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古代ギリシャ哲学の流れをざっくりまとめる!おすすめのギリシャ哲学書も紹介!【入試対策にも】

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古代ギリシャでは「万物(もの)の根源はなんだろーか?」「生きるってどゆことー?」といったテーマで多くの哲学者が広場にあつまって、三日三晩熱い議論が交わされてました

 

今回は、西洋哲学のはじまりとされる古代ギリシャの『哲学』を扱います

単に古代ギリシャの思想や時代背景を知れるだけでなく、

今にも通じる『普遍的な知』であることを確認できたらなと思います

ギリシャ哲学誕生のはなし!

まずは、古代ギリシャの思想の発展の流れをざっくりとまとめようと思います

こんな感じで、ギリシャ哲学は1000年に渡る歳月で発展を遂げました

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出典:ギリシア哲学の歴史 │ 哲学思考

 

ギリシャ哲学の始まりは、今から約2600年前に遡りますね

発祥の地は、今のトルコの西海岸、イオニア地方の植民都市『ミレトス』です

紀元前6世紀に、「世界の始まりとは?」「万物の根源とは?」について考える者たちが現れました

 

*諸説ありますが、植民市には溢れるほど食べ物と奴隷もいた背景があり、食べて生活するのに一切困らなかった社会状況があります。『働かなくても勝手に食べ物が降ってくる社会』において『暇』を持て余す人が多くなり、「俺たちってなんで生きてるんや?」ってそもそもの『生きること』について疑問を抱き始めたと推測されます

 

初期古代ギリシャ哲学では、『万物の根源』がテーマとなりました

  • タレス:水
  • アナクシマンドロス:無限
  • アナクシメネス:空気
  • ヘラクレイトス:火
  • エンペドクレス:地・水・火・風
  • アナクサゴラス:精神
  • デモクリトス:アトム(原子)
  • ピタゴラス:数

 ギリシャ哲学といえば、「ソクラテス!プラトン!アリストテレス!」

の三拍子で即答したい所ですが、彼ら以前の古代ギリシャ哲学は常に『万物の根源とは何か?!』の追究とともにありました

 

当時に科学技術もないしネットもない・・客観的なデータに基づいて実証しようもない中で、万物の根源は『原子(アトム)』でてきているデモクリトスの説はかなりかなり鋭く的を得てますよね〜

時代が進むと『モノの根源』への追求から『人間』へとベクトルが変わってきます

外側への関心から、内側への関心へと時代とともにシフトしていったのです

さあ、『無知の知』の言葉で有名なソクラテス時代の幕開けです!

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 ソフィストの時代(ソクラテス哲学)

『万物の根源はどこにあるの?』のテーマが収束した後、今度は内向きのベクトルで人間について考えます。これが本格的な哲学(フィロソフィー)のはじまりですね

 

ソクラテス哲学のキーワードは『ソフィスト』

ソフィスト、とは「知恵ある者」の意味で、前5世紀ごろ、アテネなどのポリスの市民に、弁論術や自然科学などを教えて報酬を受ける、いわば家庭教師たちのことを言う。

彼らは真理の探究よりも、いかに相手を論破するかということに力を注いだので、詭弁に陥ることが多かった。代表的なソフィストとしてプロタゴラスがいる

引用:世界史の窓

 ソフィストの代表人物ソクラテス

ソクラテスは「いかにして相手を弁論で論破できるか」を軸に弁証法を確立させます

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背景に、当時のギリシャ世界では直接民主制が採用されており、弁論の場で相手を打ち負かすことができれば、その意見が政治に採用される仕組みがありました

 

なので、議論の中で「俺TUEEEEE」を可能な限り発揮できる能力が重宝されてたことがあげられます

 

相手との『対話』が重視され、相手の間違いを探して論破する弁証法が確立されるわけですが、ソクラテスはあることに気づきます

 

何か優れた専門知識を持っていたとしても、他のことについては全く知らない。

でも、その専門分野の人たちからは有識者と思われてる・・・

 

ここでソクラテスは『無知の知』を知ることになるのです

何も知らないということを知ることで、それだけで他人よりも有利に立てることです

知らないことを知っていると思い込んでいる人々よりは、知らないことを知らないとして自覚している自分の方が賢く、知恵の上で少しばかり優っている。

こんな名言を残したことは有名ですね、今では『無知の知』として理解されてます

 ソクラテスの弟子、プラトン

ソクラテスには弟子にプラトンという人物がいました

この頃同時に、2人の生活してたアテナイではさまざまな学問が勃興し発展します

一般市民の文化的水準は高く、政治・経済、民主主義、倫理観などについて、街角、広場、酒場で議論をかわす姿がみられたといいます

 

イデア論の誕生!

 

そう、イデア論抜きにプラトンを語ることはできません

イデアとは、自然界の現象を説明するために、プラトンがひねり出した考え(イデア)です

 

例えば、目の前にりんごがあったとしましょう

それをりんごって認識するには、それがりんごの形で赤色でなければ認識できません

僕たちはあたり前のように、大きさ形が違うりんごをりんごと認識できますね

 

プラトンは、イデアの世界に本当のりんごの姿があって、現実に目の当たりにしてるのはコピーにすぎない!というイデア論を唱えたのです

彼の理論に基づくならば、僕たちがりんごを認識する為には、イデアの世界の本当のりんごの姿を経由して、現実にあるりんごを認識することになります

 

以下の『アテナイの学堂』はラファエロの超有名なフレスコ画ですが、

中でも描かれる人物で、プラトン(左)とアリストテレス(右)の存在感は抜群です

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*プラトンは空想の中のイデアを指差してます〜

 

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プラトンの生徒、アリストテレス

プラトンが開講した学校『アカデメイア』の生徒のひとり、アリストテレス

頭キレッキレのアリストテレスは、師匠のプラトンを否定して独自の哲学を生み出しました

出典アリストテレス - Wikipedia

プラトンは空想上のイデアに真理があると唱えたのに対して、彼はよりつまらない現実的な味方をしました 。

アテナイの学堂の右っ側がアリストテレスですが、ジェスチャーでは『リアル世界』を強調してます

 

現実的な考え方について、アリストテレスは例えばりんごを自分の知識によって認識していると唱えました

イデアとは真っ向から対立しているのがわかりますね

 

もし初めてりんごを見たときに、それをりんごと認識できませんね

そこに気づいた彼はりんごを何度も見る中で形状・色を無意識に知識として吸収します

で、ようやくそれをりんごとして認識するのだと唱えました

 

物質に着目したアリストテレスは、『形』や『物』が作られてる『素材』や『材料』で分類しました

現代学問の基礎となりますが、まず物事・出来事を観察して、カテゴリーに分けて体系化していく流れは、彼こそはじまりなのです 

ギリシャ哲学は普遍的な「知」を提供!

「生きるとは何?!」「良い行いとは何?!」「死ぬと感覚はどこいくの?!」といったように、今に生きる僕たちでさえも真理を見つけだせていません

 

「哲学とか堅苦しくって取っ付きにくいわ〜〜!」

って特に抵抗がある学問かもしれませんが、少しでも触れておくだけでも『生きる力』が養われます

 

少し触れる意味で、古代ギリシャ哲学の初心者・初学者にとってやさしい入門書は以下の2冊でしょう

特に最初のものは、丁寧なイラストも含め分かりやすいレイアウトでまとまってるため、概要をつかむには必要十分!

 

ぜひ参考にして、『古代ギリシャ世界』をのぞいてみてくださいね〜