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広告っていつからあるの?!古代ローマ帝国から『広告』の歴史を考えてみた

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「うざ〜〜〜〜!!」

 

「なんでここで〜〜〜!」

 

広告っていやですよね〜〜

 

  • 電車、駅
  • ビル
  • Youtube、ブログ
  • アプリ
  • テレビ
  • チラシ

 

電車で上を見れば広告、ネットさまよってれば広告、ガリガリ君を3本連続で当てるくらい回避が困難な広告の集中砲火

 

これぞ資本主義の権化であろうか?!?!

 

でも、、広告って時代によってそのかたちを変えてきてるんです

 

電車もテレビもアプリも現代の産物ですが、もっともっと根源的なところまで遡ってみると新しい気づきがみつかります

 

そこで、本記事では広告の歴史をテーマにまとめます。今ある広告のかたちは如何なる変化を遂げた?これからはどうなるの?のような考えるきっかけになれば幸いです😌

 

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字義的な『広告』の意味って知ってる?

 『広告=チラシ』みたいなものって思ってませんか?

 

広告=『ひろ〜〜〜く告げること』

 

です

 

え?知らなかった?でもそうですよね普段そんなの考えませんよね

 

ヒトがヒトになにかを伝える必要っていろんなケースで生まれますね

 

緊急の時だったり、行事イベントのおしらせだったり、何か紹介するときだったり。正直この「広く告げる」の目的は無限です

 

この伝える内容を盛り込む手段が、今僕たちのイメージする『広告』の正体なのです

 

少し古代に遡って旧来の『広告』をのぞいてみましょう

 

古代ローマ帝国の『広告』って?

 ヒトがヒトに何かを伝える必要は、太古の昔から存在する!!と説明しました

 

古代ローマ帝国に注目してみましょう

 

ローマ帝国最盛期の地図です。環地中海の覇権を握るとこうなります。超巨大帝国です

https://www.worldatlas.com/r/w728-h425-c728x425/upload/a4/4b/c9/shutterstock-203589544-1.jpg

出典:5 Important Cities of the Roman Empire - WorldAtlas.com

 

ローマ本部から北アフリカや中東へ情報を伝えずしてこのような巨大帝国を維持するなんて不可能です

 

当時は、紙もなければ、LINEもない

基本は口伝えで情報は共有されました

 

各地方の総督へと情報を伝える専門家もいたほど、広告塔的な存在が重宝されてましたね

 

いや

 

もっとローカルに目を向けて見よう

 

ローマ市内部に目を向けてみましょう

 

属州から奴隷に栽培させた安い小麦が大量に入ってくると、パンの生産も加速します

 

つまり、パン屋が忙しくなるしローマ市民はいっそうパンの生活になります

 

当時でも焼きたてのパンは人気でした。硬くなってしまうとお腹壊す危険性もあったのでね

 

そうなんです。ここで、パンの焼きたてを知らせる必要性が生まれたのです

 

もっと言えば『パンの焼き上がりをひろ〜〜く告げる』必要が生まれたのです

 

チラシもインスタグラムもありません

ぐるなびホットペッパーグルメmもありません

 

では一体何が『広〜く告げる』の役割を担ったのでしょうか??

 

ここまで読んだら推測するに容易いはずです

 

それは、パン屋の少年が声をあげて町中を駆け巡ってたのです

 

「パンが焼けたぞ〜!!早いもの勝ちだぞ〜!硬くならないうちに〜!」

 

ってね

 

するとこの少年の声を聞いたローマのおばさんは、「あら買おうかしら」となる

 

あくまで推測ですが、この少年は「焼き上がり広告料』のお駄賃をもらっていたはず

 

もの・サービスをひろ〜く告げる本質はローマから変わらず。

 

別にローマに限らずです

 

狩猟採取の頃だって、「くるみ10個とイチジク1つを交換してくれるひといないか〜!?」って声を張り上げる広告塔はいたはず

 

そして広告塔が活躍したら、依頼主から少しだけ報酬をもらう。まさにアフィリエイターと広告主の関係😂

 

人間が人間であるがゆえの宿命的な営みですよね。言えるのは『広告』って今に始まったわけじゃない!ってことです

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そして『広告』のかたちは代わり続ける

 2000年以上も前から存在する『広告』

 

ローマの少年が声を張り上げてパンの焼きたてを知らせたように、今日ではパン屋がインスタグラムのアカウントを持ち、朝の焼きあがりパンを投稿します

 

手段は違えっていえどヒトにパンを知らしめるって意味では全くおんなじだ!ってことですね

 

みんながスマホを持つから、そりゃそうよね、広告としての役割は大きいです

 

しかも、最近は趣味嗜好から広告が選ばれるターゲティング機能もある

 

みんながスマホを持たず、別のデバイスになったら『広告』の姿形も変わるのかなって思います

 

現状:広告市場はマスメディアからネットへ

これまではマスメディア(テレビ・雑誌・新聞)が広告を牛耳ってましたが、今ではネット広告市場の拡大は止まることを知らず追い抜きました

 

これが2020年以降のトレンドになるのは間違いありません。つまりスマホの画像広告や動画広告の市場が広がることを意味しますね

 

*こんな感じにネット広告に費やす費用は拡大してます

 

åºå¸ï¼é»éãæ¥æ¬ã®åºåè²»ã

出典:日本の広告費 - ナレッジ&データ - 電通

 

とはいえ、新聞・雑誌、テレビなど含めた広告市場全体の広告費は変わってはないので、今後も広告の予算についても様子見といったとことですね

 

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まとめ:旧広告は活気があるから好き

個人的には、ローマ帝国の『広告』が好き!

 

やっぱり活気がありまよね

 

今の時代に「パンが焼けたぞーー!」なんて街を駆け巡ったら、キチ◯イ扱いされます

 

通報されるんじゃないかどうかのレベル。もしそんなバイトがあれば僕やりますが笑

 

でもローマ時代はあたりまえで、いろんな店々がこんな少年を登用してました

 

無味無臭で冷酷な現代の広告な一方で、口伝えの明るさと賑やかさがローマ時代の広告にはありました

 

最小努力の最大効果が大好きな合理的動物、人間。もう10年、20年の『広告』のあり方は想像できないくらい変わりそうですよね

 

今にないところに現れたり、ターゲティングの精度もスーパー磨かれて、めちゃくちゃ効率がよくなってたり・・

 

今後の広告の姿はどのように変わっていくのか!?!

  

そんな未来像を考えるきっかけをローマのパン少年は教えてくれましたとさ。ぜひ参考にしてみて下さいね