人が抱くやっかいな感情『嫉妬』と『妬み』
人と人が関わり合ってく世界に生まれた定めかもしれませんが、ネガティブな感情をうまくコントロールするのは超大事です
でも
『嫉妬』と『妬み』について心理学では別物ということ知ってました?!
本記事ではこの違いをまとめていきます!
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心理学で言う『嫉妬』って?
『嫉妬』とは、自分が持っている何かを、誰かが奪いにやってくるんじゃないか、という不安感に裏打ちされたネガティブ感情のこと。
だそう!
- 新入部員にポジションを奪われそうだ。
- あのサッカー部のイケメンに彼女を奪われそうだ。
- 可愛い新入社員に彼氏を奪われそうだ。
ポイントは『奪われるんじゃないかという不安感』です
すでに持っているものを奪われるって、屈辱で強いストレスに見舞われます。
特に顕著なのが、恋愛での『嫉妬』です。
彼氏・彼女が奪われるなんて、想像もしたくないストレスです。
何日も食べ物が喉に通らなかったり、眠れなかったりした経験はないでしょうか。僕はあります!どや
まさに『嫉妬』を感じている瞬間です。
『妬み』ではありませんよ。
心理学で言う『妬み』って?
『妬み』は感情の向きが反対になります。
『妬み』とは、他人が持っている何かをうらやましいと思い!奪い取ってやりたい!引きづりおろしてやりたい!という闘争的な感情。
『嫉妬』は持っている自分が抱く感情に対して、
『妬み』は持っていない自分が抱くところがポイントですね
持たざる者から持つ者へのベクトル!!
- 兄ちゃん、俺よりも大きいケーキでずるいぞお!!
- あいつ出世しやがって!いいな、いつか俺もやってやる!
- そんな勉強してる人じゃないはずなのに、なんであいつ合格なんだ。
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男性が『妬み』を感じやすい!
『嫉妬』と『妬み』で、男性の方が闘争心に裏付けられた『妬み』を感じやすいの出そう
『嫉妬』については、女性の方が若干感じやすいみたいですが、個人差が大きいよう。
こうしてみると、
- 『嫉妬』はまだ起こり得てない未来の不安。
- 『妬み』は今その場で起こっている現在の感情。
と整理できますよね
本質的に違うものであることが理解できたはず!
悪性と良性の『妬み』に気づこう
脳心理学の中野さんは、『妬み』を2種類にわけてます。(多分、なんとなく想像できてますよね)
他人の不幸は甘い蜜だぜへへへ
っていうタイプは悪!
悪性の『妬み』だぞってこと。
引きづりおろしたい感情がもろにでてますね。
「あいつが負けてしまえば!!」「あいつにあの女がいなければ!!」
「不幸になってしまええええしめしめ」
お気づきでしょう。悪性の『妬み』ということに。
なぜなら、持っている人を引きづり降ろして満足感の足しにする行為は、人間関係を壊す、あるいは悪化させるだけなんですね
自分の魅力・能力は磨かれずにです。
一方、良性の『妬み』はどうでしょう
極論言ってしまえば、『憧れ』もこの良性の『妬み』に近いものがあります。
「あの人みたいに、歌上手になりたいな〜」
「あの子みたいに、スタイル良くなりたいな〜」
「あいつみたいに、良い成績とりたいな〜」
って感情です
そして、努力に向かうモチベーションがそこにはあります。
歌をめちゃくちゃ練習したり、勉強したり。
『憧れ』のあの人=持っているあの人に近くために頑張る
それだけでプラスじゃあないですか!引きづりおろさないので
人間関係は別に壊れないし、自分にリソースが増えるだけです
これが悪性と良性の『妬み』の違いになります
まとめ:『妬んでる』自分をみつけよ!
「あいつみたいに勉強できるようになりて〜!」
「あの子みたいに、誰からもモテるようになりたい!」
っていつも絶えず、ふと思うはずです。人間だもの
そんな時
「あれ、俺って、私って、妬んでる」
とメタ認知(客観的にじぶんを見ること)して、自分の感情を発見しましょう
発見できたならば、感情が悪性なのか良性なのか、区別してみることです。
*メタ認知についてはこんな記事も書きました。
『妬み』を発見して、良性の『妬み』にしてあげることが大切でし
そして自分磨きにsのエネルギーをぶつけましょう
友達、恋人との関係を崩れることもなく、自分の魅力に磨きがかかるだけです。
何よりも冷静さがポイント
人が抱く最もやっかいな感情は『妬み』でしょう。
それゆえ、感情に走ってしまったら一巻の終わり。
感情ではなく、冷静さを取り戻して、理性で勝負するのです。
『妬み』を抱くじぶんを可愛がるくらい広いふところがあれば神。
仏と呼ばれる人格の持ち主に近づけるかもしれませんよ。
人間らしく成長するには『妬み』をうまくコントロールしよう!
中野先生が教えてくれた脳心理学からのアプローチの話でした。 ぜひ参考にしてみてくださいね