こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。
国公立大学、難関私大の世界史の試験では、『論述形式』の問題が出題されることが多々あります
「日本史は用語集を全部覚えたら勝ち!」って丸暗記至上主義の人が門前払いをうける究極のアウトプットの試験が論述試験!!
そこで本記事では...
- 「日本史の論述試験ってそもそもどんな問題?」
- 「論述問題が対策できる参考書教えて!」
- 「論述問題のコツ・テクニックも!!」
の質問に応えるべく書き進めていきます
論述試験以外の『日本史』の独学勉強法については以下の記事をどぞ!
関連:大学受験『日本史』の独学勉強方法とおすすめの参考書決定版【偏差値30から東大早慶レベルへ】
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日本史の論述試験とは?
多くの人が苦手とする記述形式の問題ですが、大きく分類すると
- 【短文回答】
- 【長文回答】
があります
前者の【短文回答】の問題では、基本的に世界史の用語説明が大半で、きちんとインプットできていれば難なく解けるという問題です
後者の【長文回答】の問題は特に国公立の二次試験で課されることが多い問題です
例えば以下のように、一橋日本史では400字×3の1200字の論述問題が毎年のように出題されます...えぐ)
単なるインプットでは太刀打ちが難しいのが論述問題ってのがなんとな〜くおわかりいただけるはず
...ですが
志望校の過去問を分析してみると、論述問題の「形式」は毎年同じ!!ということに気づけます
つまりしっかりと「形式」を理解してある程度の『型』を身につけることで短い期間でも十分対策は可能なのです!
論述問題の特徴をまとめると...
- 通史(流れ)の理解が大前提!
- 短文or長文での回答!
- 大学ごとの論述問題の「形式」を知るべき!
です。
これを踏まえた上でその対策とおすすめ参考書をみていきますね
1.通史(流れ)を理解しておこう
究極のアウトプットの試験が論述問題ですので、頭に何も入っていなければ全く筆は進みません
まずは通史(流れ)をきちんとおさえ、マーク模試で結果を残しましょう
マーク試験で80%以上獲得できれば、ある程度の通史は頭に入っているので大丈夫!
しかし、80%未満であればまだまだ全体の通史をおさらいする必要があるので、典型的なアウトプットの問題と通史のインプットを繰り返して再び鍛えます...
マーク試験で80%以上の力が備われば、短文での論述問題でもしっかり点数が取れます
特に用語説明・語句説明の問題については、一問一答を鬼のように繰り返して、瞬時に説明できるレベルまでもっていくと短文論述で点数を落とさないようになります
地道にコツコツ知識を蓄えていきましょう...
関連:日本史のおすすめ『一問一答』とその使い方と勉強法について詳しく解説する!【慶應生推奨】
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2.長文記述式の論述対策とは?
論述には短文と長文の形式がありますが、特に長文で答える問題は要準備!
短文は基本的に一問一答をやり込んで、語句説明をきちんとできれば問題ないですし、難関大入試では落としてはいけない問題です
では、長文記述式の対策はどうするか?
こちらの参考書から論述の基礎を叩き込みましょう
『書いてまとめる日本史』
「論述対策って何から、どこからやったらいいか分からない!」って人はまずはこれ!
国立2次試験では論述が出題されますが、「ほら書いてみ」と準備なしに振られても難しすぎます
用語説明・理由説明などの短文回答の能力を磨くと本格的な論述対策の良い準備になります
この『書いてまとめる日本史』は解答・解説がしっかりしてるので、知ってる知識のアウトプットとしても最適です
私大受験の人でも論述の入門編として一度はやっておきたい1冊です
『段階式 日本史論述のトレーニング』
上記の『書いてまとめる日本史』で100字程度の典型的な短文論述で肩慣らしを終えたら、徐々にギアを上げていきます
50字未満の短い論述から100〜200、200〜250、そして300字以上の大論述まで少しずつ字数を増やしていけるので、無理なく一歩一歩力をつけることができます
世界史も日本史も同じですが、レベル上げが不十分なのにラスボスに挑むのは無理ゲーのように、段階を踏んでレベルを上げなければ大論述は無理ゲー..
同じくやり方は...
- 序章の論述の基礎を読み込む
- 自力で問題を解く
- 参考書を使って自力で訂正を加える
- 回答を参考に添削と採点をする
これを繰り返して自力で自作の解答を作れるように慣れていきましょう
この時に模範解答と自作の解答を比べて「何が違うのか」「どう勉強し直したら正解に近づくのか」を意識して復習を徹底することですね
論述解答に必要な「思考力」「論理力」「構成力」の3つの要素=表現力の養成をはかる超良書です
『”考える”日本史論述』
国立の難関大(東大・京大・一橋)を受験する予定なら必ずやっておきたい論述の神対策本!
「短文はいいけど、長い論述とはどうやって書くの?」という不安・疑問にきちんと対処できます
日本史における典型的な論述問題の演習の数をこなすことができます
やり方としては...
- まずは自力で解いてみる
- 教科書や資料集を見ながら、自力で解いてみる
- 模範解答をチェックし、自作との「違い」を明確にする
- その「違い」を修正して、もう一度何も見ずに自分で書き上げる
最悪なのは解答が全く書けないのに模範解答だけを見て満足して終わるパターンです。絶対にあかんやつです・・!
通史の参考書・用語集を使ってでもいいので、「自力」で「自作」の解答を作ることが絶対のポイントです
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3.過去問で「形式」と「傾向」を知ろう
冒頭で紹介した通り、日本史の論述問題は、大学ごとに出題の「形式」と「傾向」は違ってきます
一橋は合計400字で大問1つの論述がある一方で、首都大は50〜100字程度の短文の論述問題が多い傾向にあります
これまで通史の勉強と、論述対策の勉強をしてきたら、第一志望の『赤本』を手にして、10年分以上の世界史を解きましょう
- 自力で解いてみる
- 自力で参考書を使って訂正する
- 模範解答を見て添削・採点する
- 自作と模範解答の「違い」を確認する
- 「違い」を無くせるように復習する
これを繰り返しやり、過去問の「傾向」と「形式」の分析を進めるとみるみる力が付いてきます
*論述の解答で参考すべきは「教科書」
赤本では参考書のように模範解答と解説が十分でなく、腑に落ちないことも多々あるでしょう
そんな時は、「教科書」の記述を使って論述の解答を作れるように意識するといいです
なぜなら....
- 余分な文章が一切ない
- コンパクトにまとまってる
が「教科書」の特徴で、満点を取れる記述の要素を全て網羅してます
山川の世界史で、教科書内の「表現」の運用を意識しつつ過去問の論述問題にあたれば、 点数をきちんと稼げます
まとめ:インプットの完成は早いほどいい
日本史の論述問題は、日本史に関する深い「理解」とそれを正しくわかりやすく採点者に伝える「表現力」が必要なとても高度な問題です...
早い段階から「理解」を深めておいて損はないので、高校2年生のうちからインプットを中心に進めること!
インプットなら、動画の授業を観ながら手元の参考書を活用する「二刀流」が最強におすすめ!
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『点の知識を線の知識に』がモットーの伊藤先生!日本史は単なる用語暗記のゲームじゃあないですよー!
点とは用語・語句にしかすぎませんが、先生の華麗な説明とストーリー解説で、点と点が繋がって線となります
ストーリーで結びついた日本史は、よく理解できると同時に、忘れにくいものとなります
オーソドックスな教授法ですが、『点』に結びつく最強の授業を破格で受けられるので超おすすめです