いつまでも「考えられる」脳みそを持ちたですなあ
新卒のぺーペーがこんな生意気にも脳の習慣に関する書籍を手にとってみた話
よく聞くのが「25歳まで、脳が1番勉強できるんや今のうちに勉強しとけよ」とい若いほど、謎(?)の記憶力など脳のパフォーマンスが良いという主張
それとは180度真逆のことが書かれた表紙に目が止まりました・・・・・
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年をとるほど賢くなる「脳の習慣」
内容紹介
◉中年になると「脳は衰える」は間違いだった!? ~「脳」と「老化」をめぐる探検の物語~
「人の名前が思い出せない」「何をしに行ったのか忘れる」
中年になると、こうした些細なことから「脳は衰える一方である」と感じがちです。
しかし脳科学をはじめとする最近の研究で、若い脳にはない「中年脳」だけに備わっている能力があることがわかってきました。
「問題の大枠をつかみ効率よく処理する」
「物事のつながりを見つけ早期の解決に導く」
「経験をもとにストレスに対応できる」引用:Amazonより
本書では、総体的な脳の賢さレベルと表現するよりも「中年脳」を用い、年齢相応の脳の特性を中心に描きます
その特性が年齢を重ねる度に濃くなる、ゆえに賢い脳と表現します
では何がどう賢いのか、具体的に考えてみましょう
「年」をとるとパターンを見つけるのが得意になる
年齢を重ねるってどういうこと?
と、シンプルに考えた時
若い時と比べて経験・知識の量がめちゃめちゃ増えますよね
恋愛でも、旅行でも、なんでも若い時と比べて変な意味で、プロになる笑
本書では・・・
脳は歳をとるにつれて、ただ衰え始めるのではない。「経験」「熟練」によって文字通り変化する。
中年になる頃には、脳は強力なシステムを発達させるので、複雑な問題の本質に切り込んで具体的な答えを見出すことができる。
中年脳は感情や情報を冷静に扱う。
より素早く、より柔軟に、より陽気にさえなる。
人的ビックデータですね・・
今までの大量の経験からパターン化して、今の状況に冷静な判断を下せるという
本書の「中年脳」の圧倒的な強み!
場数をこなす人はなんでもプロい
僕の周りの人からも言える気がします
「中年脳」だからっというわけじゃなく、その経験の場数が多いほど、パターンを導き出すのがとても器用
恋愛なんかも、場数こなしている人は「駆け引きの達人」だし、生存競争的に賢いヒトです
(うらやましーーー!)
でも「中年脳」にはデメリットがあります
吸収には時間がかかる
これはずっと言われ続けていること
赤ちゃんの語学力上達の早さと、おじいちゃんのその早さの違いがわかりやすいです
「最近物覚えが悪くなってな〜〜〜」
よく聞きますよね笑笑
年齢を重ねるたびに物覚えが悪くなってしまう....
新しい情報に弱いことへの対策
全く新しいことに直面した時に、吸収から使えるようになるまで、と〜っても時間がかかってしまうのが「中年脳」のデメリット
でもあらかじめ知っていたり、得意分野だったりすると、そのパターンに気づけます
料理なんかで例えると、おばあちゃんの料理スキルはかなりのもので、熟練の境地の一つ例として、おばあちゃんの料理脳があるんじゃないでしょうか
今までの料理知識・経験がパターン化して、最適な調理方法の判断が下せるからなんですね
まずいおばあちゃん料理は聞いたことがないので、おばあちゃんの料理の美味しさは普遍的かもしれません
得意なことを深めて、新しいことの概説をなぞる。
これがパターン化できる脳の戦略かなと思います
深いところは深く、それ以外は軽く浅く概要を。これぞベテラン脳
「人間は考える葦である」
フランス人哲学者、パスカルの言葉です
人間はでっかい自然の中ではか弱い生き物にすぎません。クジラ、ゴリラ、ゾウ、ワニなんかに素手で勝てっこないです
われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。
われわれはそこから立ち上がらなければならないのであって、われわれが満たすことのできない空間や時間からではない。
だから、よく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。
どんなに人間が弱くても「考えること」こそが人間が人間たらしめているという!
もう一度・・・!
よく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。
「考えること」に妥協しない限り、「脳」は生き続けて、そのポテンシャルを爆発し続けるのだと、この本から学びました!
「人間は考える葦である」
これ大事。テストにでますよー