人類史上最強の戦術の『孫子』
2500年前の戦術の知恵が今にも通じてるのは驚きです
あの日本の超有名な武将、武田信玄も『孫子』の一節である風林火山の旗印を使ってました
いつの時代にも使える『戦略』に関する知恵が、『孫子』に凝縮されてます
本記事は、『世界最高の人生戦略書 孫子』を読んだ感想・レビューをテーマにまとめます
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- 『世界最高の人生戦略書 孫子』
- 『兵は詭道(きどう)なり』
- 『戦勝攻取して、その功を修めざるは凶なり』
- 『上兵は謀を伐つ。その次は交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む』
- 『算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況や算なきに於いてをや』
- まとめ:好きなことよりも得意なことで勝負
『世界最高の人生戦略書 孫子』
中国っぽい人物の絵でしょう!
中国にも戦国時代がありましたが、各武将や兵士は生き抜くための戦略を絶えず練り続けてました。そして1冊の『孫子』にまとめあげられました。
『孫子』の兵法の大原則は
- 「戦わずして勝つ」
- 「勝算なきは戦わず」
です。この2つを留意してそれぞれの言葉を頭にストックしてみましょう
(省エネでコスパ最強の戦略だったんですね)
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『兵は詭道(きどう)なり』
「詭道」とは騙すことや欺くことです。
すなわち、敵の目をくらまして判断を惑わすことを意味します
「例えば、できるのにできない振りをし、必要ないのに不必要と見せかける。遠ざかると見せかけて近づき、近づくと見せかけて遠ざかる。
有利と思わせて誘い出し、混乱させて突き崩す。充実している敵には退いて備えを固め、強力な敵に対しては戦いを避ける。
わざと挑発して消耗させ、低姿勢に出て油断を誘う。休養十分な敵は奔命に疲れさせ、団結している敵には難問をはかる」
フェイクで人を誘っておいて、あとでたたみかけるように仕掛ける
ぺらぺらと喋ってボロを出すよりもあえて言わずして虎視眈々と狙う
「戦いは騙し合いである」
『戦勝攻取して、その功を修めざるは凶なり』
どんな意味のなの?って思ってしまいますが
「敵を攻め破り、敵城を奪取しても、戦争目的を達成できなければ、結果は失敗である」
『報われる努力』をしよう!ってこと!
闇雲な頑張りを努力って思い込んじゃいがちですよね
英単語を辞書丸ごと覚えることなど、正しい努力以外は全く意義がないんです
精神論・根性論で押し通すんじゃなくて、
- 「この方法で大丈夫なの?」
- 「この作戦は達成まで一番近い方法なの?」
と今やってる『努力』を孫子の視点から考えてみるといいかもしれませんね
『上兵は謀を伐つ。その次は交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む』
「最高の戦い方は、事前に敵の意図を見破ってこれを封じ込めることである。
これに次ぐのは、敵の同盟関係を分断して孤立させること。
第三は戦火を交えること。そして最低の策は、城攻めに訴えることである
この戦略はビジネスでも恋愛でも使えそうですね
- 「相手が今何を考えているのか?」
- 「相手は次にどのアクションを取るのか?」
を絶えず模索することですね
カップルになるまでは戦略がものをいいます
「相手がどんな人が好きで、どんな振る舞いをされると嬉しいのか」
を書き出して詰めていくことはいたって普通の恋愛戦略ですが、太古の昔から伝わる不変の戦略であることは忘れちゃだめなんですね
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『算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況や算なきに於いてをや』
「勝算がなければ撤退せよ」
勝算の多い者が勝ち、少ない者が負ける。
敵とぶつかって、明らかに相手の力が上、このまま戦ったのではこちらがやられるだけ、と見極めたら、無理をしないで早めに撤退し、戦力を温存する。
情勢は常に変化しているのである。
『戦略的撤退』=無茶な戦はまるで無駄ンゴ
欲しいもの・達成したいものがあるならば「今踏みとどまって考える勇気」が大切ということです
まあね
人生は選択の連続です
恋愛でも「今、告白すべきか」「まだ告白すべきでないか」の選択があります
仕事でも「今、相手に話を持ち寄るか」「まだそうすべきでないか」の選択があります
今、無理なら撤退 。時期を見てイケ
太古から伝わる時空を超えた戦術です
むやみやたら攻め入ってボコボコになるよりは撤退の戦略を取るほうが賢い
確かに『やらない後悔よりもやった後悔』の言葉の通り、あとでやっておけばよかったと後悔するの最悪!って思想もあります
でも、猪突猛進に突き進んで、思考停止に陥ってしまうのが1番怖いですね
「今踏みとどまって考える勇気」を頭の隅においておきましょうってこと
まとめ:好きなことよりも得意なことで勝負
- 「戦わずして勝つ」
- 「勝算なきは戦わず」
「はあ?楽して勝つなんて無理ゲーだろ!」と思ってしまいますが、『孫子』では「楽して何が悪い!」くらいの勢いを保ってます
好きなことよりも、得意なことを仕事にするとどうでしょう?
「好きって何だろう」の呪縛に縛られず楽になれますし、勝算もグッと上がるんではないでしょーか??
あの現代文の超有名講師、林先生も「好きなことはありえない!これならできる!ような得意なことを仕事にしよう」と言い切ってるくらいです
自分得意なことに引き寄せて相手を想定してみてください。
「あれ、意外に私ってできるじゃん!?」
と自信が湧いてくるはず。そうなれば正のスパイラルにのって『孫子』の戦略のまま突き進めますね。ぜひ参考に人生設計をしてみてください