暗記型の教育から心機一転、子どもそれぞれの発想や想像を生かすためのアクティブラーニングが叫ばれています
予想が困難な時代に、どのような教育によって、未来を切り開ける人物が誕生するのかについて書かれている本を読んでみました
子供の可能性を伸ばすか潰すかは、周りの影響や環境によって左右されるといっても過言ではありません
スポンサーリンク
「未来のイノベーターはどう育つのか」
まず、イノベーターとは
革新者の意。
ゲーム「ダンボール戦機」及びそれを原作としたアニメに登場する組織。 表記は「イノベーター」
引用:wikipedia
周知の通り革新者・変革者のこと
当たり前を壊し、新たな当たり前を作り上げる存在
今の当たり前(従来は当たり前でない)のものを作り上げたスティーブ・ジョブズはイノベーターの世界的な存在ですね
本書におけるイノベーターの資質(ポテンシャル)は5つ!
-
共感力
-
統合的な思考力
-
楽観主義
-
実験主義
-
コラボレーター
順番にみていきます
スポンサーリンク
①共感力
そもそも共感力とはなんだ?
相手の気持ちに対して「あなたは今こんな気持ちなんですね」と心情理解することです
自分がそのことをしたら・されたら、相手はどのような気持ちになるのかを察する力も敏感になります
また、相手をよく理解することに繋がりますから、信頼関係を築ける才能があるということなのでしょう
イノベーターと呼ばれている人々は、他人の心情理解力や他人との信頼関係構築力を備えているのかもしれません
*共感力診断テストをどうぞ(°▽°)
②統合的な思考力
あらゆる側面からの視点がミソ?!ありきたりな問題解決手段・方法では太刀打ちできない時に、本領が発揮されます
3人集まれば文殊の知恵とは言えど、凡人が集まっただけでは困難な壁に立ち向かう突破口は見つかりません。見つかったとしても、そこまで価値ある解決策ではないことでしょう
誰もが考え抜いても答えの見つけられない鶴の一声。これがイノベーターが備えている「統合的な思考力」かもしれません
ところで、毎日の生活の中でも、『あれっちょっとあいつ変人?』と周りに言われている方が、普通の人が思いつけない発想やアイディアを持っている可能性大ですね
③楽観主義
いつもポジティブな人は運を引き寄せる?! 常に前進していこうとする姿勢とその前進を信じれる姿勢が大切
以下の図は、革新的な人物のグラフなのですが、疑い深く・楽観的な人物がその条件としてわかってきます
現状に満足することなく「改善」できる箇所を絶えず批判的に探すこと!
なおかつポジティブに行っていける人がイノベーターの資質のひとつといえそうですね
④実験主義
トライアンドエラー、七転八起の精神か?! 『実験主義』は難しい言葉のように聞こえます
試行錯誤の繰り返しができる人こそがイノベーターとしての資質のある人
思いつくことなら誰でもできますが、やっぱり行動(アクション)に移せる人は最終的に評価されているような気がします
『やらない後悔より、やった後悔』
ホリエモンもこうしたイノベーターや成功者は失敗を恐れない人物をバカと言い、その行動力やトライアンドエラーへの貪欲さを評価しています
「考えているくらいなら、まずやってみろ。それから考えればいいのだ」と、行動を起こすことの大切さを熱く語ります
⑤コラボレーター
適応力・寛容力が大事?!
自分の価値観や考え方と似通った人とのコミュニケーションの限定は、発想やアイディアの拡大の限定に。
自分の興味・関心・専門とは全く脈略も無い人々と接することで、
新しい価値観やアイディアが芽生えるきっかけになります
少年のような好奇心を持ち続けることは必要!どんなものでも興味を持ててそれを柔軟に受け止められることを支えるのは「好奇心」他なりませんね
スポンサーリンク
イノベーターの育ちのプロセス
イノベーターが育つた過程について著者は触れています
見えてきたことは、育ちの背景(幼少期から青年期)において資質が醸成されること
そのプロセスはこんな!
- 遊び
- 情熱
- 目的意識
この3つです
①遊び
人間は新しい可能性を探り、実験し、創造する欲求、つまりイノベーションを起こす内的欲求を持って生まれる。そして、子供はこうしたスキルを遊びを通じて学ぶ。
遊びを通じての”工夫”の積み重ねが大切!?新しいものやことへの欲求は誰しもが持っているとのことでした
少年・少女期の『遊びの経験』は、新しいもの・ことへの入り口の開発、その中で実験(トライアンドエラー)や最終的におもしろいものを生み出すためのトレーニングです
②情熱
起業家として成功するかしないかの半分は、根気で決まる。だから自分が情熱を感じられるアイデアや課題、あるいは正したいと思う間違いを見つけなくちゃならない。
何かに熱中できて、何かにハマれる人は強い?!
何かに情熱を傾けてハマる感覚を覚えておくこと!そして、新しいハマるものが見つかって熱いパッションを持つ
絶対に世の中を変える野望があれば、絶大なモチベーションになるでしょう
③目的意識
若きイノベーターはほぼ例外なく、青年期に何かを学ぶか実現したいという情熱を抱くが、その情熱は学習と探究を通じてもっと深いもの、もっと持続的で信頼できるもの、即ち目的意識へと進化する。
情熱が具体化すれば、さらに燃える!?
例えば、幼い頃にドラえもんにハマり、どこでもドアを作りたいと野望を持った少年がいたとしましょう
彼は彼なりに、物理学や科学など最先端のテクノロジーを情熱とともに学ぶのです
そしてどこでもドアの開発によって支えられるのが、彼の目的意識の『人の移動を自由にする』なのです
多くのイノベーターは、このように情熱の裏側にある目的意識が絶対にあります
しかもその情熱や目的意識が人一倍強いものだからこそ、継続したトライアンドエラーを繰り返し、真のイノベーターとして成り上がります
まとめ
スティーブ・ジョブズのようなイノベーターは高嶺の花の存在で、自分とは全くかけ離れた存在であったものが少し崩れました
なぜなら、筆者は先天的な才能や生まれつきの能力に一切触れていないから
むしろ普通な一般家庭に生まれた子が、遊びなどのきっかけを通して、情熱を燃やせる何かをもち、努力できるか否かが大きな境目にあるのだと主張してます
まさに
『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず』
です
努力次第で誰でも才能を開花させ、世の中に大きなインパクトを与えられるポテンシャルがある!
この本により気付かされたことです。 ぜひ参考にしてくださいね