活気付くクリスマスマーケットが世界各地の都市で開かれるようになってきました!
欧米諸国では、厳しく寒い冬に耐えるために暖かさを保つ工夫がたくさんなされてます
本記事では、厳しく寒い冬の間に食べられる世界各地の伝統スイーツ・伝統菓子を紹介します
- 「冬のお菓子ってイメージパッと湧かないなあ」
- 「温かい飲み物とマッチするスイーツ探してまーす」
な人は必読です!
では早速、世界各国(主にヨーロッパ)の冬の伝統スイーツ・お菓子をみていきますねー
スポンサーリンク
- ①:シュトーレン@ドイツ
- ②:洋梨のコブラー@アメリカ
- ③:ピェルニク @ポーランド
- ④:トルデルニーク@チェコ
- ⑤: ブッシュドノエル@フランス
- ⑥:パンドーロ@イタリア
- ⑦:スペキュロス@ベルギー
- ⑧:バニラキッフェルン@オーストリア
- ⑨:ボーロレイ@ポルトガル
- スパイスの練りこみが大事?!
①:シュトーレン@ドイツ
View this post on Instagram
イエスの聖誕を祝うクリスマスのために誕生したとされるドイツのシュトーレン
粉砂糖をたっぷりふりかけて、幼子イエスが白い産着で包まれている姿を見立てられ作られたケーキだそう
おそらく、名前は後から付けられたのではないかという説があります笑
ベースの生地にラム酒漬けのレーズン、オレンジやレモンピール、スライスアーモンドなどの具材を加えたり...
シュトーレン特有の配合スパイス(シナモン、バニラ、ナツメグ、コショウ、カルダモン)を混ぜ合わせることで完成!
クリスマスまでの日々に、少しずつスライスして食べながら、ドライフルーツの味が染み込みでいく変化をたのしむのがスタンダードなんですね
関連: クリスマスの超定番!ドイツの「シュトーレン」の起源と歴史を調べてみた
②:洋梨のコブラー@アメリカ
View this post on Instagram
アメリカのおふくろの味「コブラー」
作り方自体は、ビスケット生地の上にフルーツをのっけてオーブンで焼き上げるだけ!くっっそシンプル!
特に冬になると、秋にかけて収穫された洋梨が市場に出回って、このコブラーのメインフルーツになります
温かいコーヒーと一緒に洋梨のコブラーを食べてみてください。
洋梨の甘酸っぱさとコブラーのサクサクの食感、コーヒーのコクと苦味のベストマッチ感は異常です
③:ピェルニク @ポーランド
View this post on Instagram
あら、かわいい
ピェルニクは、ポーランドの冬に欠かせない伝統スイーツです
ライ麦粉と小麦粉に蜂蜜を練った生地に、スパイス(シナモン、ショウガ、カルダモン、クローブ)を入れて焼き上げる、ジンジャーブレッドです
食感はなんとも表現し難い、パンとクッキーの間のような感じ
もちもち?サクサク?その中間の擬音語が存在しないですが、モチャモチャ
粉砂糖でコーティングされてるものから、チョコやベリー系のジャムが入ったものまで、バラエティがたくさんなんです
スポンサーリンク
④:トルデルニーク@チェコ
View this post on Instagram
いや、美味しいかよ
食べる前からわかる、チェコ伝統のお菓子、さくさくもっちりのトルデルニーク
このトルデルニークは、一年中食べられるチェコ定番のお菓子なんですが、クリスマスシーズンならではのテイストがあります
シナモンやクラッシュアーモンドが生地に練り込まれて、 クリスマスマーケットで売られてます
以下のようにトルデルニーク屋さんのスタンドで焼き上げてまして、
焼きたてのものは熱々のさくさくも〜っちり
「あれ、もう終わった。もう一個買うわww」の勢いになる美味しさです
クリスマスマーケットについては、別記事で書いたので参考にどうぞ!
チェコの首都プラハでは、超おっき〜〜いクリスマスマーケットが旧市街広場で開催されてますよ!
関連:海外の本場クリスマスマーケットに人生で一回は行こうな【クリスマスに向けて随時更新】
⑤: ブッシュドノエル@フランス
View this post on Instagram
いや、ロールケーキちゃうん
直訳でノエル=「クリスマス」、ブッシュ=「丸太、切り株」の意味
クリスマスの薪(まき)が本当のお菓子名です
スイーツ王国フランスの、クリスマスの伝統的なケーキのブッシュドノエルは、日本でも聞いたことのあるケーキではないでしょうか
本場フランスでのブッシュドノエルは、より本物の「切り株」に近づけて、焦げ茶色(チョコレート)のものが人気で定番です
しかも、「切り株」にぴょこっと生えているメレンゲで作った「キノコ」もこれまたそれっぽくて、個人的に大好き!
⑥:パンドーロ@イタリア
View this post on Instagram
パンドーロ=黄金のパン
これはイタリアのヴェローナのクリスマスに食べる伝統的なお菓子パン
パウンドケーキのような、ブリオッシュのような食感のケーキ?パン?です
ただ、具材は一切入ってない
いや、これが最大の特徴でして、黄金の色=卵黄で彩られたシンプルで素朴な王冠型のケーキ!
イタリアではクリスマス前のスーパーでこれがたくさん店頭に並び、たくさんの人が家に買って帰ります
「パンドーロがなければ、クリスマスは始まってない。」と言われるくらい、イタリアのクリスマスに欠かせない伝統菓子なんですね
⑦:スペキュロス@ベルギー
View this post on Instagram
スペキュロスはフランス北部からベルギーを中心にクリスマスシーズンで食べる、ジンジャークッキーです
「聖人」がモチーフになって、クッキーの型になるのがベルギーのクリスマスって感じ!
基本材料は
- 小麦粉
- バター
- シナモン
- クローブ
- ナツメグ
- カルダモン
- クミン
といったように、スパイスがふんだんに練り込まれてるんです
和菓子に親しんでる日本人は「お、俺氏合わねえわ」ってパターンと「シナモン入りのクッキーうますぎワロタ」のパターンにわかれる模様・・
でも、最初は口に合わなくても、1枚、2枚とかじっていくにつれて「意外にいけるじゃん」って感覚になりやすいのがジンジャークッキーのマジックだったりします笑
良い香りの紅茶と一緒に食べて、クリスマス前の優雅なアフタヌーンティーをやっちゃってください
関連:ベルギー旅行で絶対食べておきたい美味しいスイーツたち!おすすめスイーツ・デザートを厳選紹介する!
⑧:バニラキッフェルン@オーストリア
View this post on Instagram
かーーわーーいーーーいーー
このバニラキッフェルンは、ヘーゼルナッツパウダーと薄力粉、コーンスターチをベースに焼き菓子(焼きパン)です
ちなみに、キッフェルンはドイツ語で「三日月」の意味
つまりバニラの三日月という結局かわいい
そういえば、トルコは三日月がモチーフでしたね
もともとオスマン帝国がオーストリア一帯を支配してたことから、このキッフェルンが伝わったとされてます
歴史の深みを感じるクリスマススイーツでもあるわけですね〜。ほっこりしますね〜
⑨:ボーロレイ@ポルトガル
View this post on Instagram
王様のケーキの意味のボーロレイ
- アンゼリカ(緑)
- ドレンチェリー(赤)
の赤と緑の癖がすごすぎるスイーツ
「クリスマスツリーだぜえええ!!!」が伝わりすぎてすごいスイーツ
ポルトガルの定番過ぎるクリスマス伝統スイーツですね
*ちなみに、緑で細長い物体、アンゼリカの正体 ↓
ドレンチェリーは「さくらんぼ」を砂糖漬けにしたものですね。可愛い可愛い可愛い
他にもドライレーズン・ドライオレンジが使われていて、実際は超カラフルなスポンジケーキ
ちょっぴりラム酒とブランデーの味と香りがあって、日本人も大好きな味のケーキなんです
日本ではあんまり見かけないのがただただ残念です!!!!
スポンサーリンク
スパイスの練りこみが大事?!
以上!世界各国のクリスマスシーズンの伝統菓子・スイーツを紹介しました
(クリスマスという文化的にヨーロッパ諸国がほとんどになりましたが笑)
ヨーロッパ諸国では12月になると日没がお昼15時くらいで、日中のほとんどの時間を寒くて暗〜い毎日を過ごさなければいけません
そんな中、クリスマスやクリスマスマーケットでともされる明かりは、気持ちを明るく照らしてくれる大切な文化なんです
家で暖かくして、家族と一緒に囲むことのできるスイーツはこんな背景で発達しました
寒さに耐性をつけるために、スパイスを練りこんで暖かくするのは、古くから伝わる知恵でしょう
ぜひ、日本の輸入品ショップでのスイーツ選びの参考にしてくださいね〜