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おもろく、新しい教授法の世界史をめざします

古代ギリシャの2大ポリス(アテネ・スパルタ)と市民と奴隷たち

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古代ギリシャでは「ポリス(都市国家)」が中心の世界だった!と確認しました

 

 

ポリスは古代ギリシャの都市国家のことで、お互いに争って合併・吸収を繰り返します

 

☑️「警察官」の語源のポリス

このポリスから、politics「国家を統治する=政治」、politician「政治家」、police「武装して、国の安全を護る=警察官」がうまれます。警察官(ポリス)を街中でみかけたら、古代ギリシャを思い出しましょう^^

 

そして、古代ギリシャ世界で強大な力を持ち、存在感を発揮した2つのポリスが、アテネとスパルタです!順番に特徴をみていきましょう

 

アテネの特徴 (イオニア人)

white concrete temple frame near body of water 

古代ギリシャのポリスでは、奴隷制度が発達し、中でもアテネはこの奴隷制度が一番発達したポリスです

 

イオニア人が築いたアテネのポリスですが、そこに生きる人は、以下のような身分に分かれます

 

  • 貴族(市民)
  • 平民(市民)
  • 奴隷

 

この奴隷が存在する制度を、奴隷制度と呼びます。なんと、アテネの総人口は25万人、そのうち3分の1が奴隷の身分だったのです

 

ポリスの市民(貴族平民)は、ポリスの政治に参加できる「市民権」を持ちます。こりゃあVIPですなあ^^;

 

家族の血筋をプライドに誇る貴族は、もちろんお金持ち!リッチなパリピ。お金持ちの貴族は、武器と馬を持って、ポリスを守ります。

 

平民は、奴隷と土地を持っていて、耕地・畑を経営しつつ、平民みんなが平等が原則でした。ただ、武器も馬も持ってなかったので、貴族には何もいえず・・

 

一方奴隷は(今の時代からは考えられませんが^^;)、借金で転落人生を歩む市民や、外の国を支配した時の異民族・戦争捕虜が中心です

 

奴隷は市民として認められず、召使い的な「家内奴隷」と、畑を耕して作物をつくる「生産奴隷」に分類され、市民の所有物でした

 

特に、奴隷制度がえぐかったアテネでは、ラウレイオン銀山(超ウマーな銀山)があり、奴隷たちの鉱山労働と採掘労働は一番の過酷なクエストでしたね...

 

 

スパルタの特徴(ドーリア人)

trees on fire

 

スパルタもアテネと同じ巨大ポリスのひとつで、ドーリア人がペロポネソス半島一帯を占拠して生まれます

 

ドーリア人(鉄器で有名でしたね!)がもともと住んでた人々を征服して、スパルタをつくったので、征服型のポリスと呼ばれ、自然と生まれた非征服型のアテネとしばしば比較されます

 

スパルタには以下の3つの身分が存在します

 

  • スパルタ人(完全市民)
  • ペリオイコイ(周辺の民)
  • ヘイロータイ(奴隷身分の農民

 

3身分の割合はこんな具合!

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出典スパルタ - 世界の歴史まっぷ

 

スパルタ人だけが「市民権」を持っていて、王様がいたものの、「市民権」をもつスパルタ人による貴族政が行われます

 

スパルタ人:「ワイは、政治と軍事に集中する!持ってる土地でヘイロータイたちに作物つくらせるお^^」

 

な感じ!

 

2番目のペリオイコイ(周辺の民)は、侵入したドーリア人の一部とも言われたり、征服された原住民が起源とも言われます

 

彼らは、商業・手工業に携わったり、戦いにも召集されたりします。ただ、政治に参加する「参政権」を持たない、ちょっと劣る市民だったのです

 

ペリオイコイ:「もの売ったり、作品を作れるのはいいけど、参政権はないのはなあ^^;でもヘイロータイよりましかなあ!」

 

な感じ!

 

3番目のヘイロータイは、スパルタの支配に屈した隷属農民で、スパルタ人の土地に配属されて、作物をおさめる義務を負います

 

ただ、今イメージする「奴隷」とは違って、ヘイロータイは集落・家族を持っていて、財産も持っていたので、ひっかけに注意しましょう!

 

ヘイロータイ:「毎日毎日、農業ばっかりでしんどいよな...反乱起こしてやりたいけど、支配層のスパルタ人はTUEEEEし、何にもできないな、とほほ^^;」

 

 

な感じ!

 

 

このように、スパルタでは少ない人数のスパルタ人が支配者で、多くの征服された人を支配しなければでした。なので特徴は軍国主義です。少数が大人数を統治する、厳し〜〜い軍国主義は避けては通れなかったんですね

 

☑️スパルタ式教育

巨大軍国主義のスパルタは、伝説上の立法者、リュクルゴスが定めたものとされます

 

今では超厳しい教育を「スパルタ教育」と呼びますが、起源はまさにこのスパルタのポリスです

 

強い市民を育て、外敵に備えるために、男性市民は超厳しい軍隊生活(集団教育や奴隷殺し)が要求されてたんですね...

 

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アテネは「民主制」へ

前8世紀頃、アテネはどんどん植民活動にでるようになり、お金が流通する貨幣経済が発達します

 

以下の5つの植民先をおさらいしておきましょう

  1. マッサリア(今のマルセイユ)
  2. ネアポリス(今のナポリ)
  3. タレントゥム(今のタラント)
  4. ビザンティオン(今のイスタンブル)
  5. ミレトス

 

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出典:紀元前12-9世紀 フェニキア人とギリシア人の植民移動 地図 - 世界の歴史まっぷ

 

お金の流通が活発になる=商売が活発になると、商業・工業もどんどん流行り、市場も成長します

 

武器も市場に出回って、作り手もたくさん作るようになります。たくさん作るようになると、どうなるか?!

 

武器の値段は下がります〜〜

 

 

武器の値段が下がると、これまで貴族しか買えなかったけども、平民でも買えるように!そしてアテネのポリスを守る防衛に参加できるように!!

 

 

*平民は武器を自前で調達し、重装歩兵と呼ばれます。この重装歩兵が密集して、突撃する部隊=重装歩兵部隊をファランクスと呼びます!(受験ではすご〜く出てきます)

 出典:wikipedia

 

いよいよ...

 

平民:「おい、ワイらだって戦ってるんやで。アテネにバリュー発揮しとるのに、なんで政治に参加できないん?おかしいやろ^^」

 

貴族:「むぅぅ。平民のくせに生意気なぁ^^;」

 

と、発信力が強まり、貴族にチャレンジするようになります。これは、アテネで民主政が芽生える歴史的に大きな転換期なのです

 

 *一方スパルタは、少数の支配層が権力を持ち続けるポリスだったために、民衆が発信力をつけるには至らず、アテネのような民主政は芽生えませんでしたとさorz

 

続く