『言わない力』についての話です。
あるテレビ番組で東進ハイスクールの林先生が放った『現代の新しい能力』
「ネットで書いて、別の番組でしゃべって、また他の番組でしゃべる・・・この一連の流れ・・・・」と、林先生は言い始め・・・
ある芸能人について、恋愛エピソードをべらべらとしゃべりすぎ!と指摘して
「結果、マイナスになって幸せがつかめない!」と、痛烈な言葉を言い放ちました。
テレビに映る芸能人なので、プライベートを喋りすぎると拡散の次元は異常です。
時には言ってもいないようなことに情報が曲げられて、問題になることは多々あります。メディアが横から出てきて突っつかれることだって多くあります。
現代は『言わない力』を持つべき!って話でした。
でも聞きなれない『力』ですよね。
どんな力なの?!って思ったんでちょっと語ってみまーす
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情報社会で内に秘めること、超大事。
テレビ番組では、結婚と『言わない力』が結び付けられましたが、
もっといろんな場面で『言わない力』が大切そんな気がします。
友達に言いたいわー言いたすぎる!!!
の衝動に駆られる時はあるはず
- 就職活動の面接を突破した時。
- 告白して、成功した時。
- バイトで嫌なことがあった時。
- 道端で1万円拾った時。
でも「どうして言いたいのか?!」って考えると・・・
聞いてくれる友達に、共感してもらいたいんですよね〜
共感って、『感情を共にすること』の2字熟語です。(あたりまえだ!)
喜ばしいことを一緒に。悔しいことも一緒に。
わかってもらえると安心感を与えてくれます。人間は社会的動物なんですもん!
僕だってそうです。もはや言いふらしの次元かもしれません。
「○○と○○付き合ったんだゼーーー!」
「面接100パーセント落ちるかと思ったら、通ってたああ!」
「銀座で寿司食ってきたーー!」
って自分ニュース的な話題は僕にだってあります。
でも、まだまだ序章にしかすぎないのです。
何であいつが知ってるんだ問題?!
ひとりの友達に言ったつもりなのに、他の人が知っていた、そんな経験ないですか?!
『実はあいつと付き合ったんだぜ!!!』と親友と呼べる人に言ったはずが、
他の友達たちの間でいつの間にか知れ渡ってるのは、あるあるでしょう。
友達とはいえ、どうでも言いことを言いたくはなりません。
『面白み』が話のどこかにあるはずです。
恋愛話でも、就職話でも、お金の話でも。
面白さってシェアしたいんですよね〜みんな!
リツイート・シェアボタンがあるのも納得でしょう。
なぜなら、
自分のネタは他人にとってのネタにもなる。
情報が広がってしまう根源は、話題としての面白さにあるのです。
人のコミュニケーションの運命ともいえますね。
でも、「ついつい話してしまった!」
で、後々後悔した人も多いはず。
この「言わない力」を持っておけば・・・
と後悔してしまう場面は、人間関係に影響が及ぼされた時に訪れるんです。
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やっぱり人間関係になると致命的!
林先生も「言わない力」=能力と断言してるのです
良かれと思った友達・恋人のネタ話が、どんな拡散するか予測できませんし
いつ・どんなかたちで、じぶんに鋭いブーメランが返ってくるかわかりません。
彼女に対する愚痴が、友達伝いで本人に伝わって彼女が知ってしまう・・
ドラマみたいな話ですが、けっこうある話です。
ツイッターとかSNSなど、これだけ拡散力のある現代社会では、
「言わない力」はかなり重宝されるものってことですね。
一度踏みとどまって考えよう。
でも、「これ言いてぇぇ!!」って時は突如としてやってきます。
自慢話、愚痴、おもしろネタ話など、口から放出しちゃいますよね。
本当に言っちゃって大丈夫なの?
ここで抑えられる『言わない能力』です
ちょっと良いところに転職が決まったら言いふらしたいですよねー
友達の脈を伝わって、想像以上に拡散してしまうかもしれません
知って欲しくなかった人に伝わってしまうリスクもあるでしょう
知り合いや友達が、知らないところで妬みの感情を持ってしまうかもしれません
で、こんなこと言わなきゃよかったって、オチ
一連の情報の広がりと自分へのブーメラン的ダメージを具体的予想できるかが大切。
「言わない力」を支えるストッパー的な考え方でしょう。
目先の『ドヤ!』で満たされるんじゃなく、長い目で考えた自分へのリターンをよく見据えましょう。ってことです。
大人な大人になれる!?
「言いてぇ!!」って衝動による言いふらしたい『成功話』っみんなある!
でもじぶんから言った話と、ひっそりとじわじわ伝わった話の「質」に違いがある。
言いふらした人は、言いたがりな人・自慢野郎のようなレッテル。
「言わない力」のある人は、影の努力家のようなレッテル。
両極端のイメージにわかれてしまうことがあります。
理想はやっぱり後者の影の努力家的なイメージ。
言いたい欲求を少しでも抑えて、言葉の取捨選択できる人はすごい。
必要なこと以上は言わず、努力家な自分像を周りの人につらせる高等テクニック。
でも大人な大人こそ、「言わない力」をこのように使うのでしょう。
「言わない力」の存在を能力として意識するだけでけっこう実感できます。
「言いたいけれどグッとためる力」が評価される時代です
言ってしまった後の想像力・予測力を鍛えることがはじまりのようです
気を引き締めて、責任を持った発言をしていきましょうか
END