「学び」は生まれてから死ぬまで、ず〜〜っとやり続ける人間の行いです
せっかく「学び」続けるのだから、より賢く無駄にしない「学び」の方法を見つけ出したいもの
「学び」を「学ぶ」ことができる革新的な本を発見して読んだので、その感想と内容を少しまとめまっす!
スポンサーリンク
- 『Leran Better 頭の使い方がかわり、学びが深まる6つのステップ』
- ①:価値を見出す
- ②:目標を設定する
- ③:能力を伸ばす
- ④:発展させる
- ⑤:関係づける
- ⑥:再考する
- 「学び」を「学べる」本
『Leran Better 頭の使い方がかわり、学びが深まる6つのステップ』
▼内容紹介▼
「学習の方法を学ぶことは、専門家が言うところの「究極のサバイバルツール」
つまり、現代において最も重要な能力の一つであり、あらゆるスキルの前提となるスキルである。」(イントロダクションより)
深い学びを得るにはいったい何が必要なのか?
子どものころに学習困難を抱えていた著者が、多くの実証研究調査と、学びの専門家への取材を通して辿り着いた、小手先のテクニックではない本質的な「学び方」引用:Amazon
なるほど、「学習の方法を学ぶことは、究極のサバイバルツール」...って
「学び」を「学ぶ」ってどゆこと?!
この本では、人間が何かを「学ぶ」とはの根本から解体して、その「学ぶ」をより濃密に行う方法が書かれてます
これを読む前なんとな〜〜く、勉強する=「学ぶ」だろ!ってドヤってましたが、思った以上に「学ぶ」って意味深いものでした...
この本での重要エッセンスに、より深〜い「学び」を獲得する6つのステップがあります
スポンサーリンク
①:価値を見出す
学びたいと思わなければ学ぶことはできない。
専門知識を習得するには、そのスキルや知識に価値があるとみなさなければならない。
さらに、意味づけを行わなければならない。学習とは即ち対象の意味を知ることである。
ほんとそれ!!!
いや、軽いかよ
でも、何かを学びたい!って時にはふつふつと心から湧き上がる熱(モチベ)がありますよね
学ぶ時には当たり前ながらモチベーションが必要だよってことで、モチベ無き学びは存在しない!と思ってもいいくらいですね
そこで、
活動の意味は自分で見つける必要がある。
学びたい対象を自分と関係性の深いものにすれば、意味(モチベーション)を見い出す手段となる。
このアプローチの鍵を握るのは「視点の転換」である。
この学びは自分にとってどう価値があるのか、といった問いを自分に投げかける。
何のためにそれやってんの??
とじぶんに質問を投げまくることで、それに対してじぶんの答えを見つけられる=価値の発見になります
でも一方で「何でやってんだろう...」ともなれば、「学ぶ」を捗らせるモチベーションの枯渇の可能性が高いです
②:目標を設定する
知識を習得する初期の段階においては、集中が重要だ。
何を学びたいのかを厳密に見極めて、目的と目標を設定しなければならない。
例えば世界史を学ぶ「目的」と「目標」ってなんだあ?って時に...
目的と目標の違いをまず知ろう!
よく一緒にしがちだけども厳密には違いまして、以下の図が参考になります
出典:【図解】目的と目標の違い
- 目的=目指すべき方向性
- 目標=目的遂行の一時点での理想な状態
世界史を学ぶ目的は「グローバルに活躍できる人になる!」=方向性で、その道のり(一時点)で、「大学に合格する!」って目標をつくることができますね
学習とは一種の知識の管理である面が強い。目標設定、計画策定、前提となるスキルの習得、習得したい専門知識の絞り込みを行う。
結構難しい言葉が連続しますが、シンプルにまとめると、学びたい!って時には、「何を」、「いつまでに」、「どのくらい」を見える化しようよ!ってことです
③:能力を伸ばす
練習にも、他人と差がつく力をつけられるようなものがある。
学習のこの段階では、スキルを磨き、パフォーマンスを向上させることに特化した手段を講じる必要がある。
モチベーションも十分あって、目標と目的もガッチリ決まったら、あとは「学ぶ」行為にうつすだけ
モチベも目標と目的もあるのに、「何で伸びないんだろう・・・」って時にこそ、必ずフィードバックをもらうといいですね
そうすれば、目標をクリアするための方向の修正をうながしてくれるので、間違った方向のまま進んで、空回りの「学び」にならずに済みます
スポンサーリンク
④:発展させる
知識領域を広げることは知識領域を説明できることに非常に近い。
学びながら説明を求める質問を自分に問いかけると習得の度合いが高まる。
わかって理解してる状態なしに人に説明なんてできっこない...
そこで「学び」得たことをじぶんに、そして誰かに説明できる状態にもってくると、その習得のレベルが高まります
世界史の一問一答もただ用語をまるまる覚えるんじゃなくて、覚えた用語を「説明」できる状態にもっていこう!
そうすれば、この本の示す発展の域にまで到達することができます
関連:世界史のおすすめ『一問一答』とその使い方と勉強法について詳しく解説する!【慶應生推奨】
⑤:関係づける
すべてがどう噛み合うかがわかるフェーズである。
私たちは結局、個別の事実や手順だけを知りたいのではなく、その事実や手順が他の事実や手順とどう関わりあうかを知りたいのだ。
と難しいですが、より深い「学び」とは単純な覚えごとじゃなくて、「学んだ」ことをリンク付けられること!
もっと言えば、「マジカルバナナ」が上手な状態で、「〜といえば」と質問した時に「〜といえば〇〇」と、脈略とリンクした知識を結びつけられる状態です
世界史でも、因果関係(結果と原因)の特定が上手な人は、みるみる成績が伸びますよね
世界史では流れ(なぜとその後)と呼びますが、「なぜ」と「その後」を関連づけると記憶もつよく残り、よく「学んだ」人になれるんです
⑥:再考する
学習には間違いや過信がつきものだから、自分の知識を見直し、自分の理解を振り返って、自分の学習したことから学ぶ必要がある。
今日何を学んだの??
と隣の先生が訪ねた時に、パッと答えられる状態は、「学んだ」こと・「学んだ」プロセスをもう一度考えるきっかけになります
この本では『内省』の表現で登場しますが、世界史を再考するとは、復習するに近いし、それを誰かに説明できることに近い!
「学んだこと」を「学ぶ」=復習で、今日何を学んだのかを、じぶんでもういちど頭の中で再現 してみましょう
「学び」を「学べる」本
「学ぶ」を6つのステップで紹介したこの本は、読んだ後に行動に移すことで真価を発揮するはず!
「学び」は、対象は違えど生きてる上でず〜〜っと繰り返していく行いです
①〜⑥のステップを壁に貼り付けるくらい覚えこんで、「学び」の効果を最大に高めていきましょう!