しぇあ・ざ・わ〜るど

THE SIMPLICITY

シンプルに、ものを書く

『趣味』って聞かれると困る!趣味とか余暇の起源を探ってみる!

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あなたの趣味はなんですか?

 

  • 「これが趣味や!」と自信を持ってドヤ顔アンサーくれる人
  • 「趣味かー・・ねぇわww」と悩んだ挙句無い発言する僕派な人
  • 「いや、自分多趣味ですわ」と強烈な自由奔放さを見せてくれる人

 

そもそも『趣味』ってなんやねん?!

 

っていう話をしたい!

 

いつから『趣味』が使われたのか気になる突如湧いた疑問にお付き合い願いたい

 

『趣味』の概念的なものを特定しましょう

 

初対面会話の関門である『趣味はなんですか』質問に答えやすくなる。

 

そんな人が増えて欲しい!

 

ってのがこの話の狙いです

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趣味の始まり:イギリス産業革命が発端説

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 産業革命ってありますよね。あの18世紀のイギリスではじまった産業構造の変革

手作業だった糸つむぐ作業が機械がやってくれるように、そんな時代の転換期

 

工場の機械を使っちゃえば、手作業なんかよりもハイパーコスパ良く綿織物が作れちゃうんだもの。そりゃあこの一大イベントを「革命」と呼ぶにきまってます

 

なんで18世紀だったの?!

なんでイギリスだったの!?

 

これに関しては諸説あり過ぎて、今でも答えがばらっばらなため割愛で

 

でもまあ

  • 植民地からの原料
  • 人口増加
  • 科学技術の発展
  • 大量の資本

これらが合間って革命に至ったのは明確なのです

 

そこで何が生まれたか??

 

機械(自動生産マシン)が生まれて工場(そのマシンが集まる場所)も生まれた

 

ここまではいいですねーー

 

工場が生まれるまた生まれるものがあーる。

そこで汗水流して働く労働者たちだああ!!

 

とりあえずそんな流れです

 

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産業革命より前はちがったの??

産業革命より前は工場なんてなく、せいぜいちいさな作業場

 

イギリスのほとんどの人は、小麦・ライ麦・ぶどうその他野菜を育てる農家です

 

俗に言う自給自足

 

産業革命で工場がたくさんできると仕事を求めてそこに集まりますね

 

都市化と理解するば問題ないはず

 農村と都市の生活がわかれる

 

 

むしろ都市に流れる人がたっくさん。便利だもの。

 

便利だが都市は自給自足の生活は不可能

 

これがイギリスの生活スタイルを変革させたんです

 

生活スタイルの変わり具合と趣味についてもっとみてみましょう

 

付随して「時間厳守」が誕生しちゃう

10分前集合とはよく中学の部活で賞賛されたもの

 

あれはねー、家出る時間とか逆算しなきゃいけないから辛いのよ

 

そもそも「時間厳守」が生まれたのはなんでっ?

 

2つ理由があるでしょう

  • 人数が多すぎるから
  • レール作業だから

人が多いので、みんな自由気ままに働いて休んでっなると二進も三進もいきません

 

また、レール作業なので、隣に誰かがいないと「うっわあいついねーじゃねーかーー俺の仕事もやべよーー」状態になります

 

これまでの農村の生活ならね、時間の縛りなんてないですもの

 

天気とか都合にあわせて

 

「そろそろやりまっかー」

 

でみんな動きだす

 

ちょっとしんどかったら軽く一杯やるなんてざらです

 

産業革命のときに、ビールあかん紅茶飲め!パブ行くなコーヒーハウスいけ

 

そんなことが『善』とされてきたのも全ては生産のため

 

ちなみにイギリスのアフタヌーン・ティーも産業革命の産物です

www.makoto-sencho.com

 

お金もルールで配られた

これまでは土着の職人がものを作って、それに対してお金が発生します

 

けれども工場でばっこんばっこん大量に、大量の人を動員して作るとどうでしょう

 

機械がやってくれるんだもん、別に頑張っても頑張らなくても基本おなじ生産量

 

成果報酬ってやってられねーよーってか無理ゲーよ

そんなふうに資本家が思うのはごくごく自然。

 

労働者の「働いた時間」に対してお金を払うようになった。

 

こ・れ・が、時給と月給の誕生

 

シフトが割り当てられて、タイムカード切って「おはようございまーす」そんな感じ。夕方なのに勤務開始は「おはようございます」だったのかはわからんがっ

 

それで最終的にうまれたものは?

時間制のシフトと給料制のルールが決められるとどうでしょう

 

シフトのオンとオフができあがりますよね

 

産業革命前は違いましたからねっ

 

生活と仕事は一体でした

 

この出来事はなんとまあ「働き方改革」なことっ!

 

賃金労働者がたっくさん生まれると、オフの時にお金を持て余すわけにはいかない

 

「オフの時何するよ〜〜?」

「んー犬の散歩や。それか晴れたら遊園地でも行きたいな。はははは」

 

この瞬間

 

「趣味」がオギャーーーーッと生まれました

 

もっと突き詰めれば働く労働時間と余暇の時間の分離がオギャー

 

このオフの時間の使い方、まあリア充のなり方が追求されたわけで、山に登ったり遺跡を訪れる観光とか、遊園地に出かけるようになった

 

レジャーの発達です

 

ここまでくればわかりますよねー

 

まとめ:やっぱり「趣味」ってやつは

労働時間がなにより主人公。それで派生的に生まれた副産物的にすぎないだろうなって

 

一言でいえば、後付け

 

働く時間ありきでそこから漏れた時間の呼び名なんですね

 

これが僕の思った「趣味」の誕生=イギリス産業革命説です

 

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追記:これからの「趣味」について

好きなことを仕事に。

 

このフレーズが浸透しちゃう今日この頃ですが、あながち間違ってないんじゃなかなって!

 

工場労働のいやーなラインの作業だって、(当時なんて文句ばっかりです)

 

銀行のつまらない事務作業だって、(友達の銀行員はいつもやめたい発言です)

 

代わりにやってくるれるマシンがこれから出まくるじゃあないですかあ

 

「俺の仕事、私の仕事なくなっちゃうんじゃないか」的な話もあり

 

「ベーシックインカムきたら、くっちゃねできrるうぇーーい」的な話もありで

 

こんなことも言われるほど。

www.youtube.com

あの経済学者の巨人ケインズも100年前に、100年後の予言を残してます

 

『100年後の人々は余暇の過ごし方でめちゃクチャ悩むだろう』

 

と。でも少なくとも今は

 

  • 仕事が趣味みたいな人もいる
  • 仕事は仕事って人もいる
  • 趣味が仕事になっちゃったって人もいる
  • 何がなんでも趣味で生きてやるゼーイ

 

って人たちが乱立してるそんな気がします

 

時代の転換期はそんなもんですね

 

イギリス産業革命でみたようにテクノロジーの進化には逆らえなくて退化は不可能

 

あーだこーだ言われながら静かに淘汰が進んでくでしょう

 

ゆくゆくは・・・

 

働く時間と余暇の時間が再一体化

 

 イギリス革命で分離された境界線がとろけはじめるみたいな

 

産業革命で生まれた『趣味』は新たな産業革命で死す

 

『趣味』が死語になる。そんな未来がくるのではないでしょうか

 

今の段階で、『私の趣味は◯◯です!!(どや)』と答えられるようになりたい人の妄想でーした

 

ライフスタイル史はおもしろいですね

ぜひ参考に趣味を模索してみてくださいね笑