こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。世界史に8年触れ続けていますが、「詳しくなれた」という感覚はなかなか訪れません
というのも、下記のツイートによるところが大きいと思われます
世界史には、文学、法学、経済学、歴史学、医学、神学、哲学、政治学など各学問のそうそうたるメンバーが集っていて、「知」のエッセンスを学ぶことができるので、もっと学びたい学問選択のきっかけとして最適なものだと思います😌🌎
— まこさん@世界史ブロガー (@sHaRe_worlD_) 2019年3月21日
科目上、大局的に世界の歴史を捉えて学びます。世界史学習者はわかるように、国際関係や政治・法律・宗教の状態が中心局所的に掘り下げたら終わりがないんですね・・
でも、、世界史に詳しくなりたい!!
いや「詳しいよ!!ワイ!」と堂々と言えるようになりたいに近いのかも
でも、世界史の舞台に登場の膨大なる登場人物や出来事を一字一句覚えるなんて無謀すぎり。ポケモンを覚えることの500倍ものハードさ
ではどのように「世界史に詳しくなった感」を出せるのかを分析してみます
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方法①:まずは「概説」をおさえる
時時代と地域が複雑に交差する科目です。まずは科目としての「世界史」の概説から始め、全体像の理解を深めます
学生・社会人問わず、世界史を0から始める初学者におすすめの概説書(入門書)は下記の2冊です
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
▼内容紹介▼
推理小説を読むように一気に読める! "新感覚"の教科書にあなたも必ずハマる!
現役公立高校教師としては初めて、Youtubeに世界史の授業動画を公開し、たちまち、大学受験生や社会人、教育関係者から「神授業! 」として話題沸騰の現役・公立高校教師が書いた“新感覚"の世界史の教科書!
大学受験、学び直しにも。高校生から、主婦、社会人まで必読の1冊!
世界史の概説を学ぶなら『教科書』が最強!と一般的な理解がありますが、教科書の弱点は「地域と年代が目まぐるしく変わる構成になっている」ところ・・
ヨーロッパの歴史をやってると思いきや、オスマン帝国に・・そしてインド史僕は何度もごちゃごちゃになりました。初めて世界史をしかも独学でやった時、全く理解が追いつきませんでした・・
本書は一切年号が使わず、世界史の出来事の「因果関係」を数珠つなぎで解説してます
解説上述の「なぜ??」と「その後」のつなぎがしっくりイメージ湧き、「なるほど〜」と頷ける理解に繋がりますね
単なる用語の丸暗記では吹き飛ぶのは時間の問題ですから!
ストーリーから理解する方が長期の記憶になり、その結果、本題の「一度読んだら絶対に忘れない」が実現されるんですね
『新 もういちど読む 山川世界史』
▼内容紹介▼
高校の世界史教科書を一般読者のために書き改めた通史。
1冊で世界の歴史を明瞭・簡潔に叙述し、その全体像を示す。
多数のコラムを設け、現代世界の理解に役立つテーマを解説する。
日々変化する世界をとらえ、ニュースの背景がわかる社会人のための教科書。
世界史の入門の入門と呼べる本書は、高校教科書の『山川世界史』の社会人バージョン
「受験生の時に世界史を勉強してたけど、し受験後はもう触れてないなあ」という人向けの再学習の教材に最適です
あくまで『教科書』ベースの構成で、上記の「時代と地域がごちゃごちゃになる!わからん!」という人は、『 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』→『新 もう一度読む 山川世界史』の順番で取りくむことをおすすめします
▼「概説書」については下記の記事にまとめてあります😌
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方法②:「なぜ?」と「その後」を常に考える
世界史は出来事の原因の「なぜ??」と結果の「その後」なしに語れません。ストーリーとは、こうだからこう、こうなったからこうという出来事の繋がりを理解することです
例えば
- 395年にローマ帝国の東西分裂
- 732年にトゥールポワティエ間の戦いの勃発
- 1492年にコンスタンティノープル陥落
「なぜ?」発生したのかそれぞれわかりますか??そして「この後」世界はどのように変わったのかわかりますか??
歴史は「いつの時代に何が起こった」や「これをやった人は誰」のような知識の多さが物言うものとされがちです
でも単発の知識はほとんど生ものだと思った方がいいです。すぐに忘れてしまい一向に詳しくなれる日が来るかというと、微妙なのです
こうした「なぜ?」と「その後」を考える癖を常にこころがけて、誰かに説明できるレベルまで理解を深めましょう。説明することで長く記憶に残る世界史になります
方法③:「特定の分野」を深めてみる
広〜〜い範囲の世界史の概説をおさえた後です。概説で学んだ中で「この範囲はおもしろい!」と思える分野を深掘りするという手順です
関連して下記のようなツイートをしてます
「世界史に詳しくなれた!」には僕はまだまだ届きませんし、届かないと思ってます。学問横断的に世界の著名人の作品や各国の歴史の概略を学ぶので、深みを追究したら終わりがないからです。僕が実践してるのは「詳しくなれる風」で、一つの専門(国・地域・人)を学び、比較して別対象を語ることです🌎
— まこさん@世界史ブロガー (@sHaRe_worlD_) 2019年4月1日
例えば
- 中世ヨーロッパ世界の建築建造物
- 近世イスラーム世界の商業
- 古代中国の人々の生活
など細やか〜な関心が湧いてくるかと思います
資料集と合わせて概説を読んでるとどんどん世界史の世界にはまっていきますからね
そこで、より興味を追究するならこの本!
世界史リブレットシリーズ
山川出版社の『世界史リブレット』は1冊は薄くてコンパクトな本です。でも、この本は受験生にあまり馴染みはありませんよね
なぜなら『世界史リブレット』は1つの本題につき1人の専門家が概説を書く言わば専門書だからです
『近世ヨーロッパ』は東京大学名誉教授の近藤先生が描くリブレットです。簡潔な概説書とはいえ、最高学府の名誉教授による書物の読み応えは半端ないです・・😌
上記の『概説書』→『世界史リブレット』の流れで学習を進めると、広い世界史(概略)と狭い世界史(専門)の知識をを無理なく習得することができます
ここまでできたら十分世界史に詳しいでしょ!!と言いたいところですが、さらに追加で下記の方法があります
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方法④:深めた分野と他分野を比較する
概説を終えた後に専門分野(国・地域・物事)を学習すると、ひとつの強みを持つことができます
これはあなたの持つ興味・関心に由来する強くて濃い対象です。思いっきり武器にすべしです
武器とは具体的にどうゆうことかというと
専門的な強みを活かして、他の分野との比較を語れるようになることです。例えば、中世ヨーロッパの建築・建造物が得意分野だとすると・・
- 「中世ヨーロッパの教会の建築費は税金から捻出したけれど、イスラームの世界のモスクはワクフ(寄進)から捻出するんだね。この違いはどうしてだろう?」
- 「中世ヨーロッパのゴシック様式は滅茶苦茶ド派手なスタイル。プライドとお金をかけての建築。カトリックの威厳を保つ役割があった。一方でこのような狙いを持つ建築様式は他の地域あるの?」
あくまで即興で思い浮かんだ例ですが、ひとつの強みを持つことで他の分野でも自分の強みに引き寄せて考えることができるし、語ることもできます
さらに、比べることで専門の強みはさらに洗練され、他の分野に関しても知識の幅を広げることができるのです
上記のツイートの通り、世界史では学問横断的に世界の著名人の作品や各国の歴史の概略を学ぶので深みを追究したら終わりがありません
僕自身「詳しい!」のレベルにはまだまだ届かないと思ってますが、概説をおさえた上で専門を掘り下げるといった工程を淡々と繰り返すことで連綿と世界史の「知」が繋がるのかなと思います
まとめ:詳しい人は始めからいない
歴史学(東洋史・西洋史)の博士号を取得した大学教授だって、受験で偏差値70オーバーの世界史の強者だって、皆0から世界史をはじめてます
詳しい人は始めからいない。誰でも詳しくなれるチャンスはあるし詳しくなれた人は地道にコツコツと正しい方法で継続してます
「世界史に詳しくなりたい!!」そんな人はぜひ本記事を参考に、世界史の勉強に取り組んでみて下さいね。参考になれば幸いです
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