こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。世界史
▼高校1・2年生の現代文と英語の勉強方法については下記にまとめました。本記事は社会編になります!
関連:私立文系の大学を目指す高校1年・2年生がやりたいこと【現代文と英語編】
先日は下記のツイート(浪人生の増加に関する)をしました
浪人生増えてきてる件
— まこさん@世界史でブロガー (@sHaRe_worlD_) 2019年3月11日
・入学定員の厳格化
・新設学部も少なく定員枠も増えない
によって
「定員から漏れて不合格」→「来年再チャレンジする人が増える」→「定員枠を争う競争率がよりハードになる」→「さらに定員から漏れた人も増える」→「さらに来年最チャレ・・」
この連鎖どうにかしようず
首都圏を中心とした大学受験の競争はますますハードモードになってるという・・・
競争率が激しくなると相対的に志望校に入学可能なレベルが引き上げられるって仕組み
これ、やっぱりやばいよね???
普通に高校3年生の春から始めて「間に合うわww まだまだ早い方だから安心ww」っていうのがオワコンになりつつあります
極論ですが、数年前と今では全く受験競争を取り巻く環境は違うのですね
そこで
学校の先生も力説するように
1、2年生のうちから受験勉強を始めよう!
うんうんうん。「早ければ早いほど有利になるよ説」はより濃厚になるってことですね
さらに「早ければ早いほど有利になる説」が浸透するほど多くの人はスタートダッシュを切るようになります
受験は一層ハードモードになる一方かもしれません....
・・・・という来年・再来年の受験生にむけて、本記事では1・2年生の社会の科目ついてまとめます
読み進めるにあたって要点はこの3つです
- 現代文と英語の優先度は高い
- 1・2年生の「日本史」の勉強について
- 1・2年生の「世界史」の勉強について
私立文系難関大学が目標の高校1・2年生を想定して、勢いで書き進めていきますね
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社会科目は薄く理解しておくだけで違う
「はい、社会は3年生からでも大丈夫だよお!」って多くの人は思うかもですが、僕はNOだと思います
なぜなら社会科目(日本史・世界史)は
- とてつもなくボリューミー
- 短期の記憶ではほとんど無理ゲー
だからですね
要は、(難関大学を目指すなら)覚えるべき量が異常なまで多い上に、勉強したことを忘れてしまうのが人間なので、1年弱では結構ハード
早めに始めると「思い出す=記憶の想起」のステージから3年生に入れるので、他の受験生よりもアドバンテージなのです
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高校1・2年生の「日本史」
世界史も同様ですが、授業の進度+選択科目の事情を考慮します。下記の感じです
- 独学で本格的に進める→「選択してないけども受験で使うし、社会を武器にしたい人」
- 独学でほどほどに進める人→「選択してるし、授業のペースに追いつくのがやっと。社会よりも英語と国語に集中したい人」
いずれにせよ、最低限のペース(授業にしっかりついていき定期テストで80点以上)で日本史・世界史ともに通史を進める必要がありますね
「さあ日本史の勉強を早くから始めよう!」って時、どの本から読むべきか迷ってしまいますが...
です
これ、力説します。なぜなら・・・
- 簡潔にまとまりすぎてイメージが湧きづらい
- 国ごとの歴史がばらばら、地域ごとの歴史を整理しづらい
ですかね〜
日本史・世界史どちらの教科書にも通じる、初心者(0から受験勉強をスタート)にとって教科書をおすすめできない理由です
そこで、図、写真、挿絵がり、詳しい解説が載っている参考書が理想。イメージが湧きやすい=理解しやすく、覚えやすく、歴史(ストーリー)が整理がしやすいの三拍子です
高校1・2年生の日本史の受験勉強でおすすめは『教科書よりやさしいシリーズ』です
教科書よりやさしい日本史
教科書をかな〜り簡潔にわかりやすく説明してくれる参考書
初学者は教科書はNGと言いましたが、教科書の難解な点を対話形式と口語形式で補うようにさくさく読める本です
単純な暗記よりも、日本史の科目の全体のストーリーの流れを理解するホントしては群を抜けて素晴らしい・・
「日本史おもしろい!」と感じられれば、雪だるま式に知識が付いてきます。で、「覚えられてきたかな?ちょっと確認しようか!」となるので単元ごとでノート版でチェックしましょうう
『教科書よりやさしい日本史』を終えたら、日本史の全体像を把握・理解できる本に移ります
一番丁寧でわかりやすいのはこれ!
金谷の日本史シリーズ(古代から現代)
「なぜ」と「その後」がひとつの出来事に絡むのが歴史。受験生になると「歴史の科目は流れをしっかりおさえよーね!」と指導受けることが多くあります
そこで独学でも「これが流れってやつねなるほどね!」と、ストーリーとして理解を深められ、日本史全体の流れをおさえる最強の1冊です
日本史において知識を「納得して覚える」とは、日本史の因果関係、つまり「なぜ」と「流れ」を理解するということです。
細かい知識は後回しにして、まずは日本史の「なぜ」と「流れ」をつかむ。
そうすると、日本史の大きな流れを納得して覚えることができ、その周辺にある細かい知識(人物名など)は自然と頭の中に入っていきます。
この「なぜ」と「流れ」に焦点を絞り、今後の日本史学習の土台を固めることを目標とした講義本です。引用:Amazon
やり方はこんな!
- 1週目:暗記しようとせず、授業を聞くつもりで丁寧に読む
- 2週目:よくわからない箇所を重点的に!資料集・用語集をフル活用する!
- 3週目以降:因果関係をパーフェクトに!無限に繰り返し用語の暗記へ
高校1・2年生の間にここまで完成できると、高校3年生の受験期にスムーズに移れます
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高校1・2年生の「世界史」
日本史と同じように、最低限のペース(授業にしっかりついていき定期テストで80点以上)で世界史を進めておく方法をまとめます
世界史も「一通りの通史の理解を目指す」にフォーカスして高校1・2年生を進めるといいですね
世界一おもしろい 世界史の授業
「予備知識不要」っていいよねええ!
教科書では当然のように出来事と出来事が連続して書かれてます。「しかも滅茶苦茶わかりずらいなあ。ぱっと入ってこないなあ」はあるある
その出来事が起こったのは「なぜか?」、「そのあとはどうなるか?」などの因果関係をはっきり理解しない限り世界史は伸び悩みますね
その点で、この参考書はとってもおすすめです。ひとつひとつの出来事はが「どうして起こったのか」と「その結果どうなるのか」について詳しく説明が書かれてます
よく例に出すのは、ローマ帝国の没落の流れ
ローマ帝国拡大➡︎大土地所有制の発展➡︎安い小麦の大量生産➡︎地元土着の地方農民没落
- ローマ帝国が属州を広げて領土が増えた。
- 土地が増えたぶん、耕せる畑が増えた。
- 大量の穀物をつくることができた。
- 奴隷(人件費なし)に大量に作らせ、穀物の価格が下がった。
- 地元の中小農民の稼ぎが悪くなった。オワタ。
自分で書いた「歴史の流れ」です
このように「なぜ」と「その後」がひとつの歴史の出来事に絡んできてるんだー!これが流れというものか!のように、社会科目(歴史系)を学ぶ高校1・2年生に大切な気づきを与えてくれる本なのです
教科書よりやさしい世界史
タイトルの通り、教科書の内容をかなり簡潔にわかりやすく説明してくれる参考書です
初学者は教科書はNGと言いましたが、教科書の難解な点を補うように、会話形式でさくさく読める本です
ナビゲーター世界史B(1)
- 先史から中世ヨーロッパ史
- オリエント・ギリシャ・ローマ世界
ナビゲーター世界史B(2)
- アジア史(古代から18世紀まで)
- イスラーム史、オスマン史、中国史
ナビゲーター世界史B(3)
- 近世の始まり(大航海時代〜)
- 西洋の近代化
ナビゲーター世界史B(4)
- 帝国主義(植民地時代)から現代史
- 世界大戦とグローバリズム
1〜4巻・・・世界史参考書で最もボリューミーですねええええ!
受験範囲をもろともカバーしてることに加え、高校1・2年生の初学者が始めても十分理解できる文章でまとまってます
これぞ世界史受験生のバイブル的な存在の本。高校1・2年生から受験終了までず〜〜〜っと手放して欲しくない本ですね
『ナビゲーター』のやり方は..(日本史と同じ)
- 1週目:暗記しようとせず、授業を聞くつもりで丁寧に読む
- 2週目:よくわからない箇所を重点的に!資料集・用語集をフル活用!
- 3週目以降:因果関係をパーフェクトに!無限に繰り返し用語の暗記へ!
ですね!
『ナビゲーター』を進めるペースは
- 授業と同じペース→授業で扱うところを復習+予習で読む。特に授業で完了した内容の復習をずっと繰り返そう!
- 授業を追い抜くペース→ガンガンやろう。まだそこやってんのwwと友達に言ってやろう
な感じ!「世界史で早稲田目指す!」のように決断したのなら高校1年生の段階で持っておいて全然OKです 。勢いで取り組んでみてくださいね
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まとめ:やっておいて損は絶対ない!
本記事では、私立文系の難関校を目指す人が高校1・2年生のうちにやっておきたいことについてまとめました!
早くからやって損はないし、むしろ得しかないです。やらない理由がないです
とごりごり感満載ですが割と本音です。受験競争ベリーハード時代に、早くからでも始めたい人にとって参考になれば幸いです
執筆にあたり参考にした記事は下記のものたちです。以前に僕がまとめた記事なので後ほど参照してもらえたらなと思います!