史学科ってどんな人がいくんだろう
歴史学を学ぶ史学科について、行ってる人はどんなところか知ってるけれども、行こうとしてる人あるいは行ってない人に対しては閉ざされ他謎に満ちた専攻かと思います笑
そこで、歴史専攻出身の僕が「史学科・専攻の特徴」と「史学科・専攻に向いている人」を考察して書き残していきます
参考にしてもらえれば幸いです!
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多くは文学部の中にある学科
「受験勉強で日本史にハマった!歴史を深く勉強しよう!」ってひらめいた時、歴史学部をみつけられないはずです
歴史を勉強できるところは、ほとんどが文学部の中の歴史学科・専攻でして、「なんだあ、学部が無いから歴史の勉強できないのかな」と断念してしまわないよーに!
超基本ですが、大学のリサーチは入念に行って、歴史学科があるかも?!というように、文学部の中よ〜くみてみましょう
きっと「史学」の文字があるはずです
基本は個人プレイだよ
ゼミのみんなで飲み会!ゼミの合宿〜〜ぅうええい
華の大学生活のロールモデルかと思います、、が、、、それとは無縁(無縁に近い)の生活を送るのが歴史科・歴史専攻の待ち受ける未来です
基本的に自由放任主義であることが多く、日本史・東洋史・西洋史それぞれ専攻の中で、「好きな分野」を「好きなように」勉強していいよ、ってスタンスです
そりゃそうですよね
みんなそれぞれ、時代と地域で興味関心はバラッバラ
しかも、理系の研究と違って文献・史料を使って、それに基づいて論文を書いてくって研究なので、「個人」で行った方が難なく進みます
複数人数では...
- 研究発表
- グループプレゼンテーション
の機会もたまにはありますが、個人でやってそれを持ち寄るってケースがほとんどでした笑
で、やっぱりみんなのんびりとマイペースでゆるいw
歴史学を勉強する人柄・キャラクターも、この専攻のスタイルに応じるが如く、マイペースでのんびりな人が多いです笑
なぜなら歴史を学ぶ上で...
- 高度で素早い情報処理はいらない
- じっくりと記述を分析する
が基礎スキルでして、「ゆっくりじっくりと丁寧に」がむしろ大事なことからこうしたキャラクターが集まるのかもしれません
「鶏が先が卵が先か」を彷彿させられますが、歴史学の特徴とこうしたキャラクターは互いにに相関性があるのは間違いないようです
歴史を勉強すると研究するは違う
高校までの歴史といえば、用語・年号を覚えたら優秀で勝ちゲーでした
でも大学の『歴史学』は全く違うもの
- これまで知られたものを勉強するのが、高校まで
- これまで知られたものに新しい解釈を加えるのが大学から
- もしくは、未着手の史料から新しい歴史像をくみたてる
なので、暗記すればするほど点数を取るのではなく、おもしろい!興味ある!って「史料」をどれだけ丁寧にじ〜〜〜〜〜っくり深く掘り下げられるかが大学では肝です
さらに、大学の学部と大学院は異なっていて、主に学部は勉強するところ、大学院は研究するところって通説があります
- 学部の勉強は、新しい知識や知恵を”獲得”すること=学生
- 大学院の研究とは、新しい知識や知恵を”発見”すること=研究者
で、在学中の最終的なゴールは
- 卒論は「論文を書く練習」
- 修士論文は「研究をする練習」
- 博士論文は「研究者になる練習」
で、大学での「歴史学」の中も学部・大学院でそれぞれ違ってきます
関連:「文系大学院入試」の対策でやるべきことのまとめ!勉強方法とおすすめ参考書を紹介!
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実学っていうよりは...
商学部・経済学部・薬学部みたいに、「就活で有利になるぞ!」って状況から離れてしまうのが歴史学出身の末路...
って思うじゃあないですか
目先の利益追求が歴史を学ぶ真の目的ではなく、まだ想像不可能な未来を、過去の歴史から予測し、行動することにあります(と思ってます)
つまり...
いつ役に立つかは誰もわからんけど、いつか必ず役に立つからな!
ってのが歴史を学ぶ醍醐味です
なので専門技術を身につけて専門職につきてーわ!って人は、その専攻の方がいいし、歴史はちょっと性に合わないかもしれないです
つまり向いてる人はこんな人
以上、「史学科・専攻の特徴」と「史学科・専攻に向いている人」を書いてきました
「へ〜〜うんうん」
と読んでくれて、ポジティブな興味・関心が湧いたのなら、歴史学に向いてるポテンシャルがあります!
一方で「個人プレイよりもな、みんなで協力してなんかやりたいなー」とか「歴史ってやっぱりパッとこないよな」って気持ちに変動ない人は史学の道をいかなくても、人生困らないでしょう笑
終わりもなければ、答えもない
これが学問をするこで、歴史学では特にそうですね
解釈によっては無限に答えがあるし、地球が存在する限り終わりはどんどんアップデートされます
終わりなき歴史の冒険、興味あれば楽しんではいかがでしょーか!