こんにちは、まこさん(@sHaRe_worlD_) です。先日は下記のツイートをしました
「History of Coffe」(コーヒーの歴史)の論文を読むと
— まこさん@世界史ブロガー🍣🌍 (@sHaRe_worlD_) 2019年1月9日
大衆の嗜好品がビールからコーヒーに変わる転換期は歴史的意義が大きくて、中世ヨーロッパに先駆けてアラブ地域の学問が花咲いたのもコーヒーの普及がバックにあって、コーヒーが知的生産に与えた影響は計り知れない
*受験世界史にでないよ!
世界各国から集められた食料品や飲料水やお菓子など『カルディコーヒーファーム』は楽しさと美味しさの溢れる宝庫
『カルディ』はコーヒー豆の発見した人として有名です
一緒にいたヤギがコーヒー豆を食べて、興奮。そこでコーヒー豆の能力に気づいて飲むようになったという話です
そもそも一体『カルディ』という人物は何者なのか?
伝説上のヤギ使い『カルディ』についてリサーチしてみました
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カルディさんって何者?
昔のエチオピア(紀元前850年)は、遊牧生活が中心の世界でした
人々は、ヤギやヒツジを野に放ち共に生きていました
山々は険しく乾燥気候。移動を繰り返して食料調達をしなければでした。そこで、ヤギのミルクは生活必需品のマストフードでした
ある日、カルディというある少年がヤギを連れて山々を歩いていて・・・・(やはり伝説上の人物らしく、コーヒーの起源の論争の中で、エチオピアが原産であることを上手く伝えるために、誕生した人物)
ヤギは、なんでも食べる習性を持っており、こんなコーヒーの木ノ実に飛びかかって食べたとされています
確かに、コーヒーと知らなければ、コーヒーチェリーと言われる程もあって、フルーツみたいで美味しそう!笑
するとカルディ少年と一緒のヤギは急に興奮したのか、立ち上がって、軽やかに踊り始めたのです!!!!www(°▽°)
カルディにとっては、驚きでした
そんな姿は一度も見せたことがなかったからでしょう
*イメージ(興奮するヤギと、まじか!と驚くカルディ)
ヤギがこんなに興奮して、元気がみなぎるとは!この鮮やかな、紅色の木ノ実は、何か不思議な力が宿っているに違いない!
・・・・とカルディは悟ります
そして、それから彼と彼らの仲間、そしてエチオピアを中心とした人々は長〜〜〜い間、コーヒーの実を噛んでました
というのも、コーヒー豆を噛むことでカフェイン(当時は気づいてない)を摂取、シャキッとするからですね
ちなみに、コーヒーの起源はこの地図を参考にしてみてください!
*黒く塗りの部分=コーヒーの原産地です
アラブの国々へコーヒー豆が移動!
エチオピアの向こう岸にアラビア半島があります(特に、イエメンの巨大な港、モカは有名!)
*ここから、インド洋の交易だったり、世界中へ、コーヒー豆は輸出されています
『モカ』という名前は日本でも、コーヒーの名前で使われています
*下記ツイートは雑学です
🌍世界史ぷち講座
— まこさん@世界史ブロガー🍣🌍 (@sHaRe_worlD_) 2019年1月16日
コーヒー豆の「モカ」という名前は有名ですよね。実はこの正体は「モカ」でとれるコーヒー豆ではなく、イエメンの港市として栄える「モカ」に、エチオピアから入ってくる豆なんです。ただ「モカ」が世界にコーヒー文化を拡大させた意義は大きいので「モカ」という名前になってます
*モカの位置
アラビアの世界では、コーヒーは欠かせないもの!中世のアラブの世界では(イスラーム帝国、アッバース朝の時代とか)
とりわけ、知恵の成長(哲学、医学、化学)が抜群に抜きん出ていました。そんな知恵を背景で支えていたのがこのコーヒー!
コーヒーの実からコーヒー飲料が作られるように。カフェインの覚醒作用で意識や思考が明瞭になるコーヒーは、アラブ人の間では議論には欠かせない飲みものになりました
最高の知的パフォーマンスを支えるドーピングだったのですね(°▽°)
今のトルコを経由してヨーロッパへ伝わったとされてます
あるヨーロッパの商人たちが、コーヒーを飲んでみた時「これは、アラブのワインや!!!」と言い放ったほどでした
コーヒーの覚醒効果や得られる気分の高揚にびっくりしたようです
こうしてヨーロッパにもコーヒー飲料の文化は伝わりコーヒー一杯を囲いながら議論するということが習慣になります
知恵・知識の集積や進化が進み宗教改革や啓蒙主義を支えるものになりました
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コーヒーの存在が知られなかったら!?
もし、カルディがコーヒーに気づかないまま、今もコーヒーの存在・効果に気づかなかない社会であるならば全く違った社会になっていたことでしょう
産業革命(ものごとの機械化)を大きく進め、工場労働の働き手も必死に集中して働けたのも、コーヒー飲料の文化の支えがあったからだと、少なくとも言えるはずです。
コーヒーから抽出されるカフェインの存在がなければ、アルコール飲料が代わりにスタンダードとなり、社会がここまで締まらなかったのかもしれません
このように、カフェイン飲料としてのコーヒーの発見とコーヒー文化発展なしに、僕たちの社会の発展はやっぱり語れません・・!
コーヒー起源論争から生まれた伝説だとしても、カルディを讃えたいですね
追記:エチオピアコーヒーの特徴
コーヒーの原産地、エチオピアは今現在でもコーヒーの聖地
今では世界中にコーヒー豆が行き渡り、南米や東南アジアなど幅広い地域産のコーヒーも嗜まれていますが『エチオピア・コーヒー』の特徴をおさらいです
- スッキリとした、フルーティーな香りと酸味
- 甘みは控えめ、苦味が少ない
ブラジルやエクアドルなどのコーヒーと比べると苦味がなく酸味系のテイスト
こうした香りや酸味が強いコーヒー豆の味を一番引き出す方法は
- ミディアム・ロースト(中浅煎り)
- ハイ・ロースト(中煎り)
がオススメです
酸味(酸っぱく、爽やかなフルーツ系)のコーヒは全体的に抽出するというよりもペーパードリップが推奨されます
あるいはカルディの頃のように、原点回帰も面白いかもしれません。つまり、コーヒーを噛み噛みすること(°▽°)
勇気があったらそんなコーヒーの歴史の旅も悪くないでしょう!