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世界史の「文化史」対策!参考書1冊を完璧にすることが最善策だ!

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大学受験の世界史には「文化史」がありますよね。ひとつの試験の出題比率は1割〜2割ほど!!

 

7割近く取得すれば御の字である大学受験世界史では「文化史」をマスターすることは必須!

 

グローバル社会の教養人として「世界の文化」に精通しておくと、いろんな場所・国で活躍できる頭脳の素地が整います

 

本記事では世界史の「文化史」で満点を取る対策・方法を全力で紹介します

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「通史」との平行学習を知る

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世界史は「西洋史」と「東洋史」にわかれてます

 

「西洋史」は古代ギリシャから、「東洋史」は古代メソポタミアからスタートです

 

「文化史」は、宗教・哲学・文学・絵画・彫刻・建築・遺跡などが中心ですが、それぞれの時代と地域のストーリーがリンクしてます

  

古代メソポタミアでは「肥沃な三日月地帯」と命名したのは誰か?!という問題で、アメリカの東洋学者ブレステッドの『古代』という作品が言及されます

 

また「エジプトはナイルの賜物」と遺したのは誰か?!という問題で、古代ギリシャのヘロドトスの『歴史』という作品が言及されます。

 

これは

  • どうして「肥沃な三日月地帯」と呼ばれるのか?
  • どうして「エジプトはナイルの賜物」と呼ばれるのか?

という根本の「通史」の理解がなければ、同時代の「文化史」は浅い記憶となってしまいます

 

受験では「作品と作者」の対応がシンプルに問われることが多いです

 

単純な暗記に走ってしまいがちですがそれは「通史」ができることが前提です

 

9割は「通史」からの出題なため、あくまでも「通史」ベースであることを明記しましょう

 

文化史は確かに、通史に比べて暗記の側面が強いのは事実です。

 

しかし、全てがそうではありません。特に「宗教」や「思想」の分野においては、通史や文化史の他の分野(建築・文学作品など)の根底や背景になっていることがよくあります。

 

例えば、西洋近世において、14世紀に製紙法、15世紀に中国での原型を元にして活版印刷術が編み出されていますが、これらは宗教改革や、新思想を伝達するのに大きな役割を果たしています。

 

 人々の手に聖書が渡るシステムが出来ることによって、人々が直接聖書を読めるため、腐敗した教会にお金を払って頼る必要がなくなりました。

 

個人主義の時代到来のきっかけでもあります。通史を振り返りながら「なぜこの宗教・思想が生まれたのか」「この宗教・思想が生まれた結果、通史にどのような影響を及ぼしているのか」を学習すると理解が深まります

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「文化史」対策の方法

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「通史」のひとつの単元を終えたら、サクッとテンポよく同じ範囲の文化史に取り組みます。通史・文化史の並行学習です

  

僕の受験経験と指導経験の中で最もおすすめできる「文化史」の参考書はこの2冊!!

 

  • 『これ1冊!世界文化史』+スタディサプリ(村山先生)
  • 『世界文化史一問一答』(佐藤先生

 

順番にみていきます。僕自身も大学ごとの過去問分析を進めてますがこの2冊でほと〜〜んどカバーできます

 

↓ ↓ ↓ ↓ 

『これ1冊!世界文化史』

 

スタディサプリで有名な村山先生による「通史」を背景に「文化史」を網羅する参考書!

 

時代背景と芸術の製作者の生い立ちなどに触れ、通史の中の位置付けを踏まえて理解できます

 

  • 東大の短答問題はほぼ100%をカバー
  • 早慶の問題も85%以上をカバー

 

正直、このカバー率はえぐいww本当に網羅性抜群の文化史特化本です。通史と合わせて読み込むといいですね

 

村山先生の「文化史講座」(スタディサプリ)

『これ1冊!世界文化史』と組み合わせてできるのがスタディサプリです

 

著書も動画授業も村山先生によるもので、統一感があってしっかり整理できます

www.youtube.com

 

もちろんスタディサプリでは「通史」の動画授業も視聴できるので、通史と文化史の並行学習を忘れずに!

 

その上で文化史を進めます

 

僕自身も世界史の総復習をかねて動画で勉強してます笑

 

▼以前にレビューと始め方について解説しました)スタサプは便利すぎますよね。学校の授業では文化史の扱いが無かったことを思い出すと有り難みを感じます笑

関連:世界史講師がスタディサプリをやってみるからレビューする!【スタディサプリの始め方とコース選択を解説!】

 

*こんな感じにそれぞれの文化史の項目があります

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*付属のテキストに合わせて「文化史」も授業が進みます。大事な箇所を赤シートで隠せるようデザインしましょうね😌

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安定のスタサプといったところです。村山先生に文化史を委ねて動画+付属テキスト+参考書で文化史を攻略しましょう

 

『佐藤の世界文化史一問一答』

 

 

代ゼミの佐藤幸夫先生の『文化史一問一答』

 

本書を用い、覚えた文化を積極的にアウトプットします。僕の受験当時の先生で、授業もとてもわかりやすく丁寧で、かな〜り尊敬してます笑

 

やり方は下記の通りです

 

  1. 一問一答でやりたい通史の単元を読む(ex古代ギリシャ)
  2. 通史を読んだ後、一問一答でチェック
  3. 間違えた箇所に印(サイン)し、村山先生の文化史で復習
  4. もう一度間違えた問題を確認し、全て消せたら次の通史の単元へ進む

 

補足ですが、村山先生、佐藤先生の書籍に加え『資料集』を合わせ参照すると不安が無くなります

 

「参考書だけでいいの〜〜?不安・・」という人向けですね。資料集にはヴィジュアル情報が最強レベルで詰まってます。これ以上のものはありません

補足:世界史図説タペストリー

 

利用者の声

世界史が世界全体で追っていける資料として良さそうなので購入。見やすいし分かりやすいので買って正解。自分の知識としても子どもの中高の勉強にも資料としていいと思いました。

引用:Amazon

 

『タペストリー』は僕が受験生の頃はなかったのですが、世界史の指導者になってからず〜っと使ってる資料集です

  

参考書やスタディサプリを進めてる最中に「一応実物をチェックしておきたい!」と思った時に適宜参照する用です😌

 

▼「資料集」の具体的な使い方については下記にまとめたので読んでくださいね 

関連:世界史のおすすめ資料集!資料集のメリットは大きい【世界史の勉強のお供のひとつです】

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「文化史」をやるタイミングは早めがおすすめ

高校・予備校の授業では「通史」と分けて「文化史」を習います

 

*「文化史」を後回しにしがちな受験生は本当に多くいます(僕もそうでした。というか文化史は基本生徒におまかせでした)

 

上記の通り「通史」とリンクしてるので完全別々にやるのは禁物です

 

つまり

 

「通史」の区切りがついたところで、該当の「文化史」をやることがベストです

 

「通史」はどんどん進みますね。古代中国でやった「文化史」も、復習しなければ忘却の彼方へいってしまいますよね

 

勉強した「文化史」をアップデートするつもりで「通史」が一度進んだら文化史の復習を忘れずに行いまょう

 

まとめ:自分の「好き」を探る!

「文化史」は興味が先行しなければ苦しいだけ

 

どんな勉強でもそうですね。アレルギー反応でるくらい勉強嫌いでは、残念ながら伸びることはありません

 

イタリアローマの建築や、ギリシャ哲学のソクラテスなどなど、「何をおもしろいと思うか」にアンテナを張ってみましょう

 

好きなもの・興味のあるものはいやでもできるようになるものです

 

できるようになると文化史全体のコツもわかってきます

 

「文化史」は贅沢なたしなみ! 世界最高峰の「文化」をひろ〜〜く知ることを可能にするのが、受験世界史です!

 

  • 「旅行行ったらあれみたいな〜〜!」
  • 「大学入ったら、哲学ハマりたいな〜〜!」

 と、妄想膨らませると意欲も湧きポジティブサイクルができあがります。このサイクルができれば「文化史」は怖いことなしで!

  

インスタグラムのハッシュタグ検索をすれば、世界旅行した気分にもなりますね

 

例えば「♯パルテノン神殿」で検索すると資料集よりも迫力のある現物をみることができます

 

現代のツールを巧みに使って嗜むことも、「文化史」が得意になるコツでしょう!

 
 
 
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『勉強』という堅苦しさに囚われず、広大な世界の芸術に触れてください

 

触れてくださいというか、好きになってください。気づけば「文化史」が得意になった。そんな形が理想でしょう

 

入試の10%もこの世界の文化が問われます。たかが「文化史」、されど「文化史」の心構えでコツコツと継続的な努力が求められるのです!頑張って下さいね。応援しています😌

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