世界史を仕事にしたいです?
こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です
先日は下記のツイートをしました
歴史学を研究すると「栄枯盛衰」つまりは、イケテる時・イケテない時の必然性のもと生きる感覚が養われます。😌ブログ運営においても、流行るし廃れるしの無限の「栄枯盛衰」の流転の中にいることを必然と思えば、ちょっとのことで動じず、客観的かつ冷静な運営ができます😌🌎
— まこさん@世界史ブロガー (@sHaRe_worlD_) January 15, 2019
のツイートから滲み出るように、結構世界史好きの僕で、ブログを通じて世界史とそれに関わることを発信してます
そこで「まこさん、世界史を勉強して使える仕事を教えてもらえませんか??」という質問を頂いたので答えたいと思います!
僕の世界史の勉強歴はざっくり...
- 浪人時代の1年間
- 大学学部生の4年間
- 大学院修士の2年間
の合計6年間、世界史の講師のバイトをしつつ勉強を続けてました。(なかなかのプレイ時間かなと思います^^;)
まず、シンプルに世界史を学ぶことで得られる仕事は以下の2つに分類されますね
- 「直接的に」世界史を教える仕事
- 「間接的に」世界史に携わる仕事
1と2で具体的にどのような仕事を得られるのか早速みていきます
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世界史を教える「直接的な仕事」
これはもうみんな想像しやすいですよねーー?!世界史誰から教わってますか?!もちろん、指導者たる先生ですね
世界史の仕事①:高校教師
世界史を初めて学ぶ場所は高校です
皆は高校で世界史を学んだことはありますか?
その先生になることが世界史を仕事にする代表格です
高校の世界史の教師になるには
- 大学を卒業する(教員免許取得)
- 教員採用試験に合格する
- 世界史の先生としてデビュー!
というざっくりとしたステップを踏む必要があります
世界史の科目指導だけでなく、進路指導・部活指導など仕事内容は多岐に渡りますが、生徒の人間的な成長にやりがいを感じるならば向いてるタイプでしょう
世界史の仕事②:予備校・塾講師(集団)
一方で、同じ世界史を教える仕事だけども場所が異なる予備校・塾講師です
上記の高校の世界史の先生との違いは「希望の大学に生徒を合格させてあげること」が第一の使命なところ!
高校の先生は、あくまでも世界史を教えて高卒の資格を与える一役を担うことです
☑️一部の私立高校にて
*超進学校(私立)はプロの世界史の先生を雇って半ば予備校と化するケースもありますが、かなり例外です^^;
僕の友達は、その先生のおかげで世界史のセンター試験で100点取れたよ!とドヤってました^^
そのため予備校・塾講師は「競争の世界」で、売れてる世界史講師はとてもわかりやすい授業と解説を行います
世界史の成績向上への貢献と、生徒の集客に見合った報酬をもらえるそうです。事実上、青天井といったところですね
世界史の仕事③:予備校・塾講師(個別)
集団ではない個別指導の予備校・塾の方です
基本的に生徒1人〜3人に対して指導するスタイルです。主に、世界史の宿題確認・解説・宿題指定を90分ほどで行っていきます
僕は代々木ゼミナールの個別指導スクールと武田塾で3年間ほど個別指導の講師をしてました!距離を縮めたコミュニケーションが大切だなあ!と思いました
以下に武田塾での個別指導の記録がまとめてあるので、参考にどぞ!
世界史の仕事③:家庭教師(オンライン家庭教師)
個別指導のデリバリーバージョン!
家庭教師は保護者と生徒の関係をうまく築く柔軟なコミュニケーションは大事!生徒ばかりだけでなく、きちんと保護者に挨拶とフィードバックを共有しましょう
「世界史以外にも聞きたいことがあるんですけど?^^;」 というように、自宅で指導するため、生徒は他科目の教材も持ってます。 事実上、全教科を教えていましたね笑
「家庭教師の斡旋サイト」に登録して、面接・採用後すぐにデビューすることができます。肌感覚ですが、「世界史の講師は絶えず足りないのかな??^^;」と感じたくらいなので、世界史講師でデビューするならラッキーですよ
あとはオンラインでの家庭教師も僕は現役でやってまして、場所を選ばずに指導できるシステムは素晴らしいなと!
主にSkypeでの対面授業、グーグルのドキュメント(ノート)とスプレッドシート(スケジュール)で、世界史の内容と進捗をマネジメントしてます
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「間接的に」世界史に携わる仕事
直接世界史を指導するわけではないけども、「世界史をやっておいてよかったーー!」と思える仕事たちです
世界史の仕事④:全国通訳案内士
訪日インバウンドが盛り上がって、日本に来る外国人観光客が増える中、民間の外交官とも表現される「全国通訳案内士」
報酬を受けて、外国語を話して日本観光の案内をするのが「通訳案内士」の主な仕事です。外国語の指定については以下の通り!
平成29年4月1日現在の登録者数は22,754人に達しています。
通訳案内士試験の外国語の種類は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語となっています。
通訳案内士試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能です
世界と日本の橋渡しをするならオフィシャルな外交官を目指すのもありですが、敷居が高すぎるというのが現実^^;笑
全国通訳案内士ならば、本気で語学と科目の試験を突破できたらデビューを飾ることができます!
世界史の仕事⑤:旅行系の企業に就職
日本人に世界を案内する旅行系の会社に就職する道です
お客さんの目線でも、海外の行き先に詳しい人から情報を得たいですよね
世界史に詳しい人(めちゃくちゃ世界史の偏差値が高かった人)は、海外情勢、世界遺産、世界の都市にも関心が強く、すぐに詳しくなれるはず
2020年以降、色々な仕事は自動化とAI化が起きて、そもそも嫌な労働からは解放されるんじゃないかと思っていて、そこで空いている時間にお金が流れ、趣味・余暇(レジャー)の市場が爆発的に伸びるんじゃないかと予想もしてます
旅行業界は成長の兆しが濃厚だと言われ、世界史に詳しい人にとっては面白い業界ですね
世界史の仕事⑥: 研究者・大学教授
世界史の科目指導とは似て非なるもの
いわゆる「高校の世界史」の科目は国家の盛衰や国家間の関係を概念としておさえる抽象的な学問です。本当におもしろくなるのは、何時代の、どの国の、誰が、何をという個別事象をみる具体的な学問、すなわち「大学の世界史」からなのです😌🌎
— まこさん@世界史ブロガー (@sHaRe_worlD_) January 22, 2019
上記ツイートにあるように、大学での「歴史学」の道を極めるというもの。それは高校の世界史の科目以上に具体的・専門的でとてもおもしろいもの
世界史はひろ〜〜く全体を見渡す特徴がある一方で、歴史学では具体的な事象・人について一点集中で研究します
ですので、研究対象に一点張りするのでなく、広い歴史の時代・地域から見たその位置付けができると、立派な研究者になれるはず!けど、修士課程(2年)・博士課程(3年)と、道は遠いですよ〜〜
組み合わせ次第で無限
「世界史が好きー!世界史を仕事にしたいー!」って人は意外にもたくさんいるのではないでしょうか?
世界史の仕事は単に「直接的に」指導する先生になるだけでなく、「間接的」に携わる仕事もあります
し・か・も、様々な仕事を組み合わせることで、世界史の知識・知恵はもっと活かせる可能性があります
例えば「世界史×全国通訳案内士」・「世界史×歴史学研究者」・「世界史×海外no寿司職人」・「世界史×世界遺産検定1級と案内人」など、無限通り存在するでしょう
あとは自分に合う職業像からイメージして、オリジナルのキャリアを描いてみてください
上記に登場した「職業」以外にもまだまだ浮かび上がってきそうなので、僕自身も模索しつつ随時更新していきますね!^^