こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。かれこれ世界史の勉強+指導歴は7年近くにもなりました
- 浪人時代の1年間
- 大学学部生の4年間
- 大学院修士の2年間
の合計7年間、講師のバイトをしたりで勉強を続けてました(なかなかのプレイ時間かなと思います^^;)
本記事では、世界史の「復習のやり方」について使用する参考書から暗記方法までまとめていきます
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①:ノートを5色で分けよう
世界史はごちゃごちゃになる!!
だから!!嫌い!!!
......
どうしてごちゃごちゃになるのか...と考えた時、「誰が何やった?」「あの戦争はどこで起きた?」「あの条約はどこの国と結ばれた?」のように..
そもそもひとつの用語をきちんと覚えきれてないところに原因がありました
時代と地域も代わる代わる書かれてたら、さらに頭の中はカオスになる一方ですねw
以下のように「5色分け」をします
人(persons ):集団、民族、皇帝、組織
もの(items ):作品、建築、貨幣
こと(events ):戦争、遠征
考え(ideas ):思想、条約、制度、政策
場所(place):国、都、
具体的には
- アメンホテプ4世(人)=赤
- パルテノン神殿(建築)=青
- フレンチ=インディアン戦争(戦争)=紫
- ウンキャルスケレッシ条約(条約)=黄色
- ゴール朝(国)=緑
な感じ!
で、世界史の用語解説の部分を...
パルテノン神殿はペルシア戦争で破壊されたので、将軍のペリクレスが、フェイディアスに修繕工事を命令した
のように色分けでマークできるようになります
*当時作ってた『通史』のノートには蛍光ペンで5色に分けてました
カラーは適当に決めましたが、それぞれ似たり寄ったりならないものがいいですね
この「5色分け」のメリットは
- 流れを掴みやすくなる
- 視覚イメージで覚えやすくなる
- 「綺麗〜!」って言われる
です!「客観的な見やすさを備えたノートテイキング」=「一度内容を忘れてしまったとしても復習できるノート」です
ごちゃごちゃしがちな世界史の復習の第一歩に、この「5色分けノートテイキング」に挑戦してみてください!
②:「復習ノート」付き参考書を使う
ビゲーターは最もわかりやすく網羅性も抜群のなで最もおすすめ!
ナビゲーター世界史B(1)
- 先史から中世ヨーロッパ史
- オリエント・ギリシャ・ローマ世界
ナビゲーター世界史B(2)
- アジア史(古代から18世紀まで)
- イスラーム史、オスマン史、中国史
ナビゲーター世界史B(3)
- 近世の始まり(大航海時代〜)
- 西洋の近代化
ナビゲーター世界史B(4)
- 帝国主義(植民地時代)から現代史
- 世界大戦とグローバリズム
1〜4巻まであり世界史参考書で最もボリューミー。受験範囲をもろともカバーしてるので、早慶・東大を目指すなら必須の本ですね
『ナビゲーター』のやり方(復習方法)は..
- 1週目:暗記しようとせず、授業を聞くつもりで丁寧に読む
- 2週目:よくわからない箇所を重点的に!資料集・用語集をフル活用する+別冊の復習ノートを内容を確認しながら埋める!
- 3週目以降:因果関係をパーフェクトに!無限に繰り返し用語の暗記へ!
- 別冊の問題集(復習ノート)を自力で埋める!
こんな感じで、別冊の問題集をいつでもパーフェクトに埋められることが最終目標です
合格の目安は、いつでも解いた時に90%以上埋められるレベル!
「人間は忘れる動物」を大の前提に「忘れたら思い出す」をひたすらに繰り返すことが肝心要!王道かつ近道の復習方法です
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③:学校の授業に合わせるなら『山川』
学校の世界史の授業ではおそらく『山川出版社』の世界史の教科書が使われますよね
復習する時におすすめなのが、『書き込み教科書』(山川ver)です!
『書き込み教科書 詳説世界史』
『ナビゲーター』でも十分OKですが、どうして『教科書』に触れないといけないのか?
- 『教科書』をもとに、大学の入試問題が作成される!
- 『教科書』の記述が、論述問題の回答として最適!
上記、2つの理由があるからですね。受験の世界史でハイパー通用する!というわけです
教科書と全く内容は同じですが【重要用語】が空欄で自分で教科書を作ります
『ナビゲーター』と『山川の世界史』を読みながら、空欄を赤ペンで埋めること!そして、赤シートを使って何度も何度も教科書の記述をインプットしましょう
具体的なやり方は
- 1つの単元のインプット(教科書・授業・ナビゲーター)をする
- 読んだインプットの教材をみつつ、書き込んでみる
- 何もない状態で、自力で書き込んでみる
- 書き込めなかったところをもう一度戻って復習する
です!勉強する時に「赤シート」+「穴埋めの用語を書くノート」があると何度もできます!必須アイテムですね!
④:過去問の復習方法
『センター試験過去問(30回分)』
センター試験本番の過去問(25年30回分収載)を進めた時の復習について!
世界史のセンター試験の大きな特徴は満遍なく全体の通史が絡むところで、単発的な知識問題だけのトレーニングを積んでると苦戦してしまいます
センター試験過去問のやり方と復習方法はこんな感じ!
- なにも見ずに1年分を自力で解く!
- あやふやな箇所を参考書で確認、脇に正解をメモ!
- 全体を通して答え合わせと解説の読み込み!
- 間違えた問題の時代・地域を『ナビゲーター』『山川の教科書』で再確認!
- 翌日、もう一度同じ年度を解き、パーフェクトを目指す!
苦手(頻繁に間違えてしまう)な範囲をあぶりだします。つまり、復習すべき箇所を見つけ出すのが過去問の最大目的です!
同じように、大学別の過去問も挑戦しては復習をします。そこで大学すべ〜〜〜ての過去問が集結してるのがこれ!!!!
『2018年度 全国大学入試問題正解 世界史』
全ての大学の『世界史入試問題』が集結する電話帳
この電話帳のやり方と復習方法は
- 志望大学の問題を自力で全て解いてみる
- 志望学部系の問題を自力で全て解いてみる
- 自力で解いた後、わからなかった箇所を調べて、もう一度回答する
- 採点。間違えをあぶりだし『用語集』『参考書』で確認と熟読!
です。各大学の問題をみると、世界史の問題にはブームがあることに気づきます
例えば昨年度の2017年はドイツの宗教改革500周年!あのルター!
「君、歴史を勉強しておいて、現代のことわかってないって言わないだろうなあ?あん?」って大学のメッセージが込められてる『宗教改革』に関する問題は多かったんじゃないかと!
流行を当て、予想問題を作れるようになれば神!復習のさらに上の次元の極みですね
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王道の復習こそ近道の復習
世界史はひろ〜〜い地域・時代が試験範囲。事実、覚えなきゃいけない事柄はものすごく多いです
暗記は世界史じゃねええ!と綺麗事は言えず、暗記がまず何より大事です。今回紹介した「ノート・参考書・過去問」での復習方法は、実際に僕がやってきたこと全てです
- 自力で内容を理解する・覚える
- 覚えたところを自力で付属のノートでの穴埋め等で確認する
- 覚えてない・忘れてしまったところはもう一度戻ってよ〜〜く読む
- 再び覚えたら、もう一度付属のノートでの穴埋めで再確認する
というくっっっそ遠回りに見える方法で、くっっっそつまらない方法が、一番近道だったことに気づきました
そのためにも時間(1日1〜2時間ほど)毎日確保して、覚えては忘れる覚えては忘れるを繰り返す必要がありますね。根気強く粘り続けましょう
「ノート・参考書・過去問」をただやるだけで終わらず、本記事での「復習方法」をぜひ参考にしてみてください。オリジナルで改良してみても全然OKです
さらに具体的な世界史の勉強方法(インプット・アウトプット)については下記をどぞ!