こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。世界史の記述・論述対策を進めてますか??
え?記述はまだ早い?ましてて論述は1ヶ月前でいいだってーー??
なるほど。記述・論述の対策はね、単刀直入に言うと、できる限り早めに取っ掛かりましょう。本記事では世界史の記述・論述問題に向けての勉強方法と対策についてまとめます
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前提:「通史」をマーク70%程まで仕上げる
理由はシンプルで「通史」の理解・把握なしに紙面上に何も書けないからです
例えば「大航海時代の要因とその後の社会構造の変化について論ぜよ」という問いに対して、大航海時代の範囲を学習してなければ「?」です
また、既に答えが選択肢に用意されてるマーク形式と異なり、自分自身の記憶から引っ張り出す必要もあるので、世界史全体の知識=通史の丁寧な学習は必至といえるでしょう
- マーク形式→記憶と照らし合わせるのみ
- 記述・論述形式→記憶から引っ張り出す
本格的な記述・論述対策の目安の時期は遅くとも11月頃から始めます。その頃までに最低限マーク試験で70パーセントを得点できる力まで高めます
▼世界史の「通史」の勉強方法と参考書については下の2本の記事を読んでもらえば大丈夫です。参考にしつつ勉強を進めて下さいね😌
関連:大学受験『世界史』の独学勉強方法とおすすめの参考書決定版【偏差値30から東大早慶レベルへ】
関連:世界史の「通史」は必ず通る道!おすすめの「通史本」を紹介!【世界史初心者から上級者までのバイブル】
では以下より記述・論述問題に向けての勉強方法と対策についてまとめます
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志望校の記述・論述の形式を知る
「通史もマーク試験もそこそこいける!けれど、記述・論述について右も左もわからない・・」という人はほとんどだと思います
まず、敵を知ることから始めます
本記事では読者さんそれぞれの志望校に合わせて過去問の分析は難しいのでお許しをm(_ _)m
そこで問題の形式を大別すると下記の通りになります
- 一問一答(単答)形式
- 用語説明形式(字数少なめ)
- 論述形式(字数多め)
1〜3のタイプの対策を中心にそれぞれ解説していきますね
一問一答(単答)形式の対策
最高学府の東京大学も、私立最高峰の早稲田大学でも登場するこの形式。シンプルなクイズ形式の問題です
*早稲田大学の問題はこんなです
出典:早稲田大学教育学部2019年度
- ウラービー運動で掲げられ、後の民族運動でも用いられたスローガンは?
- カージャール朝が1828年にロシアと結んだ不平等条約は?
- 1877年にインド帝国の皇帝に即位した人は??
どう??答えられますか??
知ってたら解ける、知らなければ解けない。小難しい思考はいらないので落とせない問題です。こうした一問一答形式の記述対策は、やっぱり『一問一答』で行いましょう
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世界史B一問一答(東進)
【内容紹介】
全国の入試問題+予想問題をもとに3500問を超える問題数を掲載。
重要頻度を3段階で明示。人物の事件、事象のエピソードから他の地域や時代への影響まで、多くの事柄に言及。
年号の覚え方から出題傾向、学習の注意点まで、「入試直結型」のアドバイスも充実。
引用:Amazon
数多くある中で「東進の一問一答を使ってるよ!」って人は現にたくさん!
それが示すのは安定のレビューです。世は資本主義ですから...良き本には評価が積み重なります.ね
よほど奇問・悪問でない限り、本書の「答え部分」を頭にインプットできたら十分太刀打ちできます
具体的な『一問一答』の進め方は
- 1週目:何も見ず単元ごとに解き、間違えた箇所にサイン!
- 2週目:間違えたサインのみの問題を解く!
- ➡︎2週目の時に、間違えた箇所を『ナビゲーター』(通史)で再確認
- 3週目以降:間違えたサインを全て消せるように無限に繰り返す!
です。思い出せなかったサインがなくなるまでがポイントで、忘れては思い出すを泥くさく繰り返しましょう😌
可能なら通史と並行させてできるといいですね
- 一問一答でやりたい通史の単元を読む(ex古代ギリシャ)
- 通史を読んだ後、一問一答でチェック
- 間違えた箇所にサインし、通史に戻る
- もう一度間違えたサインを確認し、全て消せたら次の通史の単元へ進む
11月以降から、赤シートで隠して答えられるだけでなく、「実際に書けるかどうか?」までチェックして下さいね。「わかるけど、書けない」は勿体無いのでなんども書いて覚えて下さい
用語説明形式(字数少なめ)
やや難易度の上がる問題です
つまり
- 説明→用語(これは単答形式:易)
- 用語→意味(これは説明形式:やや難)
の構図です。覚えた量のアウトプットは後者が圧倒的に多く、負担も大きいです。救いなのは、どこの大学でも教科書標準レベルの用語説明にとどまることです
重箱の隅をつつくような用語の説明をさせる、なんてことは無いので心配しないで下さいね
*例えば名古屋大学はこんなです
出典:名古屋大学2019年度
「科挙」について、それはどのような理念で実施されたものか説明せよ
という問題です。一問一答の単純な丸暗記では難しい問題ですが、十分対策は可能です
同じように『一問一答(東進)』を使います。が、やり方は上で紹介したものとは真逆になります。逆一問一答とはこのことで、下記の通りです
- 単元ごとに「問い」を隠し「答え(=用語)」から説明を自力で記述!
- 「問い」と自作の記述を照らし合わせ、採点!
- 全く趣旨の異なる記述の場合、通史の該当する単元に戻って復習!
- 1〜3を無限に繰り返す!
単答の練習よりも圧倒的に手間がかかります。ですので「確信を持って解答できる!」箇所は飛ばし、「ここが少し曖昧であやふやだな〜」の箇所を重点的に記述トレーニングすると効率が良いでしょう
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論述形式(字数多め)
世界史で一番いや〜〜〜〜な問題、そう思ってませんか?!論述形式(字数多め)は主に難関国立で出題されます
*最高学府の大論述は有名です
出典:東京大学2016年度
アウトプット形式の究極の論述問題では、段階を踏み(単答→用語説明→論述)ライティングの基礎体力をつけると良いでしょう
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『世界史論述練習帳』
「論述対策って何から、どこからやったらいいか分からない!」って人はまずはこれで決まりです
- 例題集(解答と解説あり)
- 東大京大・一橋・筑波の過去問集(解答と解説なし、ヒントあり)
- 60字記述問題集(解答あり、解説なし)
が本書の内容で、 レビューには「論述そもそもの構想の仕方とメモの取り方を勉強できる!」
「赤本を数冊買うよりも密度の濃い過去問があってコスパ最強!」と定評のある一冊です
やり方は
- まずは自力で解いてみる
- 教科書や資料集を見ながら、自力で解いてみる
- 模範回答をチェックし、自作との「違い」を明確にする
- その「違い」を修正して、もう一度何も見ずに自分で書き上げる
最悪なのは解答が全く書けないのに模範解答だけを見て満足して終わるパターンです
通史の参考書を使ってでもいいので「自力」で「自作」の解答を作ることがポイント!次にこちらも合わせてやりましょう
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『段階式 世界史論述のトレーニング』
上記の『世界史論述練習帳』で60字程度の典型的な短文論述で肩慣らしを終えたら徐々にギアを上げていきます
100字未満の短い論述から100〜200、200〜250、そして300字以上の大論述まで少しずつ字数を増やせるので、着実に力をつけることができます
レベル上げが不十分なのにラスボスに挑むのは無理ゲーのように、段階を踏んでレベルを上げなければ東大の大論述は無理ゲーです
やり方は
- 序章の論述の基礎を読み込む
- 自力で問題を解く
- 参考書を使って自力で訂正を加える
- 回答を参考に添削と採点をする
これを繰り返して自力で自作の解答を作れるように慣れていきましょう
この時に模範解答と自作の解答を比べて「何が違うのか」「どう勉強し直したら正解に近づくのか」を意識した復習を徹底しましょうね
最後は、第一志望の『赤本』を手にして10年分以上の生の論述問題を解きます!!
- 自力で解いてみる
- 自力で参考書を使って訂正する
- 模範解答を見て添削・採点する
- 自作と模範解答の「違い」を確認する
- 「違い」を無くせるように復習する
これを繰り返しやり、過去問の「傾向」と「形式」の分析を進めるとみるみる力が付いてきます
▼『論述問題』の細やかな対策と独学勉強方法については下記2本にまとめてあります。特に、一橋世界史はやりごたえが・・・ありますよ😌
関連:世界史の『論述問題』対策を徹底解剖!独学勉強法とおすすめ参考書を紹介!
関連:一橋大学の世界史の「傾向」と「対策」を分析!【世界史最難関の論述・記述試験を突破するために】
まとめ:背伸びをしないでね!!
本記事では世界史の受験生がいや〜〜〜な??と感じる「記述問題」と「論述問題」の対策についてまとめました
- 通史を70パーセント完成
- 一問一答(単答)形式の練習
- 用語説明形式(字数少なめ)の練習
- 論述形式(字数多め)の練習
これがまとめた要点ですね。アウトプットの負荷は1〜4の順に重たくなり、同時に設問の難易度も上がります
無茶な背伸びをしないことが大切になります。ラスボス級の論述にいきなり戦いを挑んで完敗してはやる気も0になりかねません😭
できることの範囲をじわりじわり広げてくことが遠回りに見えて近道なのです。地道にコツコツと一問一答から記述対策をはじめてみて下さいね😌
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