こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。『治験』アルバイト(ボランティア)に参加した体験談をブログにて残します
- 治験に興味あるけど手順ってどうなの??
- 治験の生活って一体どんなの??
特に上記の疑問に答えてまとめます
長期休暇のある大学生・時間に余裕のある社会人の方は、「高額バイト」としてとてもオススメです!ぜひ参考にしてください
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- 「治験バイト」とはそもそもなに?
- 手順①:治験募集サイトに登録する
- 手順②:治験案件に申し込む
- 手順③:事前検診(超難関?!)
- 手順④:入院生活+投薬
- うわさ通りの高額報酬!!
- 総じて治験ってどうなの?
「治験バイト」とはそもそもなに?
「治験バイト」に聞き馴染みの無い人も多いかと思います。僕も大学3年生までは聞いたことがありませんでした
治験とは「新しい薬」の承認を得るために厚生労働省の指導に従い実施している「治療を兼ねた試験」のことです
ひとつの薬が誕生するまでには10~18年もの長い研究開発期間があり、効き目の確認や安全性の評価など、さまざまなテストが繰り返されます。
病院で使われている薬や普段使っている薬は、多くの一般の方々がボランティアとして参加した『治験』を経て、効き目と安全性が確認され、厚生労働省の承認を得たうえで発売されています。
世の中に新しい薬が誕生するまで、安全確認と効能確認をしなければなりませんね。この「テスト」を受けることを治験と言います!
もちろん一番初めに、「薬によってどんな副作用がでる可能性があるかどうか」から「投薬中の生活習慣で気をつけること」などについてこと細やかに説明を受けます
その後の同意を経て初めて受けられます(*インフォームドコンセントと呼びますね)
また「報酬が高いってことは危険なんでしょ〜〜??」という先入観があるかもしれませんが、決して「危険だから」ではありません。通常の治験では、既に発売されてる薬の治験です。「ジェネリック医薬品」ですね
☑️ジェネリック医薬品とは?
後発医薬品(こうはついやくひん)、ジェネリック医薬品(英: generic drug, generic medicine)とは、医薬品の有効成分そのものに対する特許(物質特許)あとに、他の製薬会社が同じ有効成分で製造・供給する医薬品である。 新薬と同じ主成分の薬とも言われる。
引用元:wikipedia
すでに販売されている薬の特許が切れ、他の製薬会社が開発、販売予定の同様な成分を含んだ薬の治験ということです
市販で販売され続けた実績があるので、危険を彷彿させる人体実験では全くありません
「治験」の概略について説明しました。下記より具体的な治験参加から報酬を受け取るまでの手順について、解説します
手順①:治験募集サイトに登録する
まず治験に参加するためには治験募集サイトへの登録が必要です
ネット上で一番信頼できるものとして、僕はまずこちらに登録しました!😌
もちろん登録料は一切かかりません
*治験募集サイトの中には、サイト運営費に年会費を要求するところがありますが、ちょっと怪しい気がしたのでこちらの方がいいです
思い返せば、案件の種類の特徴や日程が異なる場合があるので、大手治験サイトに一応全て登録しておくと比べられるのでおすすめです
*登録画面はこんな感じです(V-NET)
- 名前+フリガナ
- 性別
- 都道府県
- 電話番号+メールアドレス
- ログインパスワード
- 生年月日
- 身長、体重
これら基本情報の入力で登録完了になります。1分30秒程で完了します
登録完了メールが届き、マイアカウントにアクセスできるようになります
手順②:治験案件に申し込む
ここまでできたら後は簡単シンプル!治験サイトにて「健康成人」「疾患」「モニター」のカテゴリーの中から案件をリサーチします
メタボ改善の薬から巻き爪の症状のある方対象など案件の種類は思った以上にたくさんありました😌
*僕が参加したものに限りなく近い案件は下記の通りです
- 対象(例:20歳〜34歳の男性)
- 治験薬(例:注射剤)
- 治験期間入院(例:10泊11日×1)
- 事前検診(例:4月1日 12時集合)
- 日程(例:4月4日〜4月6日)
10泊!!というのに思わずどうしようか尻込みしましたが・・・勢いで治験に申し込みました
*下記の図の通り「お!いいな」と思える案件の治験に申し込みましょう
*ちなみに僕は10件近い治験の案件に応募しましたが、通ったのは今回参加したものを含めてたったの2件です
事前検診への倍率はかなり高めと聞いていましたが、本当かもしれません・・倍率は公表されてないので謎のまま・・です
手順③:事前検診(超難関?!)
治験申し込みの完了後、事前入力のデータに基づいて選抜されます。僕の場合、『健康な成人男性』の治験募集でしたので、BMIなど、健康状態の証拠が求められました
いよいよ勝ち抜いた選抜メンバーで「最大の難関」の事前検診に挑みます。ハンター試験に挑む前の会場の雰囲気でした笑
事前検診の内容は以下の通りでした
- 尿検査
- 採血
- 身体測定
- 心電図
- 問診
ちなみに、3000円が事前検診の報酬としてもらえました。事前検診のコツは以下の3つです
- 毎日、水か麦茶を1、5ℓ〜2ℓを飲む
- トイレは我慢しない
- 運動やアルコールはなるべく避ける
「事前検査はとても数値に厳しくて簡単に落とされる」と予め先輩に聞いていて、ビビリな僕はきっちり守ってました
事前検診では特に「尿検査」と「血液検査」が大切な項目とされてます
理由は運動は血中のCPKという値が上昇し、投薬の効果がきちんと測れなくなってしまうから・・
また、病院側からもこのように事前に知らせがあります
- 前日のカフェインやアルコール、グレープフルーツの禁止!
- 2週間前からの激しい運動の禁止!
- 薬やサプリメントや薬の禁止!
- 温泉やマッサージの禁止!
- 前日の夕食以後から事前検診までは絶食!
結構細やかなルールですね・・必ず守って行きましょう
同じ治験薬で、数回の日程、毎回別々の人が20人選ばれるものでした。日程⑧の枠で応募し、30人近くの人たちと事前検診サバイバル戦をしました笑
事前検診のメンバーはより中央値に近い人から選出されるそうで、前日にたくさん脂っこいものを食べると血糖値が上がってしまったり、うっかりいつものようにコーヒー飲んでカフェインが検出されると、100%落とされます
念には念を入れて、自己管理を徹底するといいですね。ガムやタブレット、アメも完全にアウトで・・少しでも血糖値をあげてしまうとすぐに治験対象から外れてしまいます・
手順④:入院生活+投薬
事前検診の病院が治験会場の病院でもありました。予想以上に看護師さんもたくさんいて内装も外装も予想以上に清潔でした
ここからがシビア・・・
治験の定員は20名ですが、当日には僕を含めて25人が集められていました。つまりは、当日でも5人が振るい落とされるという・・ハンター試験過ぎワロタです
実際には、医学的にスケジュールの徹底が求めらる当日の体調不良やドタキャンを考慮した上での選出です
当日も事前検診と同様に
- 血液検査
- 身体検査
- 心電図
- 血圧
- 採血
- 尿検査
のフルコースの検診。僕は無事大丈夫でした。(5人は当日解散です。せっかくボストンバッグに着替えを詰め込んで登場したのに、、というどこか可愛そうな視線は治験の風物詩でしょうか。でも報酬をもらってます😌)
20名が確定した後は、それぞれのベッドに案内され、10人が同じ部屋で9泊10日を過ごします。
☑️「人間性」もチェック?
事前検診の問診では、集団生活は大丈夫かどうかが確認されます。 集団生活に適するかの『人間性』も見られているそうです。
余程1人が好き過ぎで、相部屋なんて無理すぎるという人以外であれば問題なさそうです
初日はそれだけ!病院に14時集合してメンバーの確定は17時頃でした
基本的に2日目に投薬をして体外排出の経過を見るものなので、採血や心電図以外は、基本的に自由です(めちゃめちゃ快適です)
治験参加中の具体的な生活のコマンドについて紹介します
ちなみに今回は、関節リウマチに効く薬の皮下注射が行われました
朝昼夜食事が美味しくて栄養GOOD
僕が参加したスケジュールでは、朝の採血後の、9:50分頃に朝食。お昼に、ラジオ体操後の13:00に昼食、そして19:00に夕食って流れでした
管理栄養士さんが考案した栄養とカロリーが計算されたお弁当が毎回配られます。そう、美味しくて栄養もたっぷり
しかも、1000円以上はする割烹料亭の弁当だったりします
朝もきちんと箱に入ったサンドイッチと、フルーツジュースが配られ、全部美味しかったです
食べ物については心配はいらないです。純粋に毎回の弁当が楽しみでした
【治験中のある日のお昼ご飯】
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ただ、食事時間以外は食べ物の持ち込みができないので口にものを入れることはできません。普段めちゃめちゃ食べる僕は、10日後に1kgちょっと痩せました。治験ダイエット)あるか?!
規則正しい起床時間と消灯時間
2日目の投薬日は朝の7:00、それ以降は8:00が起床時間、就寝時間は23:00で9泊を通して全て同じでした
看護師さんが部屋にきて、電気を消して「おやすみなさい」と言ってくれます
個人的に、23:00から8:00の9時間睡眠は普段と比べて少し長すぎる感じがしましたが、選択肢は寝る以外ありません笑。見事に生活リズムが整うようになります
少し早く起きた時は、リビング的な部屋(デイルーム)でぐーたらしてました。空調が行き届いていて、暑くもなく、寒むくもなく、適度な温度と湿度で安定で、とても快適です!
食事と睡眠時間以外はなにする?
食事と睡眠時間以外は基本自由です
具体的に、朝食前に採血や心電図や血圧を測り、それ以降は自由でした
院内は漫画やゲームがたくさんで漫画喫茶のようです
フリードリンクみたいにメニューは豊富ではありませんが、麦茶とウォーターサーバーは自由です
僕は持ち込んだノートパソコンや本たちとずっと過ごしていました
他の19人の方もそれぞれに過ごして、特に誰かに干渉することなく、自分の時間を過ごすことができます
資格の勉強や、株やFX、任天堂スイッチをやっている人など、みんなバラバラです笑
▼今となってはデジタルノマドな僕。仕事を持ち込んでやり込む合宿としての治験はありかな!と思いますね
関連:ブロガー(フリーランス)は一度「治験」に参加すべき3つの理由!【大手治験募集サイトも紹介します】
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うわさ通りの高額報酬!!
治験アルバイターにとっては1番大切ではないでしょうか
治験は『ボランティア』としての参加なので、謝礼という言い方をします
ざっくり謝礼については1泊あたり20,000円の計算です
僕は、9泊10日で、20,000×9と、その後の通院7回を含めて、25万円の謝礼支払いでした
やはり高額というのは否めない!
治験は、危険だから高額になる訳では決してありません。なぜ高額になるのかというと、拘束時間の長さが1番の理由です
食生活から生活習慣まで全て医者の言う通りにしたがって病院にいなければならないからですね
普段、徹夜や喫煙などをしている人にとっては結構きつく感じてしまう部分ではあります
入院期間が長くなればなるほど、高額になるのは説明する必要もないでしょう!
以下を参考にしてみるとその治験の謝礼についてより詳しく知ることができます
総じて治験ってどうなの?
治験ブログを書いて見て、結論から個人的にかなりオススメできます
経済面から、圧倒的な高額な謝礼があげられます。後は、食費から健康診断費(心電図や採血など)まで全て浮きますね。一人暮らしにとっては美味しすぎます
健康診断は一回でおおよそ5000円かかりますが、治験参加中はほぼ毎日それらを無料でやってくれます
長期的な健康管理の手助けとなって、病院代もかからず節約になります。健康体は絶対的な資本ですね。謝礼には現れない絶大なメリットでしょう
また、1日13〜15時間も確保できる点も魅力ですね。採血や心電図以外の時は、僕は色々な本を読んだり、ブログを書いたり、業務委託のリモートワークをやってました
何か集中したい作業がある人は、ぜひ治験アルバイトを作業合宿として活用しましょう
経験した治験ボランティア無しにして、病気や怪我の新たな治療薬は世の中に出回らないということです
つまり、医学界や人類への貢献度はそう低くはないはず
みんながみんな支え合って生きていくのが人間社会です。人類社会への貢献ということにも繋がる『治験』を検討してみてくださいね!