こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。世界史の建築物を巡る旅をいつかしたいなあ!!と思ってますがなかなか出来ずにいます笑
唐突ですが
「文化史」対策進めてますか?
- センター試験の出題数:2問〜4問
- 私立大学:文学部系は2割ほど、その他は1割ほど
大学受験の入試問題構成の比重は全体の1割〜2割ほどの文化史。
言わずもがな、70〜80%が合格ラインボーダーの受験世界史では「文化史」が大切!!です
「文化史はあとででいーよ!直前期に詰め込もうよ」と指導は受けてるけど、「これでいいのかなあ・・」と悶々とする受験生へ
本記事では世界史の「文化史」で満点を取る対策と方法を紹介します
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①:「文化史」を勉強するタイミング
「文化」というのは凄く抽象的で、具体的な対象は、宗教・哲学・文学・絵画・彫刻・建築・遺跡です
特に受験では「作品と作者」の対応がシンプルに問われることが多いです
どのような問題が出るのかというと
古代メソポタミアでは「肥沃な三日月地帯」と命名したのは誰か?!という問題。アメリカの東洋学者ブレステッドの『古代』という作品に言及されます
また「エジプトはナイルの賜物」と遺したのは誰か?!という問題。古代ギリシャのヘロドトスの『歴史』という作品に言及されます
でも、これは
- どうして「肥沃な三日月地帯」と呼ばれるのか?
- どうして「エジプトはナイルの賜物」と呼ばれるのか?
という「通史」の理解がなければ、同時代の「文化史」は単純な丸暗記になってしまい、浅い記憶でしか残らないんです
ここまで読むと推測できますよね
「文化」は各時代と地域のストーリーを反映してます
「文化史」は「誰が何を作ったー!」「この本は誰によって書かれたー!」など、単純な暗記に走ってしまいがちですが「通史」を理解してることが前提です
回りくどくなりましたが「文化史」をタイミングは「通史」と平行させてやるのがベストです
(*少し細かく言えば、「通史」の単元に一区切り着いた後、「文化史」に取り組むのが良いです)
学校校・予備校の授業では「通史」と分けて「文化史」を習いますが・・・並行して学習できるスケジュールを作るといいです
実際に「文化史」を後回しにして後悔する受験生はほんと〜〜うに多くいます(僕もそうでした。実際指導していても文化史は基本生徒におまかせでした。反省です😭)
また、学校・予備校での「通史」はどんどん進みます。古代中国でやった「文化史」も、復習しなければ忘却の彼方へいってしまいます
既に勉強した「文化史」をアップデートするつもりで、「通史」が進む度に復習をし続けましょう
では、具体的にどのように「文化史」の対策と勉強をすべきか、解説していきますね
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②:「文化史」対策の方法
「通史」のひとつの単元を終えたら、サクッとテンポよく同じ範囲の文化史に取り組みます。これが通史・文化史の並行学習です
僕の受験経験と指導経験の中で最もおすすめできる「文化史」の参考書は2冊です
- 『これ1冊!世界文化史』+スタディサプリ(村山先生)
- 『世界文化史一問一答』(佐藤先生)
順番にみていきます。僕自身も大学ごとの過去問分析を進めてますが、この2冊でほと〜〜んどカバーできます
↓ ↓ ↓ ↓
『これ1冊!世界文化史』
スタディサプリで有名な村山先生による「通史」を背景に「文化史」を網羅する参考書!
時代背景と芸術の製作者の生い立ちなどに触れ、通史の中の位置付けを踏まえて理解できます
- 東大の短答問題はほぼ100%をカバー
- 早慶の問題も85%以上をカバー
正直、このカバー率はえぐいww本当に網羅性抜群の文化史特化本です。通史と合わせて読み込むといいですね
村山先生の「文化史講座」(スタディサプリ)
『これ1冊!世界文化史』と組み合わせてできるのがスタディサプリです
著書も動画授業も村山先生によるもので、統一感があってしっかり整理できます
もちろんスタディサプリでは「通史」の動画授業も視聴できるので、通史と文化史の並行学習を忘れずに!
その上で文化史を進めます
僕自身も世界史の総復習をかねて動画で勉強してます笑
▼以前にレビューと始め方について解説しました)
関連:世界史講師がスタディサプリをやってみるからレビューする!【スタディサプリの始め方とコース選択を解説!】
*こんな感じにそれぞれの項目があります
*付属のテキストに合わせて「文化史」も授業が進みます。大事な箇所を赤シートで隠せるようデザインしましょうね😌
安定のスタサプといったところです。村山先生に文化史を委ねて動画+付属テキスト+参考書で文化史を攻略しましょう
『佐藤の世界文化史一問一答』
代ゼミの佐藤幸夫先生の『文化史一問一答』
本書を用い、覚えた文化を積極的にアウトプットします。僕の受験当時の先生で、授業もとてもわかりやすく丁寧で、かな〜り尊敬してます笑
やり方は下記の通りです
- 一問一答でやりたい通史の単元を読む(ex古代ギリシャ)
- 通史を読んだ後、一問一答でチェック
- 間違えた箇所に印(サイン)し、村山先生の文化史で復習
- もう一度間違えた問題を確認し、全て消せたら次の通史の単元へ進む
補足ですが、村山先生、佐藤先生の書籍に加え『資料集』を合わせると不安が無くなります
「参考書だけでいいの〜〜?不安・・」という人向けですね
補足:世界史図説タペストリー
利用者の声
世界史が世界全体で追っていける資料として良さそうなので購入。見やすいし分かりやすいので買って正解。自分の知識としても子どもの中高の勉強にも資料としていいと思いました。
引用:Amazon
『タペストリー』は僕が受験生の頃はなかったのですが、世界史の指導者になってからず〜っと使ってる資料集です
参考書やスタディサプリを進めてる最中に「一応実物をチェックしておきたい!」と思った時に適宜参照する用です😌
▼「資料集」の具体的な使い方については下記にまとめたので読んでくださいね
関連:世界史のおすすめ資料集!資料集のメリットは大きい【世界史の勉強のお供のひとつです】
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まとめ:「好き」を大切にしよう
「文化史」は興味が先行しなければ苦しいだけです
どんな勉強でもそうです。アレルギー反応でるくらい勉強嫌いではやる気も起こりませんね。そして、残念ながら伸びることはありません・・
イタリアローマの建築や、ギリシャ哲学のソクラテスなど、「何をおもしろいと思うか」にアンテナを張ってみてください
好きなもの・興味のあるものは嫌でもできるようになるものです。次第にできるようになると文化史全体のコツもわかってきます
今思うと「文化史」は贅沢な嗜みで、世界最高峰の「文化」をひろ〜〜く知れる美味しい分野です
- 「旅行行ったらあれみたいな〜〜!」
- 「大学入ったら、哲学ハマりたいな〜〜!」
妄想膨らませると意欲も湧き、ポジティブに文化史の勉強に取りかかれます
もし・・どうしても文化史が辛ければ、インスタグラムのハッシュタグ検索をおすすめします
例えば「♯パルテノン神殿」で検索すると資料集よりも迫力のある現物をみることができます
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世界旅行した気分にもなりますね。「勉強してない感覚」は以外にも大事です。興味をじっくり自発的に持てるといいですね
▼ちなみに僕は現在進行形で、世界史の「建築物・建造物」たちをまとめあげる作業をしてます
関連:【随時更新】世界史の入試頻出の「建築・建造物」たち!【文化史の頻出ポイントもまとめます】
「勉強!!」「暗記!!」という堅苦しさに囚われず広大な世界の文化に触れてみてください
触れてみてくださいというか、好きになってください。気づけば「文化史」が得意になった。そんな形が理想だと思います
グローバル社会の教養人として「世界の文化」に精通しておけばいろんな場所・国で活躍できる素地を整えることができます
たかが「文化史」されど「文化史」の心構えでこつこつ継続的な努力が求められるのです!楽しく頑張って下さいね !おしまい!