しぇあ・ざ・わ〜るど

しぇあ・ざ・わ〜るど

グローバルヒストリーの時代やで!

世界史における「暇」が生み出した奇跡とこれから【労働からの解放】

スポンサーリンク

労働からの解放は人の幸福に寄与するか?

 

(フランスの大学入試バカロレアの哲学の問いです。えぐ賢い...)

 

「仕事したくねえ!暇が欲すぃぃ!」って考えるじゃないですか

でも、「暇すぎたらなんだか辛いいいい!」って感じる人もいる。無い物ねだりが人間の性だもん

 

でも、「暇」は堕落のイメージ・先入観が先行しがちで、人類史のおっき〜〜い視点で捉えると、「暇」のおかげで偉大な功績が生まれたりしました

 

そこで今回は世界史における「暇」によって生み出された「奇跡」についてさくっと紹介していきます

スポンサーリンク

 

そもそも世界史の「暇」ってなに?

世界史における「暇」を定義づけた方がよさそうですね

 

独自の「暇」に対する定義付けですが..

人間が食べ物に全く困ることなくかつその食べ物を得るための労働から限りなく解放され、有り余る時間がある状態

で、ポイントは「仕事しないけど食べ物が十分あるしその分時間もあるよ!」って状態でしょう

 

人のまわりの環境と技術の盛衰によって、「暇」に対する価値観は古代から現代まで若干ニュアンスも変わってきてると推測されます

 

 

ですが、人類史の中でも「生活できるし時間がめ〜〜っちゃ余るお!」の境遇は一環として「暇」と定義づけてよさそうです

 

具体的にその「暇」が創出した人類の奇跡をみていきましょう

「死」について考える哲学の発展

 古代ギリシャ世界には、中心とするアテネの外に点々と植民市が存在し、奴隷たちが農作物の生産を営んでました

 

そこで生産された農作物(小麦、オリーブ、ぶどうなど)は選挙権を有する市民たちのもとへと運ばれました

 

中流階級以上の古代ギリシャの人たちは、溢れるほど食べ物も手に入るし、奴隷もいたので労働からは解放されてました

 

おわかりいただけただろうか、THE・暇の到来

 

中流階級の人にとっては、働かなくても勝手に食べ物が降ってくるので、まさに「人生ヌルゲーわろたw」ってボヤく人がいたに違いありません

 

数人が広場(アゴラ)でいつものようにトークを繰り広げてると、 「俺たちってなんで生きてるんや?」「てかさ、俺たち死ぬとどこかいってしまうん?」のように『生きること』がテーマになった時もありました

 

これこ古代ギリシャ哲学のはじまりとされる文化的な背景!「暇」という条件が整わなかったら、うだうだと考える時間もなかっただろうし、生きる意味について考えることもなかったはず

 

大物ソクラテスをはじめとする古代ギリシャの哲学者たちの哲学的思想は後世に受け継がれるほどの功績になりました

関連:古代ギリシャ哲学の流れをざっくりまとめる!おすすめのギリシャ哲学書も紹介!【入試対策にも】

「旅行(ツアーリズム)」の誕生

 
 
 
View this post on Instagram

A post shared by MAKOSANمحمد🍣 (@makomako_jp) on

時代は産業革命を終えた18世紀のイギリス

手作業の糸つむぎの作業が機械がやってくれるように...そんな時代の転換期

 

工場の機械を使っちゃえば、手作業よりもハイパーコスパ良く綿織物が作れちゃうんだもの。そりゃあこの一大イベントを「革命」と呼ぶにきまってます

 

なんで18世紀だったの?!

なんでイギリスだったの!?

 

これに関しては諸説あり過ぎて、今でも答えがばらっばらなため割愛で。でもまあ...

  • 植民地からの原料
  • 人口増加
  • 科学技術の発展
  • 大量の資本

これらが合間って革命に至ったのは明確で....そこから、機械(自動生産マシン)が生まれて工場(そのマシンが集まる場所)も生まれた

 

その工場が生まれると、工場を持つ人(資本家)と工場で働く人(労働者)も生まれることを意味します、資本主義の闇 

 

工場を持つ人(資本家)たちは、キャピタルゲインでわんさかお金が流れてくるものの時間がくっそほどあまりますw

 

そして、交通網の発達も背景にあったことから、「あそこに出かけたらどうだ?」あそこには美味い料理ある!」といったように、「旅行(ツアーリズム)」が誕生しました

 

近世のイギリスではお金と時間を有り余るほど持ってる資本家たちへ向けたサービスでしたが、今ではあたりまえのように、趣味として「旅行」があります

 

「旅行」はこのような時代背景から生まれた「暇」の産物だったのです

関連:『趣味』って聞かれると困る!趣味とか余暇の起源を探ってみる!

 「2ちゃんねる」の誕生

そして現代.....

あの2ちゃんねるを創設したひろゆき氏もこんな言葉をのこしていました

「2ちゃんねるは、僕が大学生で、暇である状態だったからこそできた」 

www.youtube.com

 

さらに、ひろゆき氏は、「暇」な時間がたくさんあることで、「何か創作活動(クリエイターとしての営み)に時間的リソースを集中投下でき、何か一発当てる人が出てくる可能性がある」とのこしてます

 

「暇」ってすごおおw

 

たしかに、「暇」があったから「哲学」は誕生したし、「旅行」も誕生しましたね

で、ベーシックインカムがきた時がすごそうw

ベーシックインカムとは、「国がす・べ・ての人に無条件で毎月、一定額のお金を配る社会保障制度」のことです

 

今ある仕事が自動化されちゃうと起こりうる大規模な失業の対策として、20年後に実現するかどうかが叫ばれてます

 

関連:【随時更新】失われた職業の次にくる『新しい職業』とは?!NEW技術はみんなの必要性を塗り替える! 

 

「誰でもどんな人でも国民であれば、毎月10万円わたすから、好きにしてくれお」と、究極すぎる自由が手に入るかもしれません

 

そこでもう一度、

人間が食べ物に全く困ることなくかつその食べ物を得るための労働から限りなく解放され、有り余る時間がある状態

 ほぼ全ての人がそんな状態になってしまうというwなんとも想像が困難すぎるパラダイスがそう遠くないかも

 

で、全ての人が「暇」になったとき、創作活動たるもので爆発的に有名になる人、莫大な富を築く人もでてきます

 

もしくは、学術的活動で新しい「哲学」や新しい「芸術」の分野を開拓して名乗りをあげる人も出てくるかもしれません

 

世界史における「暇」が人の社会にどのくらい寄与するかは未知数すぎて面白いです

 

しかも、人数規模的に過去に類を見ないほど「暇人」がいることが想定されます。まさしくカオスな社会の中で「変人」が尖って、歴史文脈の中でも「奇妙」な「奇跡」をうみだしていくでしょう。いえす、「暇」さいこー!