まさかのこの時代に、エジプトで新たな遺跡の再発見が・・・!
ピラミッドオタクとしては鳥肌モノの大イベントなんすぅ
常日頃から、エジプトの考古学隊たちの努力のおかげかもしれない。
発見された場所は、エジプトの首都カイロから南に離れたところ、ギザ台地のあたり。
そもそもギザはクフ王のピラミッドでめちゃめちゃ有名ですね!
発見されたのは、エジプト第5王朝のモノ
第5ぉ!?!?!
1とか2とかあるんけ!?そう思う方はいらっしゃるはず。
そうなんです。古代エジプトには第1から第31までの王朝があって、
さらに、古王国、中王国、新王国にまで、分かれてる複雑な王朝変遷をたどってるんです。
今回は具体的なそれぞれのエジプト王朝の話は割愛して、この第5王朝に着目!
この第5王朝は、『古王国』にカテゴライズされて今から約4500年前のエジプトを統治していたんです。(昔すぎる、古すぎる、驚き!)
古代エジプトの王様はファラオって呼ぶのだけれども、馴染みはあるはず。(遊戯王か何かで)
で、第5王朝の初代ファラオは彼、
ウセルカフ
年季を感じるというか、横やんけwという。(古代の肖像あるあるなんですが)
でも彫刻が残ってること自体が奇跡なみで、古王国のものはほとんど残ってないんですね。
新たに発見された墓地とは・・?!
新たに発見されたのが、古代エジプト第5王朝に生きていた巫女、ヘトペトの墓。
そんな墓の内部の壁画がこちら・・・・!
出典:AFP=時事/AFPBB News
ヘトペトってどんな巫女・・・?!
ヘトペトは、古代エジプトの、愛と美と豊穣と安産の女神であるハトホルに仕えていた人物だったのです
ちなみにハトホルはこんな姿。
(いかにも!エジプト!そんな印象でしょう。性別は女性であると考えられています。)
で、ハトホルのパパとママは、太陽神ラーと天空神ヌトであるという。ただただカックイイぃ。しかもラーの母であり妻ともされたのが、当時のユニークな価値観を反映してる感じ。
そんな彼女が舞台のこの壁画。
これだけ鮮明にそれぞれの色素がはっきりと壁画にのこってるのがすごい。
エジプトの考古省も
「この墓には、狩りや漁の場に立っていたり子どもたちから供物を受け取ったりするヘトペトを描いた優れた壁画があり、保存状態も極めて良好だ」
と大絶賛してるんです。
壁画中央には、火を起こそうとする2人の古代エジプト人が描かれて、これから宴の準備なのか!?と連想させる雰囲気が伝わってきますねー
また、その時の音楽に合わせたミュージカルやダンスの場面が描かれてあって、当時の家畜の”サル”を描いた場面もあるという。そのサルは果物を食べたり、人前で踊るというなんとも愉快な場面!
豊穣と安産の女神ハトホル
そんな神にまつわる壁画だけあって、収穫や誕生などのお祝いを表現する場面である推測は濃厚なんじゃないかと!
今から約4500年前に、こんな世界が展開していたなんて・・・やっぱり人間って「お祝い」的な何かこう発散させるようなイベントが好きなんですね。
何千年も経ても、人間の感情の目指すところは変わってない。今も収穫祭でみんな集まってわいわいがやがややりますねよね。やっぱり楽しいもん!!そんなある種の法則性を見出せたことが、人類史の中の「収穫」じゃないかなーーって。
そんな気がした新発見ニュースでした。
古き良きエジプトを感じ取ってみてください!
おしまいっ。