、こ、国際公務員とは・・・・??
国家ではなーーーく、「国際」です
国際公務員とは、国連およびその専門機関に勤める職員をいいます。それぞれの持つ専門知識や経験を生かし、開発途上国への技術や教育の支援を行い、いずれかの国家の利益ではなく、あくまでも中立の立場で働くことを求められます。
国連を中心とする組織の国際労働機関(ILO)、国際教育文化期間(UNESCO)、世界保健期間(WHO)などなどが具体的なフィールドとしてあげられますね
働くための条件はざっくり、社会人歴2年と英語あるいはフランス語で任務遂行が可能なこと。プラスアルファで、国連の公用語が使えたら望ましい、とのこと
身近なある方の情報なのですが、国連機関において日本人の人材は不足しているとのこと
やはり言葉の壁が一つの理由としてあるようです。また、応募する大多数の人が英語の枠で応募してしまうのです。英語応募者の資料が多いとぼやいておりました笑
差別化はどこでもどの時代でも大切です
依然として「国際公務委員を英語で目指す!」って人は大多数。自分=レアな存在とアピールするにはフランス語はとても手っ取り早いですね!
社会問題を解決する国際人として働きたい!という人は、フランス語を習得して国連機関で国際公務員働くことは現実的なルートでしょう
フランス語圏現地法人社員
旅行会社・商社を筆頭に、他の業種の現地法人でもフランス語翻訳者や通訳者の需要があります
- 「英語、中国語などに加え、フランス語もできる方歓迎」
- 「成長著しい中古車ビジネスにおいて、フランス語圏を担当して頂きます」
こんな条件はちらほらあります!!
例えば以下はバイリンガル以上が基準の転職サイトです。個人的にAmazonで働いてみたい...
ますます市場拡大するフランスの旧植民地(セネガル・モロッコ・アルジェリアなどなど)へ販路拡大を狙う企業にとっては、喉から手が出るほど欲しい人材です
”現地で働く”ことの意義は大きい!
その理由は大きくこれ
- 日本国内の人口減少
- 日本国内のマーケットの縮小
海外へ!海外へ!海外へ!外貨獲得!外貨獲得!外貨獲得!
2020以降はどんどん加速すると思います
海外の現地法人で働ける人が求められてます
貿易や商社など販路拡大を求めている会社から、現地でコミュニケーションを柔軟にとれる旅行会社まで、「フランス語」の読み書きや会話ができて、その会社で働ける人を求めてます
ただ・・・
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これからはフランス語プラス何かの専門性?
フランス語に限ったことではありません
人工知能の翻訳機能の進化
それは凄まじく早いです
*こんな記事を見つけました
データの集積、ディープラーニングの超ハイポテンシャルを持つ人工知能翻訳の方が、人間の翻訳の精度よりも高いことがわかってきてます
これまでの歴史でタイプライターの職がとって変わられたように
中途半端な習得は淘汰される。
20世紀では、異なる言語だけを自由自在に操れる人はちやほやされてました
しかしそんな時代はもう風前の灯のようなもの
翻訳家や通訳者のポジションが取って代わられる日は時間の問題といっても過言ではないす
フランス語はもちろんのこと「専門性」を磨くことを意識しましょう
たとえば
フランス語+寿司
強調したいのは、言語能力に加えた、専門能力の習得
寿司は特に良い例かもしれません笑。まだまだフランスの旧植民地(公用語フランス)の国々では寿司の認知度はそこまで高くはありません。が、とても人気です
フランス語を習得しつつ自分だけが得意とする何かしらの専門性をフランス語圏へ持ち込むというのはAI時代の外国語学習者の使命になるでしょう
まとめ:「フランス語で仕事したい」と思ったら
すぐに勉強、勉強をはじめましょう
アルファベット+基礎単語・文法からでもいいので大丈夫です。言語の習得は途方もない道のりですが、着実な積み重ねで努力が実ります
下記記事たちは「フランス語検定を0から初めて1球を目指す方法」と「第二外国語としてのフランス語学習のメリット」についてです!参考になれば幸いです!😌
関連:フランス語検定5級〜1級までの参考書と独学勉強法決定版!【0からのフランス語学習でも大丈夫です】